02. taked4700 2011年9月26日 09:33:04: 9XFNe/BiX575U
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http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/141a040d9e1bdef12bc76782dc92ea1b太陽黒点が消えた。何時始まる第24太陽活動周期 2009年06月14日 | 地球温暖化 太陽の黒点の数は、約11年の周期(サイクル)で増減し、 前回のサイクル(第23太陽活動周期)は、1996年から始まり、2001年 ごろが(黒点の数が最も多くなる)極大期でした。 2008年1月4日、京大付属天文台が『太陽活動 新周期へ突入』と、太陽の新しい活動サイクルの始まりを告げる黒点が観測されたとして、『第24太陽活動周期』の始まりを宣言していた。 今までの太陽黒点のサイクルなら、08年から活発に出現し、2011〜2013年頃にはピークを迎えることになっている筈だった。 ところが活発になるはずの年である2008年の8月には、ついに太陽表面の黒点がひとつも観測されなかった。 1カ月もの間黒点が消えたのは1913年以来の百年ぶりのことです。 現在は2012年〜2013年の極大期に向けて黒点が増え始める時期のはずなのだが、なぜか増えずに黒点が消えてしまったのである。 2006年〜2007年の極小期にもわずかながら黒点は出現していたのに、今はそれよりも太陽活動が不活発になってしまっている。 『米海洋大気局(NOAA)活動周期予想』 其れによると、次の太陽活動が極大になるのは2013年であるが、その時の黒点出現数(月平均値)は90個程度で、極大時の黒点数としては1928年の78個以来の少なさになると予想されています。 『太陽の活動低下』
太陽・宇宙探査機「ユリシーズ」の観測データから、太陽の黒点数が減少し、太陽風や太陽磁場が、この50年観測された中で最も弱まっていることが分かった。 太陽圏とは太陽風の影響下にある広大な領域で、冥王星軌道を越えてはるか先まで広がっている。 その境界では、宇宙の深奥から流入する生命にとって危険な銀河宇宙線をブロックし、地球をはじめとする各惑星の盾となっている。 ユリシーズ内の実験の一部を主導するサウスウエスト研究所のデイビッド・マコーマス氏は、 『これは重大な変化だ。太陽全体の活動が10〜15年前に比べてかなり低下している。観測史上、これほど長い低迷期が続いたことはない。』 『今回観測された太陽風はこれまでの最小記録を大幅に塗り替えるほど弱いものだった。』 そして、その状態が予想以上に長く続いている。 『太陽黒点と磁場』 太陽の表面温度は6000℃もあるが、黒点の部分はそれより幾分低く、約4000℃しかない。温度が低い分、周囲よりも相対的に暗く見える。 太陽の活動に波があることは以前から知られており、磁場分布は22年、黒点数は11年周期で変動している。 太陽には地球と同じような磁場が存在する。太陽黒点は磁場の活動と関係しており、太陽磁場が強くなると多数出現し、弱くなると消えるという性質を持っている。 太陽磁場は、太陽自身の活動と密接に関係していて、太陽が活発に活動すると磁場も強くなり、黒点も増える。 『太陽の活動サイクル』
黒点の継続的観測は19世紀半ばから始り、黒点観測のデータを150年分ほどしか持っていない。 しかし、太陽活動が活発になると、太陽からの荷電粒子が地球の上層大気に当たり、大気中の炭素が放射性同位体(C14)に変化する。 結果として生物の体内に残されたC14の量も多くなるので、木の年輪に残されたC14を調べることによって、古代からの太陽活動の周期を調べることができる。 『太陽活動が不活発になると、地球は寒冷化する』 この方法で調べた結果、いくつかの太陽活動の極大期と極小期の存在がわかっています。 ジャック・A・エディによって、それぞれ『シュペーラー極小期』や『マウンダー極小期』と名づけられた期間は、ヨーロッパにおいて小氷河期として知られる時代と重なっている。 『マウンダー極小期』 西暦1300年から1850年年頃までの約550年間は、太陽活動が弱まり、地球全体が寒くなった小氷河期だった。 1600年代前半にはガリレオをはじめとする天文学者らが、通常であれば30年で5万個近く観測できる黒点を約50個しか観測できなかった。 その中でも1645〜1715年頃の70年間は、マウンダー極小期と呼ばれる太陽活動の最も低下した時期があり厳しい寒さが地球を襲った。 このときにはグリーンランドにわたる海路の大半は氷に閉ざされ、オランダの運河は日常的に厚い氷で覆われた。 1695年にはアルプスの氷河が拡大し村が飲み込まれている、海氷も増加してアイスランド周辺の海域が氷で埋まるほどになった。 ロンドンでは冬季にテムズ川が凍結し、人が歩けるほどの厚みに氷が張った。 寒冷化は食料生産に大打撃を与え、伝染病の流行をも引き起こす。 この時期、世界各地で飢饉が起き、ヨーロッパではペストが大流行し、多数の死者が出た。 このまま太陽活動の回復が遅れれば、今後地球の気候は温暖化ではなく寒冷化することになるかも知れない。 『温暖化より恐ろしい地球の寒冷化』 実際問題として地球の温暖化と寒冷化を比べると、地球寒冷化の方が世界の食料生産に直接的な打撃を与え、遥かに深刻で恐ろしい。 何故なら植物は全て、現在よりも二酸化炭素を多く含んだより高温の空気の中で育てると、通常よりもずっと早く大きく生育する。 今の地球環境は植物からすると適温では無く『寒くて二酸化炭素が薄い』嫌な厳しい環境なのです。 だから寒冷化すると、植物の生育状況は一気に悪化し、植物の生育不順は即食糧不足に直結する。 今回の黒点消失は、多くの人々が飢える寒冷化の時代の予兆かも知れない。 温暖な西日本の飢饉は通常梅雨期に雨が降らない旱魃が原因でおこり、対照的に東日本の飢饉は夏の寒さ(冷害)が原因であった。 『寒さの夏はおろおろ歩き』の宮沢賢治の詩は、現代の我々にとっても決して過去の忘れられた記憶ではなく、物事の真実を突いているのです。 |