http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/433.html
Tweet |
日本にも影響を与えるはずの、フランスの今後の政治の帰趨を決める「2012年フランス大統領選」の記事の一環として、社会党からのフランソワ・オランド候補の演説を紹介中ですが、現職大統領、ニコラ・サルコジーの政策方針も紹介しておきましょう。
国のお金を利用できる現職特権(笑)のためか、これを書いている今、サルコジー大統領はまだ正式な立候補表明はしていないのですが、ル・モンド紙が、2月11日発売のフィガロ・マガジンのサルコジーのインタビューの内容を紹介していますので、それを要約メモします。
●LeMonde.fr
Chômage, immigration : les futures réformes envisagées par Sarkozy
失業、移民:サルコジーがめざす未来の改革
http://www.lemonde.fr/election-presidentielle-2012/article/2012/02/09/les-reformes-envisagees-par-le-candidat-nicolas-sarkozy_1641401_1471069.html
LEMONDE.FR | 09.02.12 | 17h02 • Mis à jour le 09.02.12 | 17h33
フィガロ・マガジンでのインタビューで、サルコジーは彼のこれからの選挙戦のベースを、彼の「フランスのための価値」を引き合いに出しながら説明した。
国民投票
今までの彼の5年間の任期の間は使わなかったが、これからは国民投票を活用する意向。特に、失業者の権利に関する改革について。
失業対策
サルコジーは「手当てが受動的に受給するだけのお金ではなくて、受ける職業研修と引き換えに雇用問題担当の公共サービスが求職者に払う報酬となるような新しいシステムを作る」ことを提案。
移民政策
サルコジーは移民に関する唯一の権限機関を行政法廷にするための外国人権利改革を求める。
サルコジーはまた、不正をより効果的に排除するために、フランス人との結婚による滞在許可(毎年25000件以上)が同じ住居条件と資力条件に当てはめられるようにすることを提案。
(中略)
同性愛の権利
サルコジーは同性愛結婚に反対。同性愛カップルが養子をとることにも反対。
(後略)
(抜粋超要約翻訳引用ここまで)
ところで、サルコジー政権の5年間の政治の評価ですが、うちでは次のような記事で扱いました。
■フランス・サルコジー政権の目玉経済政策「もっと稼ぐためにもっと働こう」の結果が検証された。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-2826.html
■仏大統領選についての日本の新聞記事(メモ)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3186.html
今までの目玉政策が不調であったのなら、これからもあまり期待できないというのが私の単純な感想です。
さらに、次のような記事によると、サルコジーが決選投票に進んだとして、フランスの中道派勢力の支持もあまり得られない模様です。そういう点からも、確かにサルコジー、「歴史的苦戦」のようです。
●leParisien.fr
Douste-Blazy ne voit pas «comment un centriste peut voter Sarkozy»
http://www.leparisien.fr/election-presidentielle-2012/candidats/douste-blazy-ne-voit-pas-comment-un-centriste-peut-voter-sarkozy-10-02-2012-1855033.php
P.Th. | Publié le 10.02.2012, 10h53 | Mise à jour : 14h03
失業対策のところはもう少し詳しくサルコジーの政策構想を聞いてみたい気はしますが、ただそれだけです...。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3188.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。