http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/536.html
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今回は、水害に関する、まさに集大成のような事態になった
台風の進路は簡単に変わるし、記録的な降水量は想定を簡単に超えた
この膨大な教訓をきちんと生かせれば、今後の人的被害は劇的に減らせるだろうが
皆さん、結構、忘れやすい。
http://jp.reuters.com/article/kyodoNationalNews/idJP2011090501000631
台風でダム湖形成、決壊の恐れ
2011年 09月 5日 21:17 JST
台風12号による紀伊半島豪雨で、12人の死者・行方不明者が出た奈良県十津川村で、土砂崩れでせき止められた川の水が自然にたまる土砂崩れダムが形成されていることが5日、奈良県警への取材で分かった。土砂は高さ約80メートルに達している部分もあり、再び大雨が降り決壊した場合、二次災害を引き起こす恐れもあるとして県警は周辺地域での捜索を打ち切った。共同通信集計で死者34人、行方不明者56人となった。
http://jp.reuters.com/article/kyodoNationalNews/idJP2011090501000022
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110905/t10015400681000.html
死者不明者 約70%が屋内で
台風12号の影響でこれまでに30人が死亡し、56人が行方不明になっていますが、このうち災害に巻き込まれた状況が分かった64人のうち70%近くが住宅などの屋内に居ながら被害に遭っていることが分かりました。
NHKは今回の台風で死亡したり行方が分からなくなっている86人のうち、災害に巻き込まれた状況が分かった64人について当時の行動や被害に遭った場所を調べました。それによりますと、住宅などの「屋内」で災害に巻き込まれたのは全体の67%に当たる43人でした。これに対して、外に様子を見に行ったり、避難している途中で川に流されたりして「外出中」に災害に巻き込まれたのが33%に当たる21人で、屋内での被害が外出中の被害を大きく上回っています。平成に入って最悪の98人の死者・行方不明者を出した平成16年の台風23号では、災害に巻き込まれた状況が分かった84人のうち、60%に当たる50人が「外出中」に被害に遭っていて、「屋内」の被害が多い今回とは対照的な結果になっています。屋内で災害に巻き込まれたケースを見てみますと、今回の台風では土砂崩れに巻き込まれた人が最も多く20人、住宅などが増水した川に流された人が19人でした。外出中に災害に巻き込まれたケースでは、平成16年の台風23号の際は、屋根を修理するなど台風に備えて準備中に被害に遭った人が22人に上りましたが、今回は1人だったほか、避難する途中に被害にあった人も平成16年の15人に対して今回は2人にとどまっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110905/t10015402301000.html
北海道 大雨に警戒を
9月5日 21時6分
紀伊半島に記録的な豪雨をもたらした台風12号は、温帯低気圧に変わりましたが、北海道は大量の湿った空気が流れ込んで6日にかけて大雨となるおそれがあり、気象庁は、土砂災害や河川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、西日本を北上した台風12号の影響で、紀伊半島では記録的な豪雨となり、奈良県上北山村で先月30日の降り始めからの雨量が1800ミリに達するなど、各地で1000ミリを超える雨を観測しました。台風は5日午後3時に温帯低気圧に変わって日本海を北上し、この時間は、北日本の各地でやや強い雨が降っています。これまでの雨で奈良県、新潟県、長野県、埼玉県、群馬県、栃木県、岩手県、それに北海道の8つの道と県では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。北日本では、前線が停滞しているうえに、6日にかけて台風から変わった低気圧や東の海上の台風13号が近づくため、大量の湿った空気が流れ込む見込みです。特に北海道では、局地的に1時間に60ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。6日夕方までに降る雨の量は、いずれも多いところで、北海道の太平洋側西部と日本海側南部で400ミリ、東北の太平洋側と北海道の太平洋側東部で150ミリなどと予想されています。北海道では1日以降、断続的に雨が降って地盤が緩んでいる地域があり、気象庁は、自治体の出す情報に十分注意して、土砂災害や河川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。またこれまでに大雨となった地域では雨が弱まってからも災害が起きるおそれがあることから、気象庁は、警戒を続けるよう呼びかけています。
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・北海道 記録的大雨のおそれも
・北海道 6日にかけ大雨のおそれ
・北海道など激しい雨のおそれ
専門家 堤防の想定超える大雨
9月5日 21時34分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
三重県紀宝町を流れる相野谷川があふれ、多くの住民が家の中などに取り残されたことについて、現地の防災に詳しい専門家は、今回の大雨は堤防の想定を超えていて、避難などが遅れればさらに大きな被害につながる可能性があったと指摘しています。
三重県紀宝町は、台風に伴う大雨によってあふれた相野谷川の水が町内に流れ込み、1人が死亡し、多くの住民が家の中などに取り残されました。これについて、三重県内の防災に詳しい三重大学大学院工学研究科の川口淳准教授は「降水量が数日間で1000ミリを超えるのは非常に珍しいことだ。この地域は堤防があるため、そもそも浸水が想定されていないが、今回は堤防が全く機能しなかった。住民に油断があれば、大きな被害が出たはずだ」と指摘しました。三重県内では人命に関わる被害が比較的小さかったと指摘されていますが、その理由について川口准教授は「相野谷川は過去に何度も氾濫しているので、住民がリスクを十分に理解していた。住民が中心となって日ごろから防災に取り組んできたことがうまく機能したと見られる」と分析しています。そのうえで「想定外の災害が起こったときにどのような被害が出るかを想像しておくことが重要だ。紀宝町では過去の水害の経験が適切な避難につながったのではないか」と話しています。
上北山村 雨量2400ミリ超える
9月5日 21時6分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)
台風12号による豪雨で、国土交通省が奈良県上北山村に設置した雨量計では、先月30日の降り始めからの雨量が2400ミリを超えていたことが分かりました。
国土交通省によりますと、奈良県上北山村小橡の「大台ヶ原」に設置した雨量計では、先月30日夜から雨が観測され始め、最大で1時間30ミリ程度の激しい雨が断続的に降り、今月1日までの2日余りで500ミリ余りの雨を観測しました。台風が接近した今月2日には4時間連続で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨を観測するなど1日で800ミリ近い雨を観測しました。さらに3日には午前2時までの1時間に69ミリの雨を観測したあと、4日も激しい雨が降り、5日午前3時までに降った総雨量は2436ミリに達しました。国土交通省によりますと、この観測点の過去40年間の平均の年間雨量は3287ミリで、今回はその4分の3がほぼ5日余りで降ったことになります。
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・奈良 上北山村の避難勧告解除
・奈良上北山村河合に避難勧告
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