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首都直下“巨大地震”地下で遭遇したときの“脱出マニュアル” (zakzak) 
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/785.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 2 月 01 日 19:46:58: igsppGRN/E9PQ
 

首都直下“巨大地震”地下で遭遇したときの“脱出マニュアル”
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120201/dms1202011824015-n1.htm
2012.02.01 夕刊フジ


 首都直下でマグニチュード(M)7級地震の発生リスクが高まったといわれるが、通勤途中で災害に見舞われたらどのように身を守ればよいのだろうか。特に地下鉄のトンネル内では身動きがとれないだけに、心配も大きい。構造上耐震性は地下の方が高いようだが、大津波が発生すれば一部区間は水没する危険もあるという。日頃からの心構えが命の分かれ目になりそうだ。

 「お客さまにお知らせ致します。津波警報発令に伴い、避難勧告が発令されました。駅係員の誘導に従い階段をご利用の上、速やかに付近の高い建物の3階以上へ避難していただくようお願いします」

 これは大阪市営地下鉄の梅田駅が用意している津波発生時の構内アナウンス用原稿。地下鉄では、地震発生時における最大の敵に対し、こうした準備もしている。

 東京、大阪は双方とも津波災害の経験を持つ。大阪では1707年の宝永地震(M8・7)で街に津波が押し寄せ、約7000人が溺死したといわれる。東京でも1703年の元禄大地震(M8・1)で1・5〜2メートルの津波が到達し、川を遡上(そじょう)した波が周辺に被害を与えたとされる。

 政府の中央防災会議は東京湾北部地震(M7・3)が発生した場合、地下鉄など交通機関で200人の死者が出ると想定している。

 1995年の阪神・淡路大震災以降、全国の地下鉄で支柱の補強などにより、耐震化は格段に進んだ。昨年の3・11でも仙台市地下鉄は構造物に大きな被害がなかったため、地下区間は地震発生から3日後に運転を再開した。

 専門家は「地震が起きると地下の構造物は地面と一緒に柱や壁が動くため、地上の建物より揺れに対してはるかに強い」(地震工学者)とみており、トンネル崩落の恐怖はほとんどないようだ。

 東京の地下鉄では、かつて「集中豪雨があったときに一部のトンネルが水没する被害に見舞われた」(民鉄関係者)という事故があった。幸い、終電後のトラブルだったため死傷者はなかったが、水に対する弱さがあらためて浮き彫りとなった一件だった。相手が高さ数メートルの津波なら、各出入り口の止水板、防水扉では太刀打ちできない。

 大津波の発生時には、一刻も早い地上への避難が求められる。脱線などで電車が動かなくなると、乗客は乗務員と最寄りの駅から駆けつけた係員の指示に従い、列車の最前部か最後部の貫通扉から仮設の階段を降り、約1・5メートル下の線路上に脱出する。都営地下鉄を運行する東京都交通局は、「最も近い駅まで、比較的安定して歩けるレールの間を落ち着いて通っていただく。非常用の電灯は数時間持つので暗闇にはならない」(安全対策推進課)という。

 列車が走行可能なら、速やかに近くの駅まで移動させる。東京メトロでは「列車が地震で緊急停止した後、時速5キロの最徐行で近くの駅まで走行し、乗客を駅から避難させる」(広報部)。都営地下鉄も25キロ以下の徐行で最寄りの駅まで列車を動かす。

 その後は駅員らの誘導に従い、地上へ出てから高い建物に避難する。前述のように大阪市営地下鉄では「3階以上の建物」への避難誘導をマニュアル化している。

 多数の商店が軒を並べる地下街でも注意が必要だ。単独の地下街では日本一の面積(約8万2000平方メートル)を誇る大阪市のクリスタ長堀では、「非常電源があるので突然真っ暗になることはなく、館内放送も継続できる。津波の避難勧告が出れば、お客さまを近くのビルへ誘導する」(管理担当)。また、東京の八重洲地下街も「非常灯は通路で1時間点灯する。避難誘導を含め、年間を通じて防災訓練を実施して備えている」(保安部)と、態勢は整っている。

 ただ、通勤ラッシュや買い物客が多い混雑時に順序よく避難できるのだろうか。阪神・淡路大震災、東日本大震災はともにラッシュ時外で発生。わが国では混雑時間帯を直撃した大地震に対応した実績がないだけに、不安は大きい。

 地下鉄内での自己防衛について、災害救援に詳しい日本セイフティー災害研究所の伊永勉所長が解説する。

 「まず、津波の到達までには時間があることを認識し、慌てないでほしい。宝永地震のとき、大阪に津波が達するまで2時間かかったといわれる。15分や30分で水没することは絶対にないのでとにかく落ち着くことだ。焦って地下鉄の車外へ飛び出すのはご法度。路線によって高圧電流が流れるレールが線路脇にあり、非常に危険だ。駅に着いても階段に人が集中し、すぐには地上に出られないだろう。でも、待っていれば必ず上がれて助かる。パニックになって将棋倒しを起こす方がよっぽど恐ろしい」

 津波の力は東日本大震災でまざまざと見せつけられた。しかし、到達には時間的な余裕がある。どんな混雑のなかでも皆が整然と動けば、身は守れる。


 

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コメント
 
01. kristenpart99 2012年2月01日 20:23:04 : 6lghLweqHvN/I : pj0KXIvxBk
「南関東ガス田」の存在を忘れてはならない。

関東平野南部の地下に埋蔵される天然ガス分布

http://www.gsj.jp/Gtop/topics/gas/index.html

関東大震災で下町を焼き尽くした大火炎流は
地震で東京から千葉の浅い地層に蓄えられている
メタンガスが地下水とともにわき出て、大量に
気化し引火したものと言われる。

首都圏は地下構造物が多く、無臭のこのメタンガスが
地震によって溜まれば、爆発し火災を起こす。
決して地下が安全なワケではない。

数年前に渋谷の天然スパで起きたガス爆発も
この南関東ガス田の地層を通して汲み上げた温水の
ガス抜きが不十分で爆発したもの。

津波よりも、このガスの問題が最も怖い。

以上


02. 2012年2月01日 22:54:43 : 61oOSQsIAg
地震はいつ起きるのか解らない。
人の多い時間帯ならば地下街もビルも必ず人は居ますので、非常照明が点灯しなくても
誰かが照明を持って来てくれる可能性は高いです。

しかし、これが終電に近い深夜に地震が来たらどうなるでしょうか。
地下街は無論閉店している店舗が多く、ビル内も基本施錠しているでしょう。
ましてやシャッターなど動かすのは「電気」ですが、停電になれば思うように
すぐにあける事は難しくなるでしょう。

コメント01さんの言うように、東京ではメタンガス噴出の危険もあり、どこが
安全かはその時にならないと解りません。

ましてやビル内のトイレに入っている最中、電灯が消えて真っ暗闇になったら
誰か助けに来るでしょうか?

これほど地震がいつ来てもおかしくないと言われている以上、せめて懐中電灯は
日頃から持ち歩けば、いざと言う時に安心出来ます。
マグライトは防水で耐震もあり、予備の電球も内蔵されていますからかなり信頼度が
あり、しかもベルトに通せるグッズやらと色々ありますので安心度が上がります。

特に個人では風呂場内にマグライトを置いておく事を絶対にお勧めします。

いざと言う事を想定して、非常時にも対応出来る防水型の懐中電灯や防水型の携帯が
あれば避難する通路を照らし出す事は可能でしょう。
ただ、携帯の照明ではバッテリーの消費も大きく、避難に時間が掛かれば今度は
通話やメールを行なう電力の余力が不安になります。

地下は照明がなければ真っ暗なので逃げ道さえ解らない事も有り得ます。
絶対に非常灯が点灯している保障はありません。
出来る事なら小型の懐中電灯(マグライト)くらいは持ち歩きたいですね。


03. 2012年2月02日 00:40:48 : xcmL7bry9I
>>01
>首都圏は地下構造物が多く、無臭のこのメタンガスが

ふーん。すると、首都圏で地下構造物を造成する際に、当事者はなーんもメタンガス噴出に留意しなかってことね、ふーん。


04. kristenpart99 2012年2月02日 04:03:23 : 6lghLweqHvN/I : pj0KXIvxBk
03さん

実際に建設現場では天然ガスへの対策を怠らないように
指導がなされているようです。当業者では常識なのでしょう。
留意しているということです。

http://www.ktr.mlit.go.jp/tokyo2ez/pdf/gasutaisakusiryou.pdf

地震がない状態では特定の場所に滞留しているガス分布に当たる確率は少ないですが、
首都直下型地震は地盤を激しく揺さぶるので、メタンガスの溶け込んだ地下水が
地表に上がって、溶け込んだメタンガスが一挙に気化噴出する可能性があるというワケです。
こういう状況はさすがに施工時に想定はしていないでしょう。

以上


05. 2012年2月02日 04:15:49 : Uzzt27smXI
地球温暖化にとって悪影響しかないけど、南関東ガス田のメタンガスを資源として活用することはできないのかな?
そんなことをすると地盤沈下を伴うのかな?

06. 2012年2月02日 05:01:57 : pj0KXIvxBk
05さん

ありますよ。

(平成23年)9月13日、東京都の猪瀬直樹副都知事が「東京都天然ガス発電所」の建設プロジェクトを発表した。都の説明によると、この発電所の発電量は 100万kw。第3セクターやPFI(民間資本を活用した社会資本整備)方式で事業を立ち上げ、公費の投入なしで総建設費1000億円を調達。すでに発電所用地として東京湾の中央防波堤外側埋立地など5ヵ所をリストアップ済みである。

 この「東京都天然ガス発電所」の意義について、作家の広瀬隆氏はこう語る。

「やや遅きに失した感はありますが、都の動きは大賛成です。何よりも、こうした発電所を増やせば、東京都が供給を受けて消費している新潟県の柏崎刈羽原発は不要になりますから」

かねてから、都会は自らの豊かさのために、原発のリスクを地方に押しつけていると批判されてきた。つまりこの発電所は、その状況を少しでも変えようという動きの第一歩なのだ。
http://wpb.shueisha.co.jp/2011/09/26/7109/ (週プレNews)


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