http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/683.html
Tweet |
【2012年を達人が斬る!(3)】長尾年恭(東海大学地震予知研究センター長)「近い将来、首都圏は3回大きく揺れます」
週プレNEWS http://news.livedoor.com/article/detail/6166038/
2012年、避けて通れないのは大地震発生の可能性だ。地震予知の研究家は3つの首都圏を襲う大地震、「房総沖地震」「首都圏直下型地震」「東海地震」を警告する
「1100年ぶりの大地動乱時代に突入した」と話すのは東海大学地震予知研究センター長・長尾年恭氏。2012年、再度日本は大災害に襲われるのか? 近い将来起きる可能性の高い地震とその危険性について解説してもらった。
「3・11」東日本大震災以降、日本列島における地震活動が活発になっています。でも、過去の経験則が当てはまらないので、「どこが危ない」というのは言いづらい。裏を返せば、どこも危ないということ。
現在の状況は、1100年前と非常によく似ています。9世紀には貞観(じょうがん)地震が起き、富士山が大噴火して、その後に東海地震が起きました。30年くらいの間に天変地異がたくさん起きたんです。
近い将来、首都圏はあと3回大きく揺れますよ。マグニチュード(M)8クラスの房総沖地震、M7クラスの首都圏直下型地震、M8といわれている東海地震。東海地震はM9クラスかもしれない。この3つが将来確実に起きます。
これは、「人は死にますか?」と聞いているのと同じこと。3つの地震のうちどれが先に起きるかは、「ここにいる3人のうち誰が最初に死ぬのか」というのと同じだから、わからない。誰がいつ事故に遭うか、病気になるか。でも、3人とも確実に死ぬでしょ。
1100年前と異なり、今回はたまたま東北の地震が先でしたけど、次の東海地震の後には富士山が噴火する可能性が高いでしょう。そうなったら、影響は東海地震よりはるかに深刻です。前回1707年の宝永大噴火のときは、東京に火山灰が5〜10cm積もりました。10cmの火山灰というのは雪が1m積もるのと同じ重さ。噴火が1ヵ月続くと火山灰でハードディスクもダメになるし、航空機の発着もほぼ不可能。新幹線も止まります。
さらに、日本ではこれまで破局的噴火が7000年から1万年に一度起きています。阿蘇山のカルデラができたときは九州全体が全滅、動植物が死に絶えました。鹿児島湾をつくった姶良(あいら)カルデラができたときは南九州が全滅。前回の破局的噴火はちょうど700年前だから、そのうち再び大惨事が起きる危険性もある。
現在、最も危惧(きぐ)されているのが東海、東南海、南海の3連動。東海地震だけでなく、東南海地震や南海地震も同時に起こる。あるいは、1日とか2日以内に連続して発生するといった可能性ですね。
そして、もっと問題なのは次の東海地震が非常に大きいと予測されていること。前回の超巨大地震は2000年前。御前崎(おまえざき)や喜界島(きかいじま)、高知などで巨大津波の痕跡(こんせき)が出ています。04年のスマトラ島沖地震と同じでM9クラス。こういうことが再び起きるかもしれない。
今まさに、「大地動乱の時代」がやってきているわけですが、大事なのは生き残ること。そのためには、新しい家、頑丈な家に住んでください。2階建てのアパートなら2階に住むとか、できる限り築年数の新しいところ。それと、もし今津波が来たらどこに逃げられるのかといったことを一度じっくりと考えてみてください。一般市民にできる対策はそれくらいしかない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。