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【あなたの街は大丈夫か 次の巨大地震はここだ】9世紀の日本とソックリ
http://gendai.net/articles/view/syakai/132638
2011年9月13日 掲載 日刊ゲンダイ
この50年間の地震分布
<歴史は繰り返す(1)>
歴史をひもとくと、巨大地震は一定のパターンで、繰り返し、起こっていることがわかる。
東日本大震災は9世紀の貞観地震とよく比較される。場所や規模がソックリだからだ。平安時代に編さんされた歴史書「日本三代実録」には、陸奥国(現在の宮城県など)で巨大地震が起こり、家が倒れ、海水が多賀城の城下まで押し寄せ、1000人もの溺死者が出たと記録されている。
問題は、9世紀には11回もの大地震が起きていることだ。それが1964年新潟地震以降の地震分布とよく似ている。ここから「次」が推測できるのだ。
「地震の日本史」の著者で、産業技術総合研究所の寒川旭・招聘(しょうへい)研究員(地震考古学)がこう言う。
「東北の東側海底には、太平洋プレートと北米プレートの境界があり、大きな地震が繰り返し発生してきました。869年の貞観地震と2011年の東北地方太平洋沖地震は似ています。830年、850年にも東北地方の日本海側で大地震が続いた。今回も東北の内陸のあちこちで、一定の間隔で地震が起こっているのです」
たとえば、(1)830年2月3日には出羽国大地震(秋田城が被害)が起こっている。これと近い位置で起きたのが、1983年5月26日に起きた日本海中部地震(M7.7)だ。以下、こんなに符合する地震がある。記事末尾の一覧をジックリ見てほしい。
もうドンピシャリではないか。恐ろしいのは、9世紀に起こって、それに符合する地震がまだ起きていない地域があることだ。
◆(2)841年 長野県中部の地震(糸魚川―静岡構造線断層帯に属する松本盆地南東縁の牛伏寺断層などに引き起こされた地震)→1984年9月14日 長野県西部地震(M6.3)
◆(3)841年 伊豆半島地震(半島北部を南北に走る北伊豆断層帯から引き起こされた地震)→1974年5月9日伊豆半島沖地震(M6.9)
◆(4)850年 出羽国南部の地震→2008年6月14日 宮城内陸地震(M7.2)
◆(5)863年7月10日 富山・新潟の地震→1964年6月16日 新潟地震
(M7.5)、2007年3月25日 能登半島地震(M6.9)、2007年7月16日 新潟県中越沖地震(M6.8)
◆(6)868年8月3日 播磨地震(兵庫、岡山)→1995年1月17日 兵庫県南部地震(M7.3)
◆(7)869年7月13日 貞観地震(宮城県沖)→2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震(M9.0)
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