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アウンサンスーチー(桜井元さんへのお答え)・・ヒラリーの手のひらで踊る「民主化運動家」
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/262.html
投稿者 尚林寺 日時 2011 年 12 月 08 日 12:32:46: JaTjL5JPya4go
 

http://huzi.blog.ocn.ne.jp/darkness/2011/12/post_1571.html

いま『パトリス・ルムンバの暗殺』と題して、キャンベル教授の論考:
50 years after Lumumba: The burden of history, Iterations of assassination in Africa (ルムンバから50年:歴史の重荷、アフリカにおける暗殺の繰り返し)
の翻訳を続けていますが、前回(2011年11月30日)のブログに対して桜井元さんから重要なコメントを頂き、アウンサンスーチーについての私の見解を求められましたので、今回はそれにお答えしたいと考えました。

新聞やテレビで、米国のヒラリー・クリントン国務長官がミャンマーを訪問したニュースが報じられました。背景には米国と中国との勢力争い、対北朝鮮戦略などがあるそうですが、★それにしてもよくわらかないのがアウンサンスーチーという人物です。民主化運動の指導者で1991年にノーベル平和賞を受賞した彼女は、自邸でヒラリーと抱き合い、「われわれが一緒になれば、民主化の道を逆行することはないと確信している」と語ったそうです。
ちなみに、映像に移った自邸というのがたいそうな豪邸でした。・・とあります。

私はもともとアウンサンスーチーについて強い関心を持ったことがなく、勉強もしていませんから、妥当な判断を下す能力も資格がありませんが、★米国が彼女を自己の情宣活動の一つの駒として利用して来たのは明白な事実であり、その点ははっきりと断定することが出来ます。

★その動かぬ証拠の一つは、米国がこの10年間に取って来たハイチのアリスティド元大統領に対する処置です。ハイチ問題については、このブログで何度も取り上げてきましたので、出来れば読んで下さい。この10年といえば、ミャンマーの軍事政権によるアウンサンスーチーの政治活動の抑圧と自宅軟禁を米国が声高に非難していた時期と重なりますが、同じ米国は、一方で、アリスティドと彼の民衆的政治基盤に対して、ミャンマー政府とは比べ物にならない暴力を行使していたのです。

米国の暴挙について日本版ウィキペディア「ジャン=ベルトラン・アリスティド」をお読みになる場合には、どういうわけか、米国寄りの宣伝臭が強く残っている事にご注意下さい。英文Wikipediaの「Jean-Bertrand Aristide」の内容は日本語版より遥かに充実していて、かつ、より公平正確です。日本語版と英語版との両方を読み比べると、こうした政治的外交的事象についての真実を押さえることがどんなに難しいことかが痛感されます。

その最近の例の最たるものはリビアです。NATOの3万発のミサイル攻撃とそれにカバーされたおそらく万のオーダーの傭兵によって成し遂げられたリビアの独裁制から“民主制”への移行が一体何であったのかがはっきりするには未だ数年はかかるでしょう。

この日頃、私の心を痛めているのは、北アフリカの人口5百万の小国エリトリア(Eritrea)の命運です。もう程なくこの黒人小国は米欧によって粉砕抹殺されてしまうでしょう。今度も表向きはUNとNATOと現地代理戦傭兵隊によってエリトリア人が凶暴な独裁者から救われ、“民主”政権が樹立されることになりましょう。

これだけは間違いのないところですが、皆さんが、この国が瓦解してしまう前に、この国の国民生活についての幾つかの基本的事実を知ることがどんなに困難かを実地に経験して頂きたいと、私は強く願います。そのため少しばかり実地の案内をします。

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(1) http://kaze.shinshomap.info/series/rights/10.html
 人間を傷つけるな!  土井香苗    10/01/31
 第10回 エリトリア人弁護士から見た“世界最悪”の独裁政権国家
戦争や虐殺など世界各地で今日もなおつづく人権蹂躙の実情に対して監視の目を光らせる国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)。2009年春開設したHRW東京オフィスの土井香苗ディレクターが問題の実態を語る。
***「北朝鮮よりも“人権”のない国?」
<藤永註>この記事によると、絶望的な独裁制の下でエリトリア国民は塗炭の苦しみにあると思われます。

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(2) http://std-lab.typepad.jp/yamada/2008/09/stop-aids-0d48.html
山田耕平の「愛」がエイズを止める(第6弾)〜エリトリア自転車&STOP AIDツアー
<藤永註>こちらの記事は次のように始まります。:

「ただいまエリトリアから帰国しました!
多くの人たちにですが、どうだった?って聞かれましたが、まずお伝えしたいのは、アフリカでこんなに治安も良く、安全な国があったとは思わなかったということです。
アフリカの多くの国では、首都を夜歩くなんて自殺行為に等しいのが現実ですが、エリトリアの首都アスマラは本当に治安が良く、安全でした。また首都アスマラはゴミもほとんど落ちておらず非常に綺麗で、またイタリア植民地時代のコロニアルな雰囲気の建物が残っていて、素晴らしい町並みです。」
この文章を読みながら、私はリビアの首都トリポリについても似たような印象を伝えた記事を思い出していました。

***********************************************
(3) http://www.moj.go.jp/content/000056397.pdf
出身国情報レポート「エリトリア」  2010年6月
<藤永註>この50頁にわたるpdfは米英側のほぼオフィシャルなエリトリアの誹謗文献の典型であろうと私は判断します。この書き物の内容は(1)の国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の報告に依存して大きくいると思われます。

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(4)http://blackagendareport.com/content/eritrea-island-food-africa’s-horn-hunger
<藤永註>この記事の著者は2006年以来エリトリアに住んでいる英国系白人の独立ジャーナリストで、現エリトリア政府に同情的姿勢を明白にしている人物ですが、独裁者Isaias Afwerkiの回し者ではないと私は判断しています。参考までにこの記事の終りの部分をコピーして訳出します。

(エチオピアの平均寿命は降下している、いや急落していると言った方が良いが、その一方で、(すぐ隣りの)エリトリアでは、世界銀行ですらが“劇的に”という表現を使うほど、平均寿命が延びているのだ。エリトリアは(国連の)ミレニアム開発目標(MDG)で、特に児童の健康、マラリアによる死亡防止、エイズの感染減少の分野で、目標の達成が期待されるごく少数の国家の一つである。★ヒラリー・クリントンは、エリトリアは独裁国家、エチオピアは民主国家と言うだろうが、もし、人権というものを、インチキ投票箱,お手盛り選挙ではなく、クリーンな飲料水、食べ物、住まい、保健医療が得られるかどうかで測るならば、エリトリアが民主国で、エチオピアが独裁国ということになるだろう。
アフリカの角(アフリカ大陸の右肩の地域)は何百万かの人々にとって空腹の角とも言えようが、この旱魃と飢餓と受難のただ中で、小さなエリトリアとその5百万人の国民は、食糧不安のない孤島として、生活し、成長している。− 以下略 −)

★これを読みながら、私の想いは又しても今回NATOによって“民主化”されない前のリビアに立ち返ります。エリトリアでは毎年国際的な自転車レースが行なわれています。今年の国外からの参加者の数人が上掲の(2)の山田耕平氏のエリトリア描写と殆どそっくりの観察を報告しています。また、エリトリアが国連のミレニアム開発目標に関して優れた成果をあげていることはネット上に沢山の公式データがあります。リビアの場合にも国連がその国民生活の質の良さを確認するデータを発表していたことはこのブログでも報告したことがありました。もう間もなく、この小国は大国のエゴイズムによって粉砕され、私は「エリトリア挽歌」を書く羽目になるのでしょう。

エリトリアの独裁者イサイアス・アフェウェルキは、その独裁の熾烈さにおいて、ルワンダのポール・カガメとよく同列視されます。決定的な違いは、米欧にとって、カガメが飛び切りの優等生であるのに、アフェウェルキは言語道断の非行人物だということです。アウンサンスーチーとアリスティドとの相対地位とも通じている所があるかも知れません。(中略/藤永茂)

 

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コメント
 
01. 2014年10月24日 02:00:47 : fkBRItH1as
NAVER まとめ

美しいリーダー『スパイ・スーチー』の素顔と恐怖。


更新日: 2013年05月14日
http://matome.naver.jp/odai/2136621323704745201


(抜粋)

◉ アウンサンスーチー夫 英国諜報部MIー6のメンバー ◉


 マイケル・アリス ▶ 英国情報局局員    (二人の結婚写真)

▶女史の亡くなったご主人マイケル・アリスは英国情報部の幹部でした。

女史は知ってか知らずか、民主化の名の下にミャンマーを資本主義化して、

豊富な天然ガスの権益を取ろうとする英・米が送り込んだ謂わばスパイです!?

▶アウンサンスーチーはイギリス人と結婚しているが、その夫マイケル・アリスが

イギリス諜報部員の幹部だった(すでに死去)のだから、彼女とイギリスの深い

つながりを疑わない人間はいない。

▶マイケル・アリスはスーチーのオックスフォード時代の後輩で

チベット研究家、となっているが本当は英国諜報部MIー6のメンバーであり、

ある確かな意図を持ってスーチーに近づいたのは明白である。


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