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河北新報 1月13日(金)6時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000009-khks-soci
東北地方で12日、東日本大震災の余震とみられるマグニチュード(M)5クラスの地震が相次いで発生し、福島、宮城の両県などで震度4や震度3を観測した。震災から10カ月余りが過ぎ、余震回数は減衰傾向にあるが、地震活動は依然として活発で、研究者らは引き続き警戒を促している。
仙台管区気象台によると、12日午後0時20分ごろ、福島県沖を震源とするM5.8の地震が起き、福島県いわき市などで震度4を記録。午後2時37分には宮城県沖が震源のM5.4の地震があり、栗原市などで震度3を観測した。
午後0時20分の余震では緊急地震速報が流れた。東北地方を対象とした速報は昨年9月29日以来だった。
M5以上の余震は、本震が発生した昨年3月の416回の後、減衰傾向にあり、10月と11月は4回、12月は3回だった。今月は、9日の岩手県沖と12日の2度の余震で、既に計3回となった。
昨年12月30日から1月5日までの1週間に、東北地方では震度1以上が43回を数え、そのうち41回は震災の余震域で発生。気象台は「回数は減っているが、まだまだM5クラスの地震は起きると考えられる」と説明する。
岩沼市や白河市で震度4を観測した1日の地震の震源は、鳥島近海の深さ約400キロで、余震域の範囲外だった。
震災の本震は国内観測史上最大のM9を記録。震源域周辺では、「余効変動」と呼ばれる揺れを伴わないゆっくりとした地殻変動が続いている。
東北大地震・噴火予知研究観測センターの松沢暢教授(地震学)は「余効変動が続く間は余震の可能性はある」と分析。1983年の日本海中部地震の余効変動がまだ続いていることを指摘し、「最大M8程度の余震は起こりうる。当分は注意が必要だ」と話す。
震災の本震のようなプレート境界型地震が発生した後、境界面より外側の地域で発生するアウターライズ地震のように、揺れが大きくなくても、津波を伴うケースもあり、長期間の警戒を呼び掛けている。
最終更新:1月13日(金)9時36分
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