http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/455.html
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直接、地殻の変形を測定するので、いわゆる前兆現象ではなく、比較的、期待ができそうな予知手法ではある。
現時点では、ひずみ計のデータから、本当に、実用的な地震予知ができるのかは、疑問で、
単なる税金の無駄遣いに終わる可能性も高いが、地球科学の進歩に結びつくだけ、ましか
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C889DE1E3E7E7E2EAEBE2E2E1E2E5E0E2E3E386989FE2E2E3;df=2
東海地震予知へ「ひずみ計」精度向上 前兆すべり観測 気象庁、12年春にも導入
気象庁は東海地震の予知の精度を向上する技術を開発した。地震の前兆現象をとらえるひずみ計の観測能力を高め、従来より早い段階で地震が起きる可能性をつかめるようになる。今夏に新技術を取り入れた観測システムの試験運用を始め、来春にも予知の観測体制に正式に導入する。
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東海地震は静岡県南部などを震源に起こると想定されている地震。政府の地震調査委員会は、今後30年以内に87%の確率でマグニチュード(M)8程度の地震が発生するとしている。
発生直前にプレート(岩板)の境界面がゆっくりとずれる「前兆すべり」が起きると考えられている。前兆すべりをとらえるため、気象庁はプレート内部に加わる力を高感度で観測するひずみ計を、静岡県や愛知県、長野県南部の25カ所に設置している。
ひずみ計は中が空洞になった金属製の筒で、直径約15センチメートルの縦穴を100〜800メートル掘り、その底に置く。前兆すべりでプレートの内部に力がかかると、縦穴の周囲の地盤に押され、ひずみ計の外側が変形する。その際の変化から、プレートの動きを求める。
開発したのは観測したひずみ計のデータを処理する技術。従来は1つずつのひずみ計を処理していたが、気圧の変化や潮の満ち引きの影響でノイズが発生し、前兆すべりが広範囲で起きた場合でも10センチメートル以下の地盤のずれは検知が難しかった。
気象庁の宮岡一樹調査官らは観測データの処理を工夫して、わずかな地盤のずれでも検知できる技術を開発した。数〜十数カ所に設置したひずみ計の観測データを同時に処理することでノイズを減らし、数センチメートルの地盤のずれでも検知できる。従来は一カ所のひずみ計でしか観測できなかったずれが、同時に複数のひずみ計でとらえられる。
今夏をメドに新手法でのデータ処理の試験運用を始める。地震の前兆現象ではないもののプレート境界面がわずかにずれる「スロースリップ」を観測して精度を確かめた後、来春にも観測体制に組み込むことを目指す。
東海地震に関する気象庁の情報発表 発表する基準 防災対応など
調
査
情
報 1カ所のひずみ計で変化が観測された場合。東海地震の前兆なのか直ちに評価できない場合 国や自治体で情報収集連絡態勢がとられる
注
意
情
報 2カ所のひずみ計で変化が観測された場合。東海地震の前兆である可能性が高まった場合 児童・生徒の帰宅、救急・消火部隊などの派遣準備
予
知
情
報 3カ所以上のひずみ計で変化が観測され、前兆すべりと認められた場合。政府の警戒宣言に伴って発表 危険地域からの住人避難や交通規制の実施
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