http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/400.html
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http://japanese.ruvr.ru/2012/02/02/65171851.html
米、英、仏はペルシャ湾への派兵を開始した。専門家らは3国がイランとの戦争に備えているとの見方を表している。軍からの情報としてマスコミが伝えた情報によると、攻撃開始は初夏にもなりそうだ。
米国はイスラエル、クウェートの駐留軍の規模拡大も開始した。サウジアラビア、アラブ首長国連邦には英仏の軍部隊が次々と到着し始めた。矛先はイラン。イランの核開発プログラムは西側の不満と不安を呼ぶようになって久しいが、これに加えてここ数ヶ月に攻撃開始の引き金となりかねない事態が発生した。それがホルムス海峡である。ホルムス海峡はペルシャ湾地域の石油が世界市場へと運び出される上での重要な輸送路となっている。イランはこの海峡を封鎖するぞと威嚇し、これに西側同盟国らは封鎖が実施された場合、これに攻撃で応酬すると応えた。これについてロシア科学アカデミー東洋学研究所の専門家、ウラジーミル・サージン氏は、こうした緊張の反面、当事国のうち実際に戦闘開始を覚悟している国は一国もないとして、次のように語っている。
「戦争が開始されるとして、この当事国のいずれもが国内に非常に深刻な政治状況を抱えている。米国ではすでに大統領選のキャンペーンがスタートしており、フランスも同じく大統領選を間近に控えている。大体において、現在欧州は経済問題にかかりきりで、戦争に時間を割いている余裕もない。イランでも3月2日に議会選があるが、これはこの国にとって非常に重要な意味を持つ選挙だ。また大統領選も翌年13年の夏に控えている。」
こうした事情はあるものの、ペルシャ湾海域に軍備が集中しているということ自体、一触即発の状況を招きかねない。故意ではない一発の砲撃がきっかけとなって、双方が攻撃を開始する事態は十二分にある。
ペルシャ湾に外国軍が集中配備されており、状況の圧迫化していることで、イランと各国際組織との間ですでに開始されている交渉プロセスが途切れてしまう恐れがある。ロシアのヴィターリ・チュルキン国連大使は、ロシアを始めとする多くの国は武力行使や制裁によってイランの問題を解決することは無可能だという立場をとっているとして、次のように語る。
「ロシアは、制裁による方法はつきており、国連安保理でイランの問題を話し合う余地はもうないといい続けてきた。これを解決するには6カ国協議とイラン、国際原子力機関(IAEA)とイランの交渉に真剣にゆだねなければならない。この交渉のテーブルには希望のもてるしるしがある。現在イランにはIAEA代表団が滞在しており、何らかの希望はある。そうはいっても、西側とイランの間の軋轢は高まっており、依然として非常に憂慮すべき事態は続いている。これは今年12年の最大の問題となるだろう。」
ペルシャ湾での戦争開始を憂慮するロシアに集団安全保障条約機構加盟国らが同調し、また国際的に大きなプレーヤーである中国もイランに対する戦争反対を積極的に唱え始めた。残念なことに今のところロシアの警告も中国の反対も西側連合国の武力による中東紛争解決への道を押しとどめることはできていない。
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■イランの核開発(イスラエル軍情報部の推定)・・2年以内に4個の核を配備?
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/4094276.html)
イランの核開発問題については種々の推定(主張)がされているところ、2日付のhaaretznet はイスラエル軍情報局長 Aviv Kochavi の推定を報じています。
これは安全保障に関するヘルツェリア会議での彼の発言とのことで、この発言が対外(または対内)宣伝のための情報作戦で無ければ、イスラエル軍情報部の長の発言として、取りあえずは最も権威のある推定かと思いますので、取りあえず記事の要点のみ次の通り。
Aviv Kochavi 部長は、イランは現在4tの低濃縮ウラニュームと約100kgの20%濃縮ウラニュームを保有しており、これらすべてを90%の濃度にまで濃縮すれば、4個の原爆に必要なウラニュームとなるとして、それから核爆発物を製造するには約1年を要するであろうと述べた。
彼は更に、この核爆発物を兵器として実用化するためには、もう1年ないし2年かかるであろうと述べた。
しかし、彼によれば、イランの核兵器保有問題は、技術力の問題ではなく、政治的決断の問題で,その決定をできるのは最高指導者のハメネイだけであると指摘した。
彼はまた、イランに対する制裁は効果を上げつつあり、イランでは失業率が16%、インフレ率が24%にも達しており、成長率は略ゼロであるとしたが、現在までのところ制裁がイランの戦略を変更させるまでには至っていないと指摘した。
その他Aviv Kochavi 部長はイスラエルを狙っているミサイルは現在20万基に達しているが、イスレルはこれに対処できるとした。
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/some-200-000-missiles-aimed-consistently-at-israel-top-idf-officer-says-1.410584
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