http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/198.html
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http://japanese.ruvr.ru/2011/11/11/60214204.html
アメリカのヒラリー・クリントン国務長官はハワイのホノルルで声明を表し、アメリカは、アジア太平洋地域における指導的役割を目指すとの考えを明らかにした。現在、ハワイではAPEC(アジア太平洋経済協力)サミットが開かれている。
クリントン国務長官によれば、現在アジアでは、アメリカの指導的役割を必要とするような問題が存在しており、南シナ海におけるシーレーン問題をはじめ、朝鮮半島情勢などにおいては、アメリカの介入が必要だと指摘している。
またアメリカは「地域におけるバランスのとれた包括的な経済発展を志向する」としており、アジア太平洋地域における戦略では、「幅広い外交的リソース」が活用されるとしている。
アメリカは、安全保障における各国との2国間協定を強化すると共に、発展途上国との関係発展、地域連合との協力、および軍事的プレゼンスの強化を目指しているという。クリントン国務長官は、地域の軸として、日本、韓国、オーストラリア、フィリピン、タイとの同盟を挙げている一方で、最も複雑な関係として、中国との関係を挙げている。
クリントン長官は、中国との前向きな関係の発展に関心を持っているとしながらも、中国の人権を取り巻く状況を非難している。また安全保障および経済の分野での台湾とのパートナー関係も確認している。
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■米国防省 中国戦略を冷戦モデルに従って策定
http://japanese.ruvr.ru/2011/11/11/60220124.html
アメリカ国防省が、中国に対する軍事コンセプトの策定において、冷戦時代を彷彿とさせるやり方を使用していることが、「ワシントン・タイムズ」の報道で明らかとなった。コンセプトでは、中国の陸海空軍をはじめ、軍事衛星、サイバー攻撃、潜水艦、ステルス機、長距離ミサイルなどに対して、アメリカの空軍、海軍、海兵隊などを対置させるやり方となっている。
「ワシントン・タイムズ」がアメリカ軍高官の話として伝えたところによれば、このコンセプトは第三国に向けられたものではない、という。しかし、コンセプトで想定されているような兵器を有している国が、中国以外に存在しているのかどうかには触れられていない。
またホワイトハウス高官の話では、今回のコンセプトは、アメリカの中国に対する態度について、冷戦型の精神を示すものだという意味で、重要な出来事だとされている。
かつては、ソビエト連邦に対する戦略において同様のアプローチが採用されており、当時、世界の各地で、ソ連の拡大を押さえるための戦略拠点が設けられていた。現在、アメリカは、中国が地域における海上航行の自由を妨害することを懸念している。
新しい戦略では、長距離爆撃機の開発や、潜水艦とステルス機の共同作戦などが想定されており、海軍、海兵隊、空軍が中国国内で共同作戦にあたることも規定されている。また中国に展開されている対空ミサイル拠点の占拠や軍事衛星の機動力の向上、サイバー攻撃対策なども含まれている。
これより先10月、アメリカのレオン・パネッタ国防長官は、アフガニスタンからのアメリカ軍撤退およびイラク情勢の正常化の後には、アジアに焦点が移される、と指摘しており、アジア地域における軍事プレゼンスの強化を目指すことを明らかにしていた。
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