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(CNN) アフガニスタン国境に近いイラン東部付近で今月初旬起きた米国の最新型無人機の墜落で、複数の米国防総省高官は17日までに同機はイランの核関連施設の偵察任務に就いていたことを明らかにした。イランはウラン濃縮など独自の核開発政策を進めて欧米と厳しく対立、国連の経済制裁も受けている。
米政府や北大西洋条約機構(NATO)当局者は当初、無人機はアフガン、イラン国境周辺を警戒飛行中に機器故障を起こして針路がそれ、イラン領内に進入したと説明していた。オバマ大統領はその後、イランに対し無人機返還を要求し、同機がイラン領内に墜落した事実を認める格好にもなっていた。イランのアフマディネジャド大統領は返還を拒否している。
パネッタ国防長官は14日、訪問先のアフガニスタンの首都カブールで墜落した無人機の任務について詳しい言及は避けたが、イランを偵察飛行していたことは否定しなかった。無人機は重要な諜報(ちょうほう)収集に当たっていたとも語った。
米軍高官によると、無人機「RQー170センチネル」の偵察飛行を実施していたのは米中央情報局(CIA)で、アフガン政府には同国領空を利用してのイラン領空での警戒飛行は連絡していなかった。CIAはまた、イラン領空での任務を米国防総省にも知らせず、同省は墜落の一報が入った際、事態の把握が出来なかったとしている。
RQー170は米国の最先端の無人偵察機で、最大約1万5000メートルの高度での飛行が可能。最新型の防空システムを回避出来る性能も持つ。
イランは今回、同機の制御システムを電子かくらんして着陸させたと主張しているが、米情報機関の元当局者はこれを否定。同機の通信機器に不具合が起き、制御の指示が伝達出来なくなったと説明している。
また、機体底部にあるセンサー装置が大きく損傷し、冷却液が機内のコンピューターを損壊させた可能性があるとして機密情報がイランに漏れる恐れは少ないとの見方を示した。このセンサーは核関連施設から空中に飛散する化学物質を探知する能力を持つ。
イランのカザイ国連大使はCNNに対し、無人機はホラサン州のイラン領内へ約250キロ入った地点で墜落したと明らかにしている。同州タバス市に近い場所としている。イランの核関連施設は中央部や北西部にあるとされ、無人機の墜落地点からは数百キロ離れている。
http://www.cnn.co.jp/world/30004963.html
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