首都直下型地震発生リスクが高まっていると地震の専門家指摘
2012.01.17
女性セブン　http://www.news-postseven.com/archives/20120117_80569.html

東日本大震災や、現在、地震の発生が懸念される東南海・南海地震などは、沖合で発生して大きな津波を引き起こすプレート境界型の地震だが、1995年の阪神・淡路大震災のように、内陸の活断層で起きる直下型地震も懸念されている。内陸部で起こるこのタイプは津波による被害は少ないものの、家屋の倒壊など大きな被害をもたらす。

東京大学名誉教授の松田時彦氏が説明する。
「過去に地震が発生した形跡があり、また将来的にもその危険性がある断層を“活断層”といい、日本には何千もの活断層があります。それぞれ、おおまかな一定周期で繰り返し地震が起きることがわかっているものの、付近に大地震が発生するとそれに影響を受け、周期が乱れて地震が起きる場合があるようです」

昨年11月26日に東京大学地震研究所が発表した調査結果によると、主要な断層帯およそ170か所のうち、11もの断層帯で地震発生頻度が10倍以上に高まったという。これらはすべてあの東日本大震災の影響だ。
とりわけその発生率が高くなっているのは東北から中部地方にかけてだが、なかでも群を抜いているのが北伊豆断層帯。神奈川県の箱根町南部から湯河原町、静岡県三島市、熱海市、伊豆の国市、伊豆市にまたがる全長約32kmの活断層帯で、震災以前の約70倍も地震発生のリスクが高まっているという。

この場所では過去にも地震が発生していると警告するのが、武蔵野学院大学特任教授（地震学）の島村英紀氏だ。
「3.11ほどの大きな地殻変動は初めてですから、内陸部のひずみも増し、いまはどこで地震が起きてもおかしくない状況。北伊豆断層帯では1930年にM7.3の北伊豆地震が発生し、死者・行方不明者あわせて272人という大きな被害を出していますので、充分な警戒が必要だと思います」
島村氏によると、この直下型地震の発生リスクが高まっているという。

「これまでは震源地が海域だったのですが、それがだんだん内陸へと移っている。プレートの移動によって内陸部のストレスが高まっているのです。首都直下型地震を誘発することは充分にありえます」
1855年11月11日に発生した安政江戸地震がこの首都直下型だった。東京湾北部が震源とされ、M6.9ながら死者4300人、倒壊家屋は1万戸にものぼったという。

現在、政府の中央防災会議もこの安政江戸地震とほぼ同じ震源の「東京湾北部地震」を想定。冬の夕方に発生した場合、死者1万1000人、全壊と火災消失棟数は85万棟を超えるとみている。

コメント
01. 2012年1月18日 03:29:40 : Pj82T22SRI ７など雑誌は、相変わらずの煽り記事だな >震源地が海域だったのですが、それがだんだん内陸へと移っている。プレートの移動によって内陸部のストレスが高まっている 内陸移動のネタは去年の4月から流布しているし 島村氏も前から同じことを言っているな（単に昔の記事のコピペか？） ７やzakzakみたいな変な雑誌の取材を受けているが 本人はいわゆるトンデモ系の予知人ではないようだ ただ記事にデータが無いし、彼のHPにも、そんな文章はない（でっち上げ臭い） 本当に、震源地？が内陸へと移っているのかは疑問だな http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111105/dms1111051503004-n1.htm 「武蔵野学院大特任教授（地震学）の島村英紀氏は「震源地がだんだん海域から内陸へと移っている。内陸部のひずみが解放されて一連の地震が発生しているが、内陸部の地震は首都直下型地震を誘発する恐れがある。３日のような地震が続くようだと、直下型地震の発生リスクはさらに高まる」と警告する。」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E6%9D%91%E8%8B%B1%E7%B4%80 また島村英紀は国策として1965年以来続けられてきていた地震予知計画に鋭い批判を浴びせてきた。1976年に始まった「東海地震」騒ぎが大きくなり、1978年に世界最初の地震立法としての大規模地震対策特別措置法（大震法）が作られ、「東海地震は予知できる」ことを前提とした仕組みが動き出していた。 島村はこの予知計画が、地下で起きる地震の物理現象が未解明のまま、前兆現象だけを集めて地震予知を行おうとし、その前兆もじつはあてにならないものがほとんどだったことを主張し、「公認「地震予知」を疑う」を著したり、各種の新聞・雑誌紙誌上（[5][6][7][8][9]）でも自説を展開した。（なお「公認「地震予知」を疑う」は、2008年に、その後作られた緊急地震速報、津波警報などの項目などを増補して「「地震予知」はウソだらけ」として刊行されている）。ちなみに、1965年に地震予知計画が始まって以来、東北地方太平洋沖地震以後の今日に至るまで、約半世紀もの間、地震予知は一回も成功したことはない。[10][11][12] http://shima3.fc2web.com/2011sokuhounituite.htm http://logsoku.com/thread/hibari.2ch.net/news4vip/1302510571/ 【速報】震源が内陸に移動、福島逝ったあああああああ　2011/04/11(月)
02. 2012年1月18日 03:32:54 : Pj82T22SRI ああ、これかｗ http://www.best-worst.net/news_NDmiTQY1e.html ■11月11日に巨大地震が来る！？ 2011年11月5日の夕刊フジが報じた記事が話題となっている。 この記事によると、11月11日に首都圏直下型の巨大地震が発生する可能性があるとのことである。 　　 この震源地の地図を見る限り、過去3カ月の11日の時点で発生した地震の震源が首都圏に向かって移動しているいわれれば、確かに海の方で発生していた地震より、内陸に近い部分で発生している地震の方が多くなっているように見えないこともない。 夕刊フジで「震源地がだんだん海域から内陸へと移っている。」とコメントしているのは武蔵野学院大特任教授（地震学）の島村英紀氏である。 果たしてこの予測は当たるのであろうか？
03. 2012年1月18日 10:14:00 : Ro8cGuRdiw 東京の真下に断層があって地震が起きるのではないと思うが 東京壊滅、なら映画みたいで興味をそそるから こういう見出しになるんだと思う。 一番危ないのは神奈川。 断層郡はあるわ、津波は来るわ、火山はあるわ。 箱根山の溶岩で横浜まで燃えたらしいからね。 関東大震災の時も、火事がクローズアップされたせいで いかにも東京の地震みたいいにいわれるが 神奈川の揺れはものすごかったらしい 地面の上で人が豆のようにぴょんぴょん飛び跳ねたとあるくらいだ。 きっと同じ地震がきたら、神奈川の建物はなにも残らないだろう。 その時東京は震度５か６位かな 余裕です。
04. taked4700 2012年1月19日 09:29:23 : 9XFNe/BiX575U : j7vkU9exiM >>03 東海道線の南側、つまり海側は地盤は砂です。自分自身の経験では数メートルは普通の砂だけ。多分、１０ｍとか２０ｍほどは砂が堆積しているはず。その意味でも海側は危険です。 学校の校舎でも地下の岩盤に直接基礎杭を打っているところは少ないはず。もっともこれは日本の都市に建っているビルのほとんどで同じ。砂利交じりの瓦礫が多い層を岩盤と評価して、そこへ杭を打ち込んでいるだけのことがほとんど。確かに単に火山灰が積もっただけとか、川の砂が堆積しただけのところよりは地盤が固いが基本的に火成岩の一枚岩とは異なるので、大きな揺れが来たら液状化してしまう。

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