http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/113.html
Tweet |
[ポルトープランス 29日 ロイター] 国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長は29日、昨年1月に30万人以上が死亡する大地震に見舞われたハイチについて、依然として60万人が厳しい状況下での生活を強いられており、国際社会は同国への支援を続けるべきだと訴えた。
復興途上にあるハイチを訪問したアモス氏は、先進国が自国の経済問題への対応に追われ、ハイチへの人道支援が軽視されている可能性があると懸念を表明。「私の仕事の一部は、ハイチを忘れさせないこと。キャンプで暮らす住民の状況は、まだ危機を脱していない」と強調した。
国連人道問題調整事務所(OCHA)の統計によると、今年に入って国連が呼び掛けた支援3億8200万ドル(約290億円)のうち、約半分の1億9900万ドルしか集まっていないという。
脆弱(ぜいじゃく)なテントなどでの生活を余儀なくされている住民は現在約60万人で、昨年に比べると半数以上減少。しかし、アモス氏は「60万人へのサポートが不可欠だ。資金不足が原因で、いくつかのNGOが撤退した。そのため、施設は以前より劣悪になっている」と説明した。
また、アモス氏は昨年10月以降6300人以上の死者を出したコレラの危険性にも言及し、「水の衛生状態を改善しなければ、コレラの再流行を招く」と警告した。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-23434220110930
------------
すでに2年近くが過ぎようとしている現時点において、なお60万人もの人々がテント生活を余儀なくされているという報告に衝撃を受けた。
東日本大震災は日本人にとっては大災害だが、ハイチ大地震がハイチ国民にもたらした苦難のスケールはそれを遥かに上回っている。財政規模の大きい日本は他国の支援なしに自主復興が可能だが、ハイチの復興には多くの国からの支援がどうしても必要だ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。