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(2012年2月17日午前8時10分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/33113.html
関西電力、日本原電、日本原子力研究開発機構の3電力事業者は16日、若狭湾周辺で行っている津波堆積物調査について新たに14地点でボーリングの追加調査に着手すると発表した。約1万年前の地層まで掘削して堆積物を採取し、10月末までに試料の評価・分析を終える予定。1586年の天正大地震による大津波の有無は5月をめどに評価をまとめる。
3事業者は昨年10月、福井県美浜、若狭両町にまたがる三方五湖周辺の水上と陸上の計9地点で津波の堆積物調査を始めた。大津波の可能性が指摘されている1500年代の地層には、大規模な津波の痕跡が見つからなかったとする結果を国に報告したが、経済産業省原子力安全・保安院の意見聴取会で「データが不足している」との指摘を受け、追加調査を決めた。
若狭湾周でのボーリング調査地点
久々子、松原、坂尻区の7地点は海岸からの距離が約150〜700メートルで、早ければ17日にもボーリングを始める。
海岸から約100メートルの早瀬区の1地点と猪ケ池の6地点は自然公園法などによる県の認可が下り次第、調査を始める予定。
試料の採取後は、津波堆積物の指標となる砂の層や海生微生物、海水性ケイ藻の化石などが含まれていないか確認する。
敦賀半島先端部にある日本原電敦賀原発近くの猪ケ池
天正大地震による若狭湾での津波被害が戦国時代の日記「兼見卿記(かねみきょうき)」などに記載されている問題をめぐっては、関電などの調査結果を受け、保安院は大津波を示唆するものはないとの見解を示している。
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