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■地震による街の総合的な危険度「総合危険度」
◎東京都・総合危険度マップ
まちの地震の危険性を分かりやすく示すために、地震の揺れによる建物倒壊や火災の危険性を1つの指標にまとめたものが「総合危険度」。 防災都市づくりに最も活用される指標であるとともに、都民がまちづくりを考える際に、日頃から地震に備える際に活用されることを想定して測定しています。
総合危険度は、町丁目ごとに、建物倒壊危険度と火災危険度の順位(1〜5099 位)の数字を合算し、その数値に基づき順位付けを行い評価しました。
■荒川・隅田川沿いの下町地域一帯で危険度大
◎東京都「総合危険度 100町丁目
地域危険度は、町丁目ごとの危険性の度合いを5つのランクに分けて、以下のように相対的に評価しています。原則として、区部及び多摩地域の市街化区域を対象に、町丁目を単位として測定しています。
総合危険度の高い地域は、建物倒壊危険度、火災危険度ともに高かった荒川・隅田川沿いのいわゆる下町地域一帯に分布しています。具体的には、足立区南部から荒川区、台東区東部、葛飾区西部、墨田区、江東区北部に広がる地域で、また、品川区南西部や北区北部から豊島区北西部に広がる地域でも危険度が高くなっています。
■全国要警戒「7活断層」の1つ「立川断層帯」、都心部周辺で最も注意を要する活断層
◎立川断層帯
将来強い揺れに見舞われる可能性が高く、周辺人口が約50万人以上の7活断層帯について、2009年度から重点調査する計画案をまとめまた。そのうちの1つが、この「立川断層帯」。全国に大小2000ヶ所程度あるとされる活断層の中から絞り込まれた、まさに要注意の活断層。
立川断層帯は、埼玉県入間郡名栗村から東京都青梅市、立川市を経て府中市に至る断層帯で、名栗断層と立川断層から構成されます。全体として長さは約33kmで、概ね北西−南東方向に延びています。
立川断層帯の平均的な上下方向のずれの速度は、0.2−0.3m/千年程度と推定される。本断層帯の最新活動時期は約2万年前以後、約1万3千年前以前で、平均活動間隔は1万−1万5千年程度であった可能性があります。
将来マグニチュード7.4程度の地震が発生すると推定され、その際に北東側が相対的に2−3m程度高まるたわみや段差が生じる可能性がある。本断層帯は、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の活断層の中では比較的高いグループに属しています。平均活動間隔からみて注意が必要です。
(※尚、今後の発生確率は30年間で2%、50年間で4%程度となります。一見低く感じますが、これは数千年単位の営みを30年規模に置き換えて表現しているためで、実際はかなり高い数値となります。阪神淡路大震災の30年確率が8%といえば理解しやすいと思います。)
■「立川断層帯」の震度シュミレーション(最大震度7を想定)
シュミレーション結果では、当該断層のズレおよび地盤が破壊される方向に向かって震度6強以上の揺れが広がっています。
活断層型地震は、プレート型地震と比較して、震度6以上の広がりはコンパクトであり、ダメージも局所的になると想定されています。しかしながら、対象地域は首都圏の中心部に近く、多くの人口やインフラにも影響を与えることから、決して軽視できるものではないと考えられます。
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