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“アラブの春としているほど自発的なものではない。そうした運動の黒幕である扇動者達は、“グローバル・パワー・エリートの大規模計画を立てるオトモダチから、ちょっとした支援を”常に得ている。
何十年間もの、まどろみの後、2011年早々に始まり、北アフリカから中東に至る何百万人ものアラブ人が、突然目覚め、街頭でデモを繰り広げ、警官や治安部隊と激しく衝突し、自国政府を打倒し、ある場合には、リビアでは自らの国を、外国人テロリスト、自国の暴漢、CIA工作員、NATO爆撃機等々の邪悪な連合に引渡し、ついには、自国の非常に優れた指導者ムアマル・カダフィを、グローバルにTVライブ放送される中で殺害するに至ったというのは、むしろ奇妙ではないだろうか?
疑問: 革命や、混沌、街路や広場での市街戦、何千人もが死亡し、負傷し、政府丸ごとを暴力で打倒するに至った、これらの大規模な社会的動乱は、一体どれほど自発的なものなのだろう? ある程度は、きっと自然発生的なのだ。全体にとっての重要な問題を、益々解決できなくなっている自国の政権に人々はうんざりしているのだ。
実際、世界中のどこの国でも、世論調査をすると、平均して、国民の半数は、現行の政権、更には政治家全体も否定するものだ。より明晰で、意思的な人々は、政治家達を 銀行カルテルなり、石油や採掘企業、メディア王、国内、外国ロビーや、様々な戦争を商売にする連中なりの、あれやこれやの金権エリートに従属する単なる傀儡と見なしている。
混乱状態にあるのは、カイロ、トリポリ、ダマスカスや、ベンガジの街路だけではなく、ニューヨーク、ロンドン、オークランド、マドリッド、アテナやローマの街頭もそうなのだから。不気味なことに、社会的暴動の標準的な画像は、どこのものも同じだ。不満を抱き怒りに満ち、貧窮化した、抗議デモの参加者達が、警察や治安部隊と衝突する。貧しい人々が、貧しい人々と戦うという悲しい光景だ… 一方、超富裕な銀行家達が、50階にある寝室から下を見下ろし、ウイスキーを啜りつつ、眼下でくり拡げられる光景を笑っている姿を想像することができる…
現在の楽観的な響きの“アラブの春”は、一体どこが違っているのだろう? 基本的に、起きて不思議がないような内乱や大衆暴動というものは、自国民にとっての国益と全く無関係に、自分達の計画を推進するため、その地域の国々を不安定化させることに権益を持った、しっかり訓練され、十分な資金提供を受け、十分に支援された、外国、自国の扇動者や工作員連中によって、意図的に、故意に、ひき起こされるのだ。彼らは特定外国勢力の権益、とりわけ、アメリカ、イギリス、イスラエル、フランス、EU諸国や、グローバル・パワー・エリートを埋め込んだ地域である、サウジアラビア、バーレーン、UAE、クウェート等において、彼らの手先として動く連中と手を組んでいて、全く別の思惑を持っている。
実際、これは、世界の主流マスコミが、実際、ある国民が、自分たち対して、されていることを見て、理解するという能力を、知的に大規模破壊する万能の武器として機能する心理戦争にもとづく、全く新しい戦争の仕掛け方なのだ。あらゆる戦争同様に、その狙いは、国や地域を丸ごと征服し、支配することにある。
現代の戦争は、強大な国々が、むき出しの侵略から、隠微な破壊活動にいたる、五種類の、異なった重複する全体的レベルの侵略を、弱小で食欲をそそる国々にしかけることで行われる。
1. 軍事侵略 - 標的の国家を、完全に打倒し、征服することによる直接支配を実現するもの。これには大きな欠点がある。夜のニュースで、いかにも見栄えが悪い。現在、これは、イラク、アフガニスタン、パレスチナにあてはまる。リビアは、移動標的だ…
2. 軍事クーデター - 自国民を攻撃する外国勢力を進んで支持する、対象国内の軍/民間人の協力者や、売国奴を見極め、支援するもの。中南米では、60年代と、70年代に、アメリカが支援したクーデターが、チリ、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビア、アルゼンチンでおきた… 現在、我々はエジプトでこれを目撃しているもののようだ。
3. 金融クーデター - “グローバル・パワー・エリートの命令を喜んで推進しようとはしない政府を、銀行カルテルが追い詰めるもの”その例は、アルゼンチンの、2001/2の崩壊で、それ以前には、メキシコ(1997)、ロシア(1998)、ブラジル(1999)があった。現在では、ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド、アイスランドで… 戦車のかわりに、連中は、IMF、世界銀行、米財務省、欧州中央銀行等を駆使する…
4. 政治クーデター - “危機”の組み合わせを、柔軟に活用して、イタリアのマリオ・モンティや、ギリシャのルカス・パパデモスのような日米欧三極委員会のメンバーによる、選挙で選ばれたわけではない政府を押しつける…
5. 社会クーデター - 現在の心理戦争だ。まずは、対象国内の社会的不満や、苦悩、対立や、先祖伝来の憎悪を特定し、そして、それを、適当なスケープゴート/カモになすりつけ、次に、その同国人や、外国人扇動者や“自由の戦士”を支援し、武装させ、西欧マスコミには、抜かりなく、誰が“善玉”で、誰が“悪玉”かを、世界に明確に示すようにさせるのだ。現在の“アラブの春”。将来“中南米の春”や“東南アジアの春…”あるいは“旧ソ連共和国の春、等々を目にすることになるのかも知れない…”
現在、多くの国々が、これらカテゴリーのどれか、および/または、あるカテゴリーから、別のカテゴリーに、エスカレートしたり/格下げられたりというそのいくつかの組み合わせにあてはまる。エジプトは、“カテゴリー5”として始まり、“カテゴリー2”にエスカレートした。リビアも、“カテゴリー5”としてはじまり、爆撃されて、正真正銘の“カテゴリー1”となった。
グローバル・パワー・エリートによるマクロ管理は、それぞれの国における、彼らの特定の目的や権益が、動因だ。連中は、依然、強力なアメリカや、核兵器を保有したイスラエルや、安定したドイツは必要としているが、連中は、強力なロシアや中国、核兵器を保有したイランや、安定した中南米を決して望んではいないのだから…
カリブ海のハリケーン警戒体制のように、地域、いや全世界レベルでの政権転覆警戒体制の設置を始めるべきなのかも知れない。そういうものは、戦争、死、破壊の暗雲が湧き出るのを監視するのに、きっと役立つだろう。
Adrian Salbuchi for RT
-アドリアン・サルブチは、アルゼンチンの政治評論家、著者、講演者、ラジオ/TVコメンテーター。www.asalbuchi.com.ar
原文のurl:rt.com/news/arab-spring-western-help-025/
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昔、ソ連の新聞、信頼に値しないといわれていた。
プラウダ(真実という意味)紙には、イズベスチア(ニュースという意味)なし。
イズベスチア(ニュースという意味)紙には、プラウダ(真実という意味)なし。だと。
属国マスコミにも、似たようなことが言えそうだ。
たとえば、
•日本経済新聞では、米国経済推進記事が自由に読める。
•日本放送協会の報道番組では、米国放送協会報道が自由に見られる。
報道丸ごと、地位協定の世界。
民主党も自民党も、公明党も、もちろん、みんなの党も、特定外国勢力の権益、とりわけ、アメリカ、イスラエルや、グローバル・パワー・エリートを埋め込んだ地域である日本において、彼らの手先として動く連中と手を組んで、全く別の思惑を持っているのだ。
と思うと、新聞、テレビ、御用評論家の出鱈目な発言、というより、プロパガンダの「意義」がわかるような気がする。
プロパガンダには宣伝以外には「意味」がないのだから、解読しようと考えるのは時間の無駄だろう。
だから、「語彙・読解力検定」なるもの、つまりは属国奴隷度検定だろう。
どのみち属国奴隷度検定を受験するなら、TOEICやTOEFLのほうがましかも知れない。
わずかな受験経験から見れば、これも当然、アメリカ語文化圏奴隷度検定。
属国奴隷としては、TPP加盟後、英語が公用語になり、日本語が古語になってしまう可能性を考えれば、アメリカ語を身につけたほうが生きやすかろう。
もちろん、アメリカ語を身につければ、より良い仕事につけるというのではない。
良く言うではないか。
ニューヨークでは乞食すら英語を話す。
東京では乞食すら英語を話す、ようになる日がくるかも知れない。嵐に備えよう。
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