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降り続いた大雨で浸水し、土砂が流れ込んだ集落。右上は只見川=30日午前9時40分、福島県只見町
新潟・福島豪雨
地震、原発、今度は大雨… 相次ぐ災厄に住民「こんな目に遭うとは」
産経新聞
2011.7.30 18:41
記録的な豪雨でライフラインが寸断され、一部地域が孤立状態となった福島県の南会津地方。不安な一夜を過ごした住民らは、家や知人の安否を心配するとともに、引き続く厄災を恨んだ。
「地震、原発、大雨。大震災は内陸の方は何とか無事だったけども、こんな目にあうとは…」
南会津町内川地区に住む、酒店経営、菅家(かんけ)弘子さん(59)はため息を漏らす。自宅近くの斜面が崩れ、土石流が家を襲った。自宅2階部分まで土砂が積もり、ガラス戸を突き破った大きな石や泥が室内に散乱する。
29日夜、町の指示により、近くの親戚宅に避難。遅れて夫が避難を終えてしばらくすると、すさまじい音とともに、鉄砲水と土石流が自宅を襲った。家の様子が気にかかり、血圧降下剤を飲み、一睡もできなかった。
「持って出たのは薬と位牌(いはい)だけ。家の中も商売道具もぐちゃぐちゃで、この先どうすればいいのか分かりません」。玄関もふさがり、荒れた室内をのぞく。家の周囲を覆う大量の土砂を取り除く動きも鈍い。
道ばたに力なく座り込むのは、檜枝岐(ひのえまた)村の会社員、平野保一さん(54)。29日は仕事を終え、通行止めになった道を迂(う)回(かい)して家路に急いだが、村にかかる橋が落ち、南会津町内の避難所で過ごした。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110730/dst11073018420020-n1.htm
30日午後3時現在、村へは電話も通じず、「村の家族の安否が気がかり。電気も通ってないから」。道路の復旧を待ちつつ、「早く家に帰りたい」とこぼした。
住民らによると、奥会津地方は数日前から断続的に雨が降り、地盤が緩んだところに豪雨が襲った。
「雨が怖かった。朝4時ごろに雷が落ちて、妹と起きて抱き合って寝ました」と同町の小学校4年、平野杏菜さん(9)。
同町の自営業男性(65)は道路の土砂を取り除きながら言った。
「7年前の(新潟・福島)豪雨より被害は大きい。通行ができなくなったことで生活も止まってしまった。早く直して普通の生活に戻りたい」。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110730/dst11073018420020-n2.htm
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