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【ロンドン時事】7月に起きたノルウェーの連続テロで、同国司法当局は29日、ブレイビク容疑者の犯行時の責任能力を否定する精神鑑定結果を公表した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011112901014
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責任能力を否定したとすれば、日本で言う心神喪失状態にあったということだろう。容疑者は自らを歴史的人物になぞらえたり、英雄気取りで衣装をまとい、ポーズをとって撮影した写真を残したりしている。
容疑者はネット上に1500ページを超える文書を残しており、内容は「約10年に及ぶ学術的な研究と、爆弾の製造法について日々思ったことなどが一緒につづられ、時に細部の散らかった論文、時にとりとめのない雑文だった」という。犯行については、「数世紀に及ぶイスラムによるヨーロッパの植民地化を終わらせるため、それに必要な革命を起こすために準備した『先制攻撃だ』と記している」とのこと。
「数世紀に及ぶイスラムによるヨーロッパの植民地化」という主張は、「陰謀論」とすればそういうふうに考える人間がいても不思議ではない。何しろ「陰謀論」は「何でもあり」だからである。
しかしながら容疑者の極右・排外主義の行動は常軌を逸している。「革命」的な反移民運動に火をつけることを狙って実行した犯行ではあるが、100人近くを殺害した犯人に同調する者が現れるはずもなく、当然のことながらノルウェーでは、極右・排外主義に対する猛烈なバッシングが巻き起こった。
この現実とまったくかみ合っていない容疑者の言動が、「責任能力を否定」という結論につながったのだろう。
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