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★活動がさら活発になっている太陽は8月に入ってから5回のMクラスのCMEを噴出
そろそろ「サイクル24」(第24太陽活動周期)も頂点へと本格化しているようで、太陽はこの1週間で、Mクラス以上の太陽フレアだけでも7回発生させています。
・7月27日からのMクラス以上太陽フレア。
2011年07月27日 M 1.1
2011年07月30日 M 9.3
2011年08月02日 M 1.4
2011年08月03日 M 1.1
2011年08月03日 M 1.7
2011年08月03日 M 6.0
2011年08月04日 M 9.3
小さなクラスのフレアは毎日、大変な数が発生していて、8月3日と8月4日の2日間だけでも、これだけ発生しています。
米国海洋大気局 NOAA の予測では、今後48時間(日本時間の8月6日くらいまで)の「Mクラスのフレア発生確率を65パーセント、Xクラスのフレア発生確率を10パーセント」としています。
★8月6日頃にかなり強い CME が地球に到達する
このうち、昨日発生した M9.3 のわりと大きめのフレアでは、CME(コロナ質量放出)を地球の方向に噴出しています。
今回の CME は地球に対してダイレクトに噴出していますので、地磁気などを中心に 8月5日から6日にかけて地球に影響を与えると思われます。
NASA によると、この CME は現在、
・秒速1950キロメートルという高速で地球に向かって進んでいる
・8月5日午後11時55分前後あたりに地球に到達
・先に発生した2つの CME と結合して地球に到達する予定
となっているようです。
クラス自体はMクラスですので、日常生活に影響が出るような現象は起きないでしょうが、「3つの CME が結合して地球にやってくる」というのは、珍しいことですので、どのようなものとなるのか今後の参考のために見てみたいと思います。
なお、CMEそのものは、太陽フレア以外の原因でも発生します。
ハイダーフレアと呼ばれる現象や、黒点と黒点が結合した場所を巨大なCME が噴出したことも過去にはありました。下の過去記事などをご参考いただければと思います。
・太陽のフィラメントが起こす壮大な「ハイダーフレア」 (2010年02月24日)
・米国の科学者が「太陽全体爆発フレア」発生について発表 (2010年12月15日)
昨年の2010年 8月1日には、太陽の半球面すべてが爆発するという現象が発生しています。
左側のコロナホールを中心に太陽表面の非常に広い範囲で爆発が起こりました。
この時は、この「世紀の大爆発」が地球に直接向いていなかったので、地球には大きな影響が出ずに済んでいます。
現在の太陽活動の活発化と重ね合わせますと、上のような大きなCMEが発生する可能性はあります。
ちなみに、過去にも書いていますが、巨大なCMEの発生と、その到達は、時間的にかなり余裕を持って知ることができます(通常だと2日の間がある)。
2日あれば、ある程度の対処はできますので、このこと(太陽フレアやCME)に関しては不安になる要素は特にないと思います。むしろ、私たち(人類)が資本主義や階級社会の呪縛から解放されるキッカケとなることを夢見るというような人びともいるような気さえいたします。
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