東北の9年後に関東直撃―地震学者が調べ始めた古地震・古津波
http://news.livedoor.com/article/detail/6036444/
2011年11月17日13時04分　提供：J-CASTテレビウォッチ

地震学者がいま古文書探しに奔走している。3・11の大地震で思い知らされた｢地震直前の予知は不可能｣という反省から、古文書をひも解き「古地震・古津波」を調べる必要があるというわけだ。「とくダネ！」のシリーズ「巨大地震を闘う」で取り上げた。

貞観地震の後に関東諸国地震、仁和地震

このほど開かれた日本地震学会のシンポジウムで、地震学者が｢現時点では地震直前の予知はできない｣と断定した。うつむいて聞いていた地震予知では世界的な評価をえている東北大地震・噴火予知研究観測センターの松澤暢教授はこう語った。

｢かなり(研究は)進展したつもりになっていた。でも、起こってみて分かったことは、小さな地震だけでは大地震は分からない。それを思い知らされた｣

そして、今後の課題の一つとして挙げたのは「古地震・古津波」の調査だった。古地震・古津波とは地震計による観測が始まった1858年以前に起きた地震・津波で、たとえば869年に三陸沖で起きた「貞観地震」(推定M8・3)、その9年後の878年に千葉県沖で起きた「関東諸国地震」(同M7・4)、さらに9年後の887年には東海、近畿、九州にまたがる「仁和地震」(同M8〜8・6)が起きている。

東京直下型は間もなく来るのか？

M8以上もしくは被害が大きかった地震を地域ブロックごとに並べると、東北地方で大地震が起きたあとは、必ず関東で発生、さらに東海以西でも続いていることが分かった。

シーンと静まったスタジオで、司会の小倉智昭は｢9年、9年って気にならない？　本当に直下型地震が東京に来るんじゃないかと思うよね｣と話す。これから9年の間に東京はどんな対策をしておくべきか…。

コメント
01. フシギ空間 2011年11月17日 22:11:57: OmtZW.QhVGmO2 : gcdR5TxpVU ＞M8以上もしくは被害が大きかった地震を地域ブロックごとに並べると、 ＞東北地方で大地震が起きたあとは、必ず関東で発生、さらに東海以西でも ＞続いていることが分かった。 この表現だと、緯度経度を丸めた数字使って、地震が碁盤の目状の起きてるとか言ってた奴と レベル変わりませんね。 ＞シーンと静まったスタジオで、司会の小倉智昭は｢9年、9年って気にならない？ ＞本当に直下型地震が東京に来るんじゃないかと思うよね｣と話す。 ＞これから9年の間に東京はどんな対策をしておくべきか…。 流言ビジネスが流行りそうですね。 ９年あれば何かしら起こる可能性はありますし、何もなくても９年も経てば忘れてるでしょうし。 さて、日本が９年後もあって、何もなかったら司会の小倉氏は当然責任取るんでしょうね。 徒に不安だけを煽る言い方をしているわけですので。
02. taked4700 2011年11月18日 20:45:02: 9XFNe/BiX575U : r1CE0m4Zow 9年後であるとは限らない。自分はもっとはやい時期に東京を巨大地震が直撃すると思う。そして、直下型の地震によって高層ビルなどの巨大建物が大きな被害を被ることがあり得ると思う。 少なくともはっきりしているのは、10年とか20年という単位ではなくて、もっと短い期間のうちに日本のほぼあらゆる場所で大きな地震が起こり得ると言うことだ。東海地震と富士山噴火はその中でも最も大きな影響を与えるはず。 だから、その意味で、東京は首都機能移転、首都機能分散を真剣に考える時期に入っている。東京に住んでいるために、そのしがらみにとらわれて、対策を先延ばしにすることが致命傷になってしまう可能性は高い。
03. フシギ空間 2011年11月18日 22:00:28: OmtZW.QhVGmO2 : nksLQ0dOuc ＞だから、その意味で、東京は首都機能移転、首都機能分散を真剣に考える時期に入っている。 ＞東京に住んでいるために、そのしがらみにとらわれて、対策を先延ばしにすることが致命傷になってしまう可能性は高い。 その考え方は正しいとは思いますが、小倉氏は単に不安を煽ってるだけですからね。 ついでにいうと夕刊フジや日刊ゲンダイの月例当たらない地震予想とかも
04. 2011年12月21日 17:14:48 : eIsJZn0rik マグニチュードのM8.3やM8.0〜8.6は古い基準の推定であるからモーメントマグニチュードで再評価すればどの程度になるか検証が必要。Mw9を少し上回っている可能性も大いにある。 また平安時代は『日本三代実録』など地震・噴火を詳細に記録した正史が揃っているが、鎌倉時代や室町時代は戦乱のためこのような国史が存在せず、記録にもれた巨大地震が潜んでいる可能性がある。 14〜15世紀の室町時代には1361年の東南海・南海地震や1454年の東北の大津波もMw9クラスの可能性はある。 また江戸時代の宝永地震の頃は地球規模の地震活動期であった。 だから、1000年以来の活動期でなく、300〜400年毎に活動期が訪れているのではないか。 纐纈一起が指摘するように1000年に一度ではプレート境界に歪が溜まり過ぎる。M9クラスの地震の発生間隔は、よく考え直した方がいいと述べている。 http://jishin-info.jp/news/onair-2011-10-13.shtml プレート移動速度、地震カップリング率を総合的に説明するには日本海溝、南海トラフ合わせて1000年に５回程度M9クラスの地震が発生しているといってよい。

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