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台風15号“死者110人クラス”…交通網マヒで帰宅難民も発生か
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110921/dms1109211125006-n1.htm
2011.09.21 夕刊フジ
非常に強い台風15号は21日、西日本から首都圏、東日本を暴風域に巻き込みながら北上する最悪のコースを進んだ。気象庁によると、台風の進路は1979(昭和54)年10月に死者110人を出し、首都圏の交通がマヒした台風20号に酷似。東日本大震災の「3・11」と同じく、東京で大量の帰宅困難者が発生する可能性もある。
気象庁の発表によると、午前7時現在、台風15号の中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。中心の南東側150キロ以内、北西側110キロ以内で風速25メートル以上の暴風が吹いている。
気象庁は20日から会見で暴風や大雨に警戒を呼びかけているが、同庁予報課の神田豊主任予報官は、台風15号の速度や進路が大きな被害をもたらした79年の台風20号に酷似していると警告した。
その台風20号は観測史上世界で最も低い中心気圧870ヘクトパスカルを記録した“スーパータイフーン”として研究者の間で知られている。和歌山県白浜町付近に上陸した際も965ヘクトパスカルの勢力を保ち、中部地方から三陸沖へと猛スピードで駆け抜けた影響で暴風雨が首都圏を直撃。東海道新幹線や山手線などの国電(当時)各線は早々と運休、一時は営団地下鉄(現・東京メトロ)以外の鉄道がすべてストップし、通勤の足が大混乱に陥った。高速道路も軒並み通行止めとなり、自動車での移動もままならなかった。
北海道では台風から逃げ遅れた多くの漁船が沖合で遭難。釧路市の死者・行方不明者は67人。全国での死者と行方不明者は計115人に達した。
今回の台風15号も今後、スピードを上げて本州を縦断する可能性が高まっている。21日午後6時には群馬県付近に達する見込みで、中心気圧は960ヘクトパスカル、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は人間が吹き飛ばされるほどの60メートルが予想されている。首都圏では交通網が寸断される恐れがあり、帰宅困難者が大量に発生する恐れも。東日本大震災の被災地や北海道でも警戒が必要だ。
上陸すると一気に加速する「秋台風」は、危険予測が難しい。神田主任予報官は「洪水や土砂災害などの恐れがあり、最大級の警戒をしてほしい。台風が近づいたり、川があふれたりする前に早めに避難してほしい」と呼びかけた。また防災関係者は「台風のスピードが速いため、避難勧告などの災害対策が後手に回りがち。79年の台風20号も『まだ大丈夫だろう』と出勤した多くの人が立ち往生を余儀なくされた」と指摘している。
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