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リビアのカダフィ政権を倒したのはNATO勢力であり、そのNATOの次の標的としてシリアが上げられるが、このNATOのシリア攻略を阻止せんと、ロシア軍艦がシリア領海に入ってきた。
既にこのブログでは、「このシリアに軍事基地を持つロシアがそれに対して黙ってみているとも思えない」と6月21日号の「シリアの不安定化と中東拡大戦争(その2)」などで指摘してきたが、その通りの展開となっている。
このように中東地域で「政権交替」作戦を次々と推進しようとする欧米側の動きは、それと対抗するロシアをこの地域に軍事的に介入させるまでになってきていることを見ても非常に危険な動きとなっている。
これにトルコの動きが絡まり、勿論イランが絡まってくることで、再び中東は緊張する時期に入るが、同時的に進んでいるのが、ヨーロッパの財政・金融問題であり、アメリカ中に起きている格差反対デモの活発化運動である。
このような人間たちの欲の皮の突っ張りあいの活動を尻目に、大自然が不気味な動きを開始している。今年の3月11日の東日本大震災を皮切りに、大きな被害を出す地震や洪水、旱魃、そして最近数週間に渡って太陽黒点数が100以上を記録する日が続いており、11月9日には208個の黒点が観測された。
今年から来年に掛けてこの太陽黒点数が異常なほど増加していく。肉眼でもその黒さを認識できるくらいになった場合の太陽電磁波は強烈なものとなるだろう。多くの電子機器の作動に狂いが生じてくることになる。また電気信号で動く人間の心臓も多大な影響を受けるようになる。
人間は戦争などをしている場合ではなくなるのだ。
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●ロシア軍艦がNATO攻撃阻止のためシリア領海に進入http://www.propagandamatrix.com/articles/november2011/181111_russian_warships.htm
【11月19日 By Paul Joseph Watson】
ロシア軍艦が「人道的介入」の口実でのNATOによるシリア攻撃阻止のため、シリア領海に進入した。
「ロシア軍艦は、シリア領海に到達するだろう、とシリア通信社が17日語った。これは、ロシアはシリア国内騒乱に対し、いかなる外国の介入をも阻止するという明確な欧米側に対するメッセージを示す動きである」とイスラエルのハアレツ紙は伝えている。
ロシアは最近、シリア保護のための動きを強化している。セルゲイ・ラブロフ外相は、シリアのバシャール・アル・アサド大統領はデモ隊に血の弾圧をしているとする欧米勢力の非難に対抗し、同国の騒乱は断固として内乱であるとしている。
「人道的介入」とされたリビアにおける攻撃で見たように、NATO勢力はアサド大統領の攻撃を悪逆非道な仕打ちであると喧伝しているが、反対派の似たような攻撃、例えば今週起きたシリア空軍情報部施設に対する攻撃で20人の保安部隊員を死傷させた攻撃などには目をつぶっている。
アメリカ国務省のマーク・トナー・スポークスマンは、シリアは内乱状況にある、というロシアの見解を否定し、「アサド政権は無垢なデモ隊に対し暴力、恐喝、抑圧のキャンペーンを推進している、と考えている」と語った。
勿論、NATOが支援するアルカイダ反乱者がリビアで戦闘機を指揮しグレネード・ランチャーを使用していたのさえ、「無垢なデモ隊」による行動だと我々は告げられていたように、似たようなレトリックを聞かされている。
以前我々が報告したように、NATO支援の政権交替の標的として、イランが次であるとする圧倒的な予想に反し、シリアが次の標的となりそうである。
オバマ米大統領は既に8月の時点でアサド大統領は政権を去るべきだ、呼びかけた時点でシリアに引導を渡している。
ロシアからの救援がなければ、シリアはNATOの攻撃から身を守ることはできない。「純軍事的には問題はないと考える。シリアは欧米システムに対する防衛力は持っていない。しかしリビアよりかは危険を伴うかもしれない。これは相当厳しい軍事作戦になりそうだ」とジャン・ランナウ元フランス空軍参謀長は語った。
軍事介入を正当化するための嘘を作り出す天才であることを示した欧米メディアであるから、アサド政権の行動が全くの悪逆非道なものであるか、あるいは内乱状態での正当なる動きかは、まだはっきりとは分からない。権力濫用は脚色されていると非難する者がいると思えば、ロバート・ベアー元CIA職員やアラステアー・クルーク元MI6職員は、シリア人は間違いなく変化を望んでいるが、それはNATOによる「人道的介入」の形式ではないやり方を欲している、と指摘している者たちもいる。
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