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5ｶ月で震度4以上196回 専門家が警鐘｢あと1､2年は続く｡M8ｸﾗｽが起きることも｣
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2011/8/20 日刊ゲンダイ ：「日々担々」資料ブログ
首都圏直下型の恐れも
きのう(19日)午後､東北地方を中心に襲った地震は､宮城､福島両県で震度5弱の揺れを観測した｡震源地は福島県沖で､ﾏｸﾞﾆﾁｭｰﾄﾞは推定6･8｡気象庁は一時､両県沿岸部に津波注意報を発令し､騒然となったが､津波は観測されなかった｡
東日本大震災から5ｶ月｡震度4以上の余震はこれで196回発生している｡余震の回数は､日を重ねるごとに減ってはいるが､活動は依然として活発だ｡被災者はもちろん､被災地域以外の人の不安も高まっている｡一体いつまで続くのか､巨大な余震が来ることはないのか｡京大防災研究所地震予知研究ｾﾝﾀｰの遠田晋次准教授に聞いてみた｡
｢多くの人が誤解していますが､余震の数が減っても､大きさが小さくなるわけではありません｡回数が減ることで､大きなﾏｸﾞﾆﾁｭｰﾄﾞの余震に当たる確率が減るというだけのことです｡今なおﾌﾟﾚｰﾄの横滑りは続いており､余震が減衰していない場所も見られる｡福島県沖､県南部のいわき市沖､銚子沖｡銚子沖の地震は､首都圏直下型となる恐れがあります｡ﾏｸﾞﾆﾁｭｰﾄﾞ7ｸﾗｽの余震は､あと1､2年続くと思います｡回数が多いと､M8ｸﾗｽが1度起きることもありうる｡いずれも津波を伴う恐れがあるので､引き続き警戒が必要です｣
気象庁も昨日､｢余震活動は活発｡今後も注意が必要｣と発表している｡首都圏直下型となれば､甚大な被害となるし､福島で起これば原発が再び暴れだす可能性がある｡覚悟して備えることが重要だ｡
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