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◎ 震災後、山形と福島県境付近で地震続く 避難先確認など「日ごろの備えを」(1/15日山形新聞)
2012年01月15日
山形新聞 http://yamagata-np.jp/news/201201/15/kj_2012011500341.php
東日本大震災以降、本県と福島県境付近を震源とする地震活動が活発化している。地震の規模は大きくないものの、昨年末までに震度1以上の地震が130回以上発生、12月24日には置賜地方を震源とするマグニチュード(M)3.8の地震が起きている。仙台管区気象台は「家具を固定したり非常用品を準備するなど、日ごろから地震に備えてほしい」としている。
気象庁がまとめた資料によると、昨年3月11日の大震災以降、余震は岩手県沖から茨城県沖にかけて発生。福島から茨城県の陸域の浅い場所でもM3〜4程度の地震(震度3〜4)が多発している。
本県と福島県境付近で地震活動が始まったのは昨年3月18日。仙台管区気象台によれば、昨年末までに計134回の地震(震度1以上)を観測した。最も大きかったのは5月7日に発生したM4.6の地震(震源・福島県会津、最大震度4)。本県側では10月28日に発生したM3.9(震源・置賜地方)が最大で、米沢市と飯豊町で震度3を記録した。2番目は同じく置賜震源で12月24日発生のM3.8。
山形地方気象台によると、当初はM3前後の地震が多発していたが、4月末ごろから発生回数自体は減少。一方で、M4前後の比較的大きな地震が起きているのが特徴という。M2.5以上の地震は3月18日以降、12月末までに329回、M2.0以上では1727回を数える。
仙台管区気象台によれば、この領域ではこれまで、まとまった地震活動はなかった。大震災後の動きであることから、同気象台の武田清史地震津波防災官は「震災の影響を受けている可能性は否定できない」とするが、「原因不明で、今後どうなるかは見通せない」と慎重に語る。
山形地方気象台の島津勝也火山防災官は「大震災の余震が続き、各地で地震活動が活発化している。山形県では最近大きな地震が起きていないが、過去には大地震や津波被害も発生している。建物の耐震補強をしたり、家族で避難場所を確認するなど、日ごろから十分な備えを心掛けてほしい」と話している。
<補足情報>
山形新聞2011年12月28日記事
◎山形の臥龍温泉、新源泉掘削へ申請 くみ上げに不具合
山形市青田5丁目の「臥龍温泉保養センター」が27日、県に対し新たな源泉を掘削するための申請を行った。同センターは、源泉がくみ上げられなくなる不具合のため、11月28日から休業中。東日本大震災の影響で、源泉井戸内のポンプが土砂に埋まったか、井戸がゆがんだ可能性が考えられるという。
運営会社によると、11月27日まで普段通り営業していたが、翌28日未明、浴槽に湯を張ろうとしたところ、突然くみ上げられなくなったという。今月上旬、源泉井戸の地下約150メートル地点にあるポンプを引き上げようと作業したところ、井戸の内壁を囲むパイプだけが引き上げられた。地震直後から源泉井戸の近くに亀裂が見つかるなどしていたことから、震災の影響と推測される。
同センターは、熱めの湯温やしっとりとした泉質が特徴。来年6月ごろまでの休業期間中に従来の源泉井戸近くに新たな源泉を発掘し、営業を再開したいとしている。
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