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■巨大太陽嵐が2013年にもやって来るといわれている(http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1388361/Solar-storms-peak-2013-wreak-havoc-Earths-electrical-communications.html)
6月9日には、粒子放出量が過去最大の太陽フレアが放出されたそうだ。それでも方向が地球に向かっていなかったので、影響はたいしたことはなかったようだが、もしも噴出したフレアがまともに地球に向かったとしたら、非常に深刻な事態を招くことになる。
これから太陽黒点が増えて太陽の活動がピークに近づく(2013年・14年)。その時には数多くの太陽フレアが発生、その内のいずれかが地球にまともに向かって放出されることもあろう。従ってそれに対する準備を進める必要がある。
人間にできることは、以前の教訓を生かすことであり、その一つが送電線に流れる電流を切っておくことだ。そこで米英などは計画停電を考えているという。1989年に発生した太陽嵐がカナダを停電に追いやったケースがあったため、それを教訓とするわけだ。
しかし、これから発生する太陽嵐は巨大太陽嵐だけではなく、超巨大嵐である。これがどうも今年から2013年、14年にかけて発生し、地球に到達する可能性がある、ということが言われている。これは物理現象としての停電だけでなく、人間の霊性にさえ影響を与えると言われている(5月1日号「恐ろしげな科学的発見:太陽からの神秘的放射が物体を変性させる」、4月16日号「伊勢白山道にみる大陸移動期に入った我々の生き方」などを参照のこと)。
我々はこのような人類史的時代に生きているという自覚が先ずは、必要であろう。
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●太陽嵐の脅威のため計画停電も必要に
http://www.independent.co.uk/news/science/controlled-power-cuts-likely-as-sun-storm-threatens-national-grid-2296748.html
【6月13日 By Steve Connor】
イギリスとアメリカの高官らは、強力な太陽嵐が地球に到達する可能性があることに対応して計画停電の準備を進めている。
インデペンデンツ紙のインタビューの中で、アメリカの宇宙天気予報センターのトーマス・ボグダン所長は、大規模な太陽嵐が地球に到達した場合に全米の送電網をダメージから守るため、計画停電を実施することになるだろう、と語った。その予防措置をとらない場合は、何ヶ月あるいは何年も修理に費やすようになる、という。
ボグダン博士はイギリスの気象庁の科学者らと緊密な連絡を取っており、米英両政府により深刻な脅威とされている問題に対して、協調した地球規模の対応をとる第2宇宙気象予報センターを立ち上げる話し合いをしている。
話し合いのトピックの一つは、高エネルギーの太陽粒子が地球の磁場に衝突した際に起きる磁気嵐により大規模な電流の流れが生じたとき送電網を以下に守るか、ということだ。
もっとも脆弱な部分は、遠距離からきている多くの送電線が繋がる何百もの変電所で、磁気嵐の起きた際には、突発的に大容量の電流が流れることがある、とボグダン博士は語った。
「これは、北アメリカあるいは北ヨーローパの大部分が数日ないしは数週間、ひょっとして数ヶ月に、ある予想では数年にも渡って停電になる可能性を示している」と博士は語った。
この米英共同事業の狙いは、太陽気象予報を改良し電力会社に対して迫り来る太陽嵐の可能性を示せるようになるところにある。五つあるカテゴリーの内最大の「カテゴリー5」がやって来ることが予期されたとしたら、地球に到達する前に送電を停止すること、そして磁気嵐が通り過ぎるに任せることが、送電し続けるよりも良い、という考え方である、と博士は語った。
1989年、ある太陽嵐がカナダの広い範囲を停電にさせたことがあった。それはアメリカ全土に広がりカリフォルニアにまで広がった。恐るべきは、1859年に天文学者のリチャード・カリングトンによって記録された、電線を焼ききったと言われた巨大太陽嵐である。
「このような太陽嵐は非常に稀なことだ。我々はそれを『黒鳥』と呼んでいる」とボグダン博士は語った。「もしもカリングトンの書いたような太陽嵐が起きたら、そして送電操作担当者らがインフラ防衛の措置を取らなかったら、シナリオ通りのことが起きてしまうだろう」
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