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【12月22日 AFP】欧州連合(EU)の最高裁判所に相当する欧州司法裁判所(European Court of Justice、ECJ)は21日、EUが1月1日から域内に発着するすべての航空機を対象に導入する温室効果ガス排出規制は合法だとする判断を示した。
EUが予定している温室効果ガス排出規制に対し、米国やカナダの航空会社が導入を阻止しようと国際法違反などと主張したが、ルクセンブルクにある欧州司法裁はこの訴えを棄却した。
EUはECJの判断を歓迎しているが米政府は反発しており、欧米は真っ向から対立しそうだ。
訴えを起こした米エアラインズ・フォー・アメリカ(Airlines for America、A4A、米航空輸送協会(Air Transport Association of America)から改称)は英高等法院への提訴を検討するとしながらも、その間は「不服ながら」EUの規制に従う方針だ。北米の航空各社は、EUの規制は差別的で、形を変えた不当な課税だと非難している。
米運輸省は今回の訴訟の原告に含まれていないが、域内の方針を外国の航空会社にも強制するEUの計画には「法的見地からも、政策的見地からも強く反対する」と発表した。(c)AFP/Claire Rosemberg
http://www.afpbb.com/article/economy/2847155/8224539
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