http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/492.html
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(Japon : Fukushima sous des pluies torrentielles: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110730-japon-pluies-torrentielles-region-fukushima
日本−記事発表:2011年7月30日土曜日−最終更新:2011年7月30日土曜日
日本:福島に豪雨
記者:RFI
今年3月11日の地震と津波によって大きな損害を受けた福島原発がある、日本の東北地方を、2011年7月29日から豪雨が襲っている。この豪雨は各地で洪水を引き起こし、朝鮮半島ではすでに数十人の死者が出ている。日本でも、最初の死者が出た。
政府は30万人に、自宅から避難するよう呼びかけた。
報告:RFI東京駐在記者フレデリック・シャルル
福島地方や、東京の250km北西にある新潟地方では、降水量は700〜1000mmに達している。豪雨は洪水と地滑りを引き起こしている。NHKのテレビチャンネルでは、完全に水没した小さな村の、決壊した堤防、流される泥、なぎ倒された木や電柱などの映像を流している。
政府は、30〜40万人に被災地から避難するよう、呼びかける措置をとらせた。「呼びかける」だけなのは、自衛隊を嫌う中道左派政権が、3月11日の自然災害の被災地から自衛隊を撤収させたからだ。そのため、自衛隊は、その時と同じだけの大がかりな避難を支援できる状態にない。
この豪雨により、福島原発の諸施設は脆弱になっている。今週の初め、この豪雨により、韓国では59人が死亡し、数千人が家を失った。
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(投稿者より)
RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。
豪雨やその影響よりも、今回の災害から浮かび上がってきた、政府と自衛隊の微妙な関係を記者が読みとり、記事にして配信したところに興味を持ちました。
「政府は〜措置をとらせた」(Le gouverment a fait passer de ....)としましたが、自然災害の時に自衛隊の出動を要請するのは各都道府県の知事です。これは、住民に避難指示・避難勧告を出すのが知事であるのと同じです。政府から直接、住民に呼びかけたわけではありません。実際、今回の豪雨でも陸自・空自のヘリが出動し、被災者の救助に当たっています。
今回の震災では、菅政権はむしろ自衛隊に依存しすぎたというイメージが、私にはあります。確かに、多くの人員を組織的かつ効率的に動かし、現地で災害の処理に当たる能力は、自衛隊がいちばん優れていると思います。菅政権には、その能力が当初からありませんでした。
ただ、自衛隊の本務は国防にあり、その要員を瓦礫の処理や行方不明者の捜索にいつまでも当たらせるべきではないという意見は、早期からありました。また、政府・東電のずさんな情報伝達に、自衛隊側が強い不満を持ったとも聞きます。後者については、最近この掲示板にも投稿がありました。
(重い・・・原発作業員の告発 (CHARLEY VARRICK)下半身不随になった自衛隊員もいる。自衛隊は非協力に転じる。:阿修羅♪掲示板)
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/860.html
むしろ、自衛隊が菅政権に嫌気したのではないだろうか、というのが率直な感想です。
日本は文民統制のシステムをとっていますが、地震はまた来ます。また、もし有事があったとき、これで大丈夫でしょうか?
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