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巨大地震で鎌倉に14メートル津波…神奈川県“試算”の現実味
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111208/dms1112081128007-n1.htm
2011.12.08 夕刊フジ
東日本大震災とそれに伴う巨大津波を受けて、国をはじめ各自治体で想定できる被害や津波の高さの研究が進んでいる。そんななか、神奈川県が、独自に津波の高さを試算したところ、同県鎌倉市で14・4メートルに達する可能性があることが判明した。鎌倉大仏から鶴岡八幡宮まで津波に丸飲みされる恐れがあり、衝撃的だ。
8日付の朝日新聞が報じたところでは、神奈川県の想定津波の見直しは、政府の中央防災会議の専門調査会が出した6月の中間報告に添ったもの。古文書の記録や地質学上の記録などあらゆる可能性を踏まえ、最大級の津波を複数のパターンで試算した。
同県では鎌倉市の津波の高さをこれまで最大5メートル程度としていた。今回は、それより高い津波が襲った「元禄地震」(1703年)のほか、「慶長地震」(1605年)、「明応地震」(1498年)を分析に加え、もっとも厳しい津波になる震源域を想定したという。
その結果、「慶長型」では鎌倉市に最大14・4メートル、「明応型」では12メートルで、新水域は相模湾に面する海岸から2キロに達し、鎌倉大仏、鎌倉駅、鶴岡八幡宮まで津波が押し寄せる恐れがあることが分かった。
過去の文献などを探ると、鎌倉大仏(高徳院)はもともと大仏殿のなかに収っていたが、明応地震による津波で大仏殿が流され、露座の姿になったとされる。
鎌倉市以外の想定津波の高さについては、藤沢市を従来の6メートル以上から10・5メートル、横浜、川崎市の1〜2メートルを4メートル、真鶴町を8メートル弱から8・8メートルとしている。
武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)は、「3・11タイプの地震が鎌倉付近から四国にかけて起きた1707年の宝永地震が再来する危険も日増しに高まっている。鎌倉は三浦半島の少し西にあり、津波が駆け上りやすい地形なので、14メートル級を想定し備えておく必要がある。この場合、大仏のような重いもの以外、すべて流されることもありうる」と警告している。
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