★阿修羅♪ > 国際6 > 441.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
イスラエルの対イラン攻撃が現実になったら・・・厄介な海峡の「特攻ボート」
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/441.html
投稿者 稲垣勘尚 日時 2012 年 2 月 14 日 09:21:53: Je/tdYZdw47GA
 

http://jp.wsj.com/World/Europe/node_391914?mod=WSJSeries

イランの核兵器疑惑をめぐる騒動や戦争への懸念は最大限に達している。
バラク国防相をはじめとするイスラエルの当局者は、イランが核施設を拡散し、コンクリートの頑丈な装甲下への地下化を進めて手が出せない状態に至る前に攻撃する必要性について話し合っている。パネッタ米国防長官によると、早ければこの春の攻撃もあり得るという。

この話題に関する大量の論説を読むと、大量破壊兵器への恐怖は完全なヒステリーに変わる寸前にある。われわれはイラン情勢をより冷静に見極めるため、米民間調査機関ストラトフォーのジョージ・フリードマン氏に電話インタビューした。同氏自身、昨年12月にハッカーからストラトフォーに仕掛けられた戦争のさなかにある。

フリードマン氏の見方では、イスラエルが直ちにイランの核施設を攻撃する確率は低い(「4分の1」としている)。1つには、成功させるには米国の支援が必要になること。そして、その支援がありそうにないことだ。選挙の年にあってはなおさらである。攻撃するとなれば、イスラエル空軍が1000マイル(約1600キロ)離れた場所から急襲し、同国潜水艦が同時にミサイル攻撃をかけることになる。船から発射するミサイルには、今回の任務の多くに必要なバンカーバスター(地中施設を破壊する大型貫通爆弾)を搭載できない。

こうした攻撃の対象は、厳重に守られた地下を中心とした複数の施設だ。イランのミサイル防衛システムは、フリードマン氏の言葉で言う「ミッキー・マウス」(表だけ取り繕ったもの、無意味なもの)にすぎない。しかし、「任務は、地上の建物が被弾するにとどまった、イスラエルによる1981年のイラク・オシラク原子炉空爆や2007年のシリアの原子炉空爆とは比べものにならないほど難しい」という。「イスラエルには、欧米メディアでみられる好戦的な姿勢のためにサプライズの余地がまったく残っていない。同国が06年に失敗したレバノンのヒズボラとの戦い(レバノン侵攻)から何か学んだとすれば、空軍の幹部は常にできる以上の約束をするということだ」

しかし、フリードマン氏がさらに問題だと考えるのは、イランへの空爆があった場合の余波だ。ガザのヒズボラやハマスのロケット・ミサイル攻撃によるイスラエル民間人犠牲者は、予想より多くなる可能性がある。1967年の6日間戦争のような電光石火の勝利はないだろう。一方、イランは最大の通常戦力と愛国心に支えられた人口を擁する中東の国として存続しそうだ。

イスラエルの攻撃を受けたイランが最もしそうなのは、ペルシャ湾のホルムズ海峡を封鎖し船の航行を止めようとすることだ。この海峡は世界で生産される原油の約20%が通過する。イランが80年代の対イラク戦争後半に石油タンカー航行を阻止しようとした場所だ。効果はそこそこだった。
しかし今回、米海軍第5艦隊の存在と、他国の海軍が招集される可能性にもかかわらず、イランは当時以上の効果を上げ得るとフリードマン氏はみている。イランは過去2カ月に、従来のミサイル搭載海軍部隊と、大型タンカーや敵の海軍に自爆攻撃を仕掛ける公算が大きい共和国防衛隊の高速艇団が参加した海軍演習を行ったという。イランには、少なくとも米空軍に抑え込まれるまで、ペルシャ湾の船舶に相当な打撃を及ぼしうる対艦ミサイル(SSM)もある。フリードマン氏は、イランがホルムズ海峡その他ペルシャ湾の主要な海峡に多数の機雷を敷設するとも予想している

同氏は、どう少なく見積もっても、ペルシャ湾からの石油の流れは完全に止まらないにしろ大幅に鈍化するとみている。船舶は掃海挺の後を慎重に進むことを強いられ、タンカーの保険料率は急上昇する。大型船が沈没したりひどい損傷を受けたりすればなおさらだ。原油相場は上昇を続け、世界経済の成長を阻害する公算が大きい。

フリードマン氏は「そうした状況においては、イスラエルは現在のイランのように世界の多くから孤立しているだろう」と語る。「イスラエルは核武装したイランを実存する脅威とみなしているかもしれないが、米国、欧州連合(EU)、その他先進国にとっては必ずしもそうではない。イランの核兵器開発を2年だけ遅らせ、イスラエルにつかの間の安心感をもたらす代償としては、1バレル=300ドルの原油は高いだろう」

同氏は、イランの核兵器開発疑惑に対するヒステリーのため、より重要な地政学的問題に対する冷静な判断が曇っているとみる。イランが何らかの核兵器開発に成功したとしても(少なくとも3年先の見通し)、使うことがあればたちまち壊滅されるだろうという。
フリードマン氏からるすと、これよりずっと重大なのはシリア危機の結末だ。アサド政権が何らかの形で存続する場合(同氏は無視できない確率があるとみる)、イランの影響はますます強まる。


★イランの特攻ボート・・米艦隊は全能ではない(米第5艦隊司令官)
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/4105206.html

12日付のy net news は「イランは自殺ボートを有している」との見出しの下に、バハレンに基地のある米第5艦隊司令官が、12日記者団に対して、イランはその軍事力を強化しており、潜水艦隊の増大の他、高速ボートy多数の機雷を有しており、小型艦船の中には多量の爆薬を装填し自殺(特攻)兵器として使用するものも含まれていると述べ、米艦隊は全能ではないが、これらの脅威に十分対抗できる種々の兵器を有している、と語ったと報じています。

イランがこれらの兵器を有することは周知の事実で(敢えて言えば特攻ボートの存在は余り言及されていないかもしれない)、特段新しいことではないと思いますが、イランとの関係が緊張している時にこのような記事を大きく報じる事が、即情報戦争かとも思われる・・(http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4188709,00.html

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年2月16日 10:53:20 : rxQ9HcUdVo
イランが攻撃をはじめたぞ、といっても経済での話し。
ヨーロッパ6カ国への原油輸出停止を国会が決めた。
おまぬけなフランスどうする、まだまだ寒いぞ。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 国際6掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 国際6掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧