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地震発生時「火を消せ」を鵜呑みにするのは危険と専門家警告 (SAPIO) 
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/883.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 2 月 25 日 19:10:55: igsppGRN/E9PQ
 

地震発生時「火を消せ」を鵜呑みにするのは危険と専門家警告
http://www.news-postseven.com/archives/20120225_90329.html
SAPIO 2012年3月14日号


「揺れを感じたら、まず丈夫な机やテーブルなどの下に身を隠す」(福岡県)、「すばやく火の始末をする」(北海道)、「ガスの元栓を締める」(東京都)。行政のホームページには地震発生時の心得が、こう書かれている。これらを初期行動の“常識”と捉えている読者も多いだろう。しかし、「このマニュアルを鵜呑みにすると危険だ」と警告するのは、防災アドバイザーの山村武彦氏である。

 * * *

 地震発生時はとっさの初期行動が生死を分ける。私は新潟地震(1964年)以来、数々の被災地現場を調査してきた経験から、「机やテーブルの下に潜れ」という行動は間違いであると言い続けてきた。建物や施設が安全で絶対に倒れない保証があるとか、それしか他に方法がないのなら、それもいいだろう。しかし阪神・淡路大震災(マグニチュード=M7.3)では、亡くなった人の87.8%が家屋倒壊による圧死だった。机もろとも家の下敷きになってしまったのである。

 さらに東日本大震災では、耐震性があったとされる学校のうち1600校で、校舎の天井や照明器具が落下している。建物本体に耐震性があったとしても、設備に耐震性が保証されているとは限らない。ドアは震度6強で約30%が何らかの損傷を受ける。建物がゆがんでドアや窓が開かなくなったり、倒壊落下物に阻まれて室内に閉じ込められる危険が大きいのだ。そこに火災やガス漏れが発生すれば、どうなるかは自明だろう。

 私は地震の災害現場を40年以上回ってきたが、津波を除くほとんどの人は室内で死傷している。こうした事実を踏まえると「揺れを感じたら机の下に潜り込む」のではなく、「ドアを開けるなどして避難口を確保し、直ちに安全ゾーンに移動する」というのが正解だ。ここで言う安全ゾーンとは、建物の損傷が少ない場所で、ガラスなどが飛散せず、転倒落下物の少ない、何かあればすぐ脱出が可能なスペースのことである。

「すぐに火を消せ」も地震直後の最優先行動とされていた時期がある。1923年の関東大震災(M7.9)では、死者10万5000人のうち約8割が焼死だったから「地震で恐ろしいのは揺れよりも火災→すぐに火を消せ」となるのは当然の成り行きと言えた。

 その“常識”がくつがえされるきっかけとなったのは、93年の釧路沖地震である。1月15日午後8時6分、M7.5の巨大地震が襲った。各家庭ではストーブを焚いていたが、地震直後に火が消されて大事には至らなかった。ただ負傷者に火傷が多かったのは、ストーブの上に置かれたヤカンなどの容器から熱湯が飛び散り、「火を消せ」の標語通りに行動した人の多くが熱湯を浴びたからである。

 以来、「火を消せ」から「まず身の安全、そして火を消せ」と指導するように変わった。もちろん火が目の前にあり、消せる状況であれば消した方がいい。しかし離れている場所から無理をして火を消しに行こうとすると、身の安全を確保する時間がなくなってしまう。火を消しに行くのは、揺れが収まってからでいい。

「ガスの元栓を締める」についても同様だ。危険を冒してまで元栓を締めにいく必要はない。ガス設備には通常、揺れを感知して、ガスを遮断する自動遮断装置が付いていて安全である。

 

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コメント
 
01. 2012年2月26日 19:34:28 : toqTttEehx
んー。なんだか自己矛盾してませんか?
ドアを開けるなどして避難口を確保するのは分かります。

>直ちに安全ゾーンに移動する」
>建物の損傷が少ない場所で、ガラスなどが飛散せず、
>転倒落下物の少ない、何かあればすぐ脱出が可能なスペースのことである。
はぁ。どこでしょうか?
前段で家屋倒壊による圧死が問題だと指摘しているから
屋外またはマンションであれば敷地内のどこか、ということでしょうか。

>火を消しに行くのは、揺れが収まってからでいい。
えーと?やっぱり屋内ですか?

今までの常識の問題点を指摘してあるべき行動を書いているつもりが、
それぞれが相反することになっていませんか?


02. 2012年2月26日 20:12:35 : 7OPPwuh9SE
01 同意
大きな揺れの間に安全ゾーンとやらに移動できるだけの運動能力のある人がそうそういるとは思えない。
マンションの2階以上に住んでいるならなおさら。
一軒家であっても外に飛び出したとたん制御ができなくなった車に当たる可能性だってある。

>その“常識”がくつがえされるきっかけとなったのは、93年の釧路沖地震である。
>1月15日午後8時6分、M7.5の巨大地震が襲った。各家庭ではストーブを焚いていたが、
>地震直後に火が消されて大事には至らなかった。
この"常識"を覆すためには、自動的に火が消された結果なのか、それとも手動で消しに行った結果なのかをきちんと検証しないと危険。
火傷の話をしているところをみると、おそらく後者の結果なのだろう。
もっとも、揺れを感知して消火するストーブやコンロが普及している現在(1993年当時でも)においては
優先して火を消しに行く努力は、過去のものにしてもいいのかも知れない。

本当の地震対策としては、室内に1個くらい頑丈な机を置いとくべきなんだろう。
机の下に隠れるのは落下物からの身の安全と、潰れたときの隙間を確保するため。

ドアを開けに行くのもいいが、最悪ガラスを割るという手も存在するのだから、
まずは身の安全なんじゃないかな(高層だとやっぱりドア開け優先なんだろうけど)


03. 2012年2月26日 22:31:59 : swsf4Tw1P2
専門家、評論家などこの程度。

皆さんも何かの評論家になればいい。


04. 2012年2月27日 00:42:09 : mHY843J0vA

本来は、自分がいる建物の状況によって最適な対策が変わるはずです
だから一般論で言えば矛盾した対策に聞こえるのは当然ですが

取材者がSAPIOですから、専門家の言葉を断片的に拾ってきているだけという可能性が高いです

>まず身の安全、そして(可能なら)火を消せ

正しいのはこれだけですね



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