http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/112.html
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昨日(6月23日)、飯山一郎のHPを見て、
http://grnba.com/iiyama/
驚嘆し、落胆した。阿修羅からカルト扱いされ、原発板への転載を禁じられたというの
である。
飯山一郎は原発巨大事故の当初から、メルトダウンを見抜いた数少ない識者であり、しかも政府とマスゴミの隠蔽と安全デマの大宣伝の嵐になかで、庶民がどう対処すべきを、的確かつ具体的にHPとツイッターで流し続けてきた、いまや日本国民にとっては、唯一の希望の灯台ともいうべき存在である。
それが、こともあろうに、これまた政府とマスゴミの隠蔽と安全デマの大宣伝の嵐に抗して、「もうゴマカシはうんざり 本当のことを探す阿修羅」で、カルト認定されたのであるから、ビックリ仰天して、落ち込んでしまうのは当然である。
鬱々として、無気力に過ごすうちに、なぜそうなったのか、それこそ「本当のことを探す」しかないと思い直して、そうなった経緯を「お知らせ板」から調べてゆくと、真相が見えてきた。これは縺れた糸を解きほぐすような作業であり、重要ではあるが、後ろ向きの仕事である。前向きで、ポジティブな議論は、飯山一郎がカルトではないことを、明白に示すことである。したがって、もつれの真相は最後にふれることにして、カルトどころか、今の日本にとても貴重な、抜きん出た識者であることをまず示そうと思う。
昨日(6月23日)の東京新聞夕刊に、ロシア文学の大家、東大教授の沼野充義が文芸批評で、村上春樹のカタルーニャ賞スピーチを絶賛している。
「大震災とその後の原発事故という非常事態に直面し」ながらも、「喉元過ぎれば」となりつつある「そんなとき、突然、目を覚ませというような力強い声が響いてきた。」それが村上のスピーチで、「核に対するノーを」という率直な訴えと、ヒロシマ・ナガサキと違い、日本人自身が犯した過ちだという「まっとうな言葉」が繰り出されている。
私・沼野は、人気作家がこんな「わかりやすい言葉で語る勇気に対して、『よくやった!』と声援を送るとともに、この言葉が国外だけでなく、日本国内の膨大な数の村上ファンに届けられることを願う。」
まるで人気作家の資格とは、難解な言葉と言い回しを駆使することであるかのような口振りであるが、「率直な訴え」や「まっとうな言葉」がいかに欺瞞に満ちたものであるのかを、やつがれが知る限り、ただ一人完膚無きまでに指摘したのは、他ならぬ飯山一郎である。6月20日のHPに、<帰去来兮!帰りなん、いざ!>の題名で、次のよ
http://grnba.com/iiyama/
うに述べている。
まず、ブログ『独りファシズム』の筆者、Yukino氏のフクシマ問題への透徹した眼力を
http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-20.html
紹介した上で、おもむろに村上のフクシマ論に言及する。
<先ごろ,バルセロナで村上春樹がフクシマに関して語った内容は日本の「思想界」
では,大好評であった.
『世に倦む日日』などは,手ばなしの絶賛ぶりである.
http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-20.html
しかし私は,村上春樹のバルセロナ・スピーチには,いたく落胆した.>
http://grnba.com/iiyama/img99/bk/MurakamiBarcelona.html
落胆の理由は三点である。
@<先ず,村上は原発事故の直接原因が大津波だとする.この認識は間違いである.>
村上は確かにそういっている。「なぜこのような悲惨な事態がもたらされたのか、その原因はほぼ明らかです。原子力発電所を建設した人々が、これほど大きな津波の到来を想定していなかったためです。」
地震から原発事故にいたる、事故当初の情報がすべて開示されれば、本当の直接原因が誰の目にもはっきりするはずであるが、それでも、多くの人たちの尽力によって、津波がくる前に原発事故が起きていたことが指摘されている。なぜ大切な情報が開示されないのか、そのことに一切ふれることなく、政府・マスゴミの隠蔽と安全デマ宣伝を鵜呑みにする、村上の安易な姿勢がすでに明らかである。
だが、これは文学者の言として、大目に見ることができるとしても、そこから、とんでもない<大間違いを口にする>のは許すことができない。村上のその<大間違い>とは、
「我々は電力会社を非難し、政府を非難します。それは当然のことであり、必要なことです。しかし同時に、我々は自らをも告発しなくてはなりません。我々は被害者であると同時に、加害者でもあるのです」という、スピーチのさわりである。
A<フクシマの事故の原因と責任を 「我々」 に押し付けてしまう>
村上が我々も加害者だとする理由は、ヒロシマ・ナガサキの場合とは違い、今回のフクシマは「誰かに爆弾を落とされたわけではありません。我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。」という、ところにある。
日本を代表する文学者が、外国でしゃべる際には、そう言わざるを得ないこともあろうが、それにしても余りに卑屈であると同時に、余りに傲慢である。
卑屈であるというのは、世界中のどこの国の庶民と同様に、幸せになりたいと実直に生きてきた日本人の大多数が、まるで原発事故に手を貸してきたかのように、断罪されているからである。たとえば、原発交付金と雇用というニンジンをぶら下げられて、原発の設置を受け入れた福島県民は、原発事故に手を貸したのであろうか? 先祖代々の住み慣れた故郷を裸一貫で追われ、自分たちの子供の健康と命を犠牲にする「お膳立てを」したのであろうか?
政府、電力会社、偉い学者、知事や有力者がこぞって耳に吹き込み続けてきた「原発がくれば、幸せになれるぞ」という、悪魔のささやきを信じてしまった自分を後悔し、日々自分をもっとも責め苛んでいるのは、まさに福島県民ではないか。すでに何人もの自殺者が報じられている。その心の傷に、自分の言葉は塩をすり込むことになることを、想像力が命の大文学者・村上は、思い描くこともできないのか。いくら外国人向けとは言え、余りにも傲慢ではないか。
原発を推進してきた者たちは、何一つ後悔することも、責任を感じることもなく、事故処理と廃炉に新たな金儲けの利権を見出し、死の灰を怖がる必要ないと宣った学者たちは、死の灰で体内汚染された子どもたちを、放射線被曝のまたとないモルモットと舌なめずりしている。
政治家とマスゴミは、死の灰垂れ流しの福島原発の封じ込めという、国内的にも国際的にも最重要事をことさら放置して、二次的、三次的な些細なことに大騒ぎするのみで、覚悟を決めて、重要問題に正面から向き合おうとしていない。それどころか、ただ一人その覚悟と力量を有している小沢一郎に対して、ありもしない政治資金法違反をでっち上げてまで、小沢の貴重な力量、経験、胆力、リーダーシップ、誠実な性格のすべてを、この日本の国土と国民の存亡の危機の時に、発揮できないように封じ込め、日本の破滅を嬉々として急がせている。
原発巨大事故から、すでに108日、広島型原子爆弾108発分もの死の灰が日本の国土と国民の上に降りそそぎ、海と川と地下水脈に溶け込み、空気中を漂っているのだ!
これら利権集団と731部隊と大政翼賛会の跋扈を、国際社会の前で堂々と糾弾できる、せっかくの好機であったのに、あろうことか、村上は国民に責任を押し付けてしまったのである。なぜ、まず、日本に跋扈する悪魔どもの悪行を指摘し、責任を追及できないのか?
あえて国民の「責任」を問うのであれば、生活に困窮し、後悔に苛まされて、声を挙げる気力もない福島県民の分までも、より大声でより厳しく、これら悪魔たちの悪行を糾弾することが、日本国民の「責任」の取り方であり、それ以外の道は、すべて「過ちの繰り返し」に通じるのだ、と言い切るべきだったのである。
B<フクシマの将来についても,村上春樹は超のつく呑気な楽観論である.>
村上の見通しはこうだ。「いかに悲惨で深刻なものであれ、我々は自然災害の被害を乗り越えていくことができます。またそれを克服することによって、人の精神がより強く、深いものになる場合もあります。我々はなんとかそれをなし遂げるでしょう。」
結局は、この程度の認識なのである。飯山は言う、
<(文脈から言って)フクシマの原発事故が「自然災害の被害」になっている.
そして「我々はなんとかそれをなし遂げるでしょう」と,これは脳天気に近い.>
なぜこれほど脳天気なのか、そのわけも飯山は見事に指摘している。
<重度に被爆した何百万人もの子供達にたいする思いやりはゼロに近い.
また,3ヶ月間も放射性物質を吸い続けた何千万人に対する心配も皆無.>
想像力のないところには、思いやりは生まれない。菅総理が東北の被災地を訪問しても、そこで目にする瓦礫の山も避難所も、雑魚寝させられている避難民の方々も、すべて単なる映像でしかなく、被災者の方々がどんなに苦しみ、困窮し、どれほどの悲しみを胸にためて自分を迎えているか、全く想像できないでいるのと同様に、文学者・村上の目には、福島、東北、関東の惨状、阿鼻叫喚は自然の猛威による「無常」でしかないのである。
<この国は,3ヶ月もの間,何千万人もの同胞が放射性物質を吸い続けようとも平気
というか,政府・マスコミが先頭にたって「大丈夫,心配ない!」と連呼してきた.
事態は,『独りファシズム』の筆者,Yukino氏が喝破したように,
http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-20.html
「この国は利権と痴愚の下で、ナチスドイツやポルポトをしのぐ人類史上最悪の
ジェノサイドを実践している。」>
以上、東大教授・沼野と、悪臭解消業・飯山の、村上スピーチに対する評価を比べてみたが、飯山の評価・批判がいかに鋭く、真相をとらえたものであるか、誰の目にも明らかであろう。沼野が言うように、村上のわかりやすい「この言葉が国外だけでなく、日本国内の膨大な数の村上ファンに届けられることを願う。」ことは、上で見届けたように、<福島県民の心の傷に、塩をすり込め>と、国内の膨大な村上ファンに要請することを意味するのである。文学に携わる者が発する言葉であろうか。
以上見てきたように、これほど卓越した洞察力をもつ飯山一郎を、阿修羅から降ろしてしまうのは、阿修羅にとっても、また「本当のことを一緒に探そうとしてゆく」日本にとっても、大きな間違いで、取り返しのつかない損失である。絶対に避けなければならない。
では、なぜそのようなことが起きてしまったのか。こちらの真相を探ってゆこう。
ことの発端は、原発12への、6月14日のつぎの投稿である。
天は自ら助くる者を助く! (飯山一郎HP)
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/752.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2011 年 6 月 14 日 22:28:59: GqNtjW4//076U
この投稿に対して、お知らせ・管理19への、管理人さんの投稿
削除報告。削除依頼はこちらへ
http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/886.html
投稿者 管理人さん 日時 2011 年 6 月 11 日 18:44:40: Master
に、コメント15の投稿がされた。
15. 2011年6月14日 22:48:11: EGaQ73B5yp
板違いです。いつもの「亀ちゃんファン」による飯山一郎ブログの宣伝コピペ
ですが、無内容のコピペで原発とも無関係なので、雑談板または
スレッドを立てずに、どこかにコメントとして書き込むべきものでしょう。
↓
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天は自ら助くる者を助く! (飯山一郎HP)
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/752.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2011 年 6 月 14 日 22:28:59: GqNtjW4//076U
------------------------------------------------------------
管理人さんが、板違いの雑談などを黙認しているせいで、
どんどん掲示板の水準が劣化してます。コメント用の入力フォームも
ちゃんと作ったのだから、コメントの価値しかないものでいちいち
スレッドを立てて重要なスレッドを流すような荒らし同然の投稿については
指導なり規制をちゃんとしてください。
ところが、その6分後に、同じ投稿者・亀ちゃんファンさんによる、原発12への投稿があり、お知らせ・管理19へ、コメント16が、15と同じ投稿者によって投稿された。
16. 2011年6月14日 22:52:54: EGaQ73B5yp
>>15につづき、これも無内容の、ブログ宣伝だけを目的にして
「前振り」(事前宣伝)をしただけの投稿。
↓
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ノーガード ウナセラディ頭狂 (飯山一郎HP)
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/753.html
GP 753 2011/6/14 22:34:43
投稿者: 亀ちゃんファン
------------------------------------------------------------
「〜をこれから書くので乞うご期待」みたいな前振りだけの
無内容の宣伝カキコは、規制すべきです。
じっさいに、予告された内容が書かれたものを、掲示板に紹介すれば
いいわけであり、阿修羅は前振り宣伝のスポットCMを流す場所じゃないでし ょ。
こんなことでスレッドを立てて、重要なスレッドを流すのは、掲示板荒らしです よ。
そして、ほかの投稿者からのコメントが17,18と続き、管理人さんの対処となる。
17. 2011年6月14日 22:55:20: IlN8U0B5WM
>15
これで今回は対処せず、とか言ったら流石にエコヒイキが過ぎると思う。
18. 2011年6月14日 23:57:50: mQAzM2GEQE
飯山一郎HPもカルト板でいいのでは?
19. 管理人さん 2011年6月15日 01:26:01: Master
あまりにひどいので、対処しておきました。
ご連絡ありがとうございます。
亀ちゃんファンさん、板違いです(その3)
http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/892.html
したがって、今は「天は自ら助くる者を助く!」も、「ノーガード ウナセラディ頭狂」も阿修羅では見ることができないが、飯山のHPでは見ることができる。
http://grnba.com/iiyama/
それを読むと、コメント15〜18がなぜ投稿されたか、よく分かる。「天は自ら助くる者を助く!」は6月13日の記事であり、中国出張中の飯山が、日本にいる友人との対話が内容となっており、飯山のHPを毎日チェックしている者でなければ、これだけでは「無内容のコピペで原発とも無関係」と判断されても不思議はない。
「ノーガード ウナセラディ頭狂」の方は、6月14日の記事で、飯山のHPをよく見ている者には、おなじみの見解と新たな激励であるが、そうでない者にとっては、最後の二文「食い物の『安心安全』を全く心配しないで、生きてゆく方法があるのだ。その『理論と実践』については、稿を改めて書きたい。」が、「無内容の、ブログ宣伝だけを目的にして「前振り」(事前宣伝)をしただけの投稿」と見なされても、致し方ないと思われる。
阿修羅には多くの人が集まっており、興味関心が自分と同じ人ばかりでないことを、投稿者はわきまえねばならない。いくら自分たちの間では有名でも、初めて、その人の文を読む読者も大勢いるはずである。不用意な投稿は、かえって逆効果である。
また、管理人さんも、一人で沢山の投稿を隅々まで見届けるのはできるものではない。
同じ記事のコメント45には、管理人さんのため息がうかがえる。
45. 管理人さん 2011年6月20日 00:23:38: Master
>>44 板違いの確認できず。
ちらっと見ただけ。
板違い部分を明示していただけると助かります。
はっきり言わせていただきます。亀ちゃんファンさんは、投稿を削除されて、いきり立つのではなく、なぜそういう結果になったのか、冷静に考えてみて、飯山氏に詫びるべきであったのです。ところが貴方は、「飯山さん、権力の圧力に屈したのです!もう阿修羅はダメです!」(飯山一郎HP、6月23日)と、
大げさに飯山氏へ泣きついたのです。自分の不用意を、すぐに「権力の圧力」のせいにしてしまうのは、いただけません。PC監視法はすでに成立し、児童ポルノ禁止法のえげつない改悪も日程に挙がっています。こんなことで大騒ぎしているようでは、それこそ「権力の圧力」にとっては思う壺です。阿修羅と飯山一郎が、労せずして、そっぽを向いてしまったのですから。
亀ちゃんファンさんも、コメント15,17、18さんも、みな「本当のことを一緒に探してゆく」方々だと、やつがれは信じています。やつがれの真相追求の情報は、誰でもアクセスできる、阿修羅と飯山一郎HPだけです。当事者には、公表できないこともあるかと存じますが、亀ちゃんファンさんの反論をお願い致します。
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