http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/417.html
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http://www.nhk.or.jp/special/onair/100627.html
深層崩壊が日本を襲う
異常気象がもたらす記録的な豪雨が、土砂災害の概念を大きく変え始めている。昨夏、台湾南部のなだらかな山が、大雨によって頂上付近から大崩壊を起こした。深層崩壊と呼ばれる巨大土砂崩れが、集落を襲い500人の命を奪ったのだ。ハザードマップで安全とされていた場所で発生した大災害は、日本の防災関係者に大きな衝撃を与えた。実は台湾と類似した地形の多い日本でも、深層崩壊は頻発し始めている。専門家による調査で次々と危険箇所が見つかる中、新たな災害から住民の命をどう守るか、対策の最前線を追う。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/2010/100627_a.jpg
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巨大津波と“闘う” 〜石巻赤十字病院・激動の90日〜(仮)
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http://mn-nishi.at.webry.info/201105/article_312.html
NHK総合「NHKスペシャル 深層崩壊が日本を襲う」を見ました。(再)
<< 作成日時 : 2011/05/29 07:38 >>
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再掲出にあたっての追記)
関連記事を再掲出したので、この記事も再掲出します。
(2010.07.20-)
NHK総合「NHKスペシャル 深層崩壊が日本を襲う」を見ました。
録画です。放送は1週間以上前だったのですが、な〜んか見損ねていて、今頃になってしまいました。(ママ、あることですが・・・。)
ナレーションは、(久しぶり!)森田美由紀さん。最近はそうでもないようですが、序列の厳しいNHKアナウンサーの中で、かつて、北海道から引っこ抜かれた・・・と記憶しています。以前は19時のニュースとかにも登場していましたが、それも今は昔。最近、私がきちんと出演を意識したのは、2005年のNHK教育「なんでも好奇心 ワイナリーへいらっしゃい」以来ではないかな、と思います。でも、人を安心させるような、落ち着いた(女性としては)低い声は変わりませんね・・・。
番組は、2009年に台湾・高雄県小林村を襲った山崩れの様相から始まりました。3日で2,000mmという年間雨量に匹敵する雨が降り、山が最大深さ84mに渡って全て崩壊、村をほぼ全滅させたという被害シーンです。そして、それを調査する京都大学防災研究所の面々。「専門家ですが、素人のように驚いています。」という準教授の言葉が、印象に残ります。
合間には、数少ない生き残りの村人による証言も・・・。
そして、台湾当局(かの国では、水土保持局っていうのか・・・)が「危険」とまったく認識していなかったこと、そして、教授以下が「深層崩壊」を証明するような岩盤クリープの証を発見、深層崩壊がおきやすい場所だったことを特定するシーンなどが描かれていました。
場面は展開して、日本でも1997年の出水市、2003年の水俣市で「深層崩壊」が起こった、それは異常なことだという鹿児島大学の教授が登場し、地球温暖化による「集中豪雨」が原因となる・・・それは、400mmを越える集中豪雨が1990年代では13箇所なのに、2000年代は21箇所にもなっているから、そして、スパコンで計算した結果でも集中豪雨が予測されるから、「深層崩壊が日本を襲う」として、と結ばれているまでが、概ね番組の前半。
後半は、深層崩壊によって生まれた土石流が天然ダムをつくり、それが短時間で崩壊、被害を拡大するシーンが紹介されました。小林村下流の別の村の村長が、天然ダム決壊の様子を話し、当時の状況を示す映像も流されています。
さらに、台湾での対策状況が紹介され、国土交通省土木研究所のチームが全国で「深層崩壊が起きそうな地形」を探している様子、そして、モデルケースとして、その被害想定を行い、当該自治体に説明しているシーンが紹介されました。
どれも、なかなか、興味深い映像でした。
深層崩壊が一度起きれば、その被害が甚大なものになる可能性があることは、よく理解できました。
深層崩壊が生じる可能性のある地形は、長い年月の間に重力により地層がたわみ、岩盤に亀裂が入っている、そこに短期間での集中合意で水がたまり、一気に崩壊する・・・うんぬんは、よく理解できました。
長い年月の間による岩盤クリープは、ごく自然のことなので、防ぎようもなく、おそらく、全国に該当地があることだろうと思います。
しかし、結論を押し付けすぎているような印象も受けました。
それは、これまで認識していかなったことが学問的に発見されたからといって、こんなに急に問題になることなのか、ってことです。番組では、最近になって、頻発するようになったかのような深層崩壊ですが、実はそうでもなかったのかもって感じもしなくはありません。規模はともかく、発生していたけれど、気がつかなかっただけかも・・・というような、感覚を払拭できませんでした。(発見された当初は異常気象だと大騒ぎされたものの、どうも、定常的に発生しているらしいエルニーニョのように・・・)
深層崩壊に至るのは、今までにない、(またまた)温暖化による集中豪雨のせいだってことのようでしたが、豪雨による崩壊は理解できても・・・。集中豪雨の統計にしても、高々20年間の10年後とのそれの比較で「倍近く」なんて表現していいものか・・・。スパコンの計算にしても、条件一つで結果が大きく異なるはずです・・・どこぞの教授が「最悪の場合」って表現していたのは、そういう意味でしょうが、計算条件も提示しての予測結果も、きちんと触れてほしかった・・・。(これは、この問題だけではなく、スパコンが!って言う時のほとんどのケースで抱くことです・・・。)
地球の気温は数千年単位で変動しています。過去にも、比較的高温がありました。そんな時代には、集中豪雨が降り、そして、深層崩壊が多発していたのでしょうか?あるいは、日本よりも平均気温が高い地域での、岩盤クリープのある地形では、これまでも頻繁に深層崩壊が起こっているのでしょうか? 崩壊した地層と崩壊しなかった地層の地盤状況はどうなのか? 表層を覆う植生や、表土の地質とは、本当に関係ないのか?
そんな疑問が残ったのは事実です。
とはいえ、今までのサードマップの見直しが必要なのは事実のようです。
正直なところ、深層崩壊はどこででも起きる可能性があり、そして、その発生は防ぎようもない。きちんと危険性を認識して、逃げることができるようにすることが、人間としてできる数少ない対応のような感じがしました。
番組が訴えるほどの早急な対応が必要なのかどうかは、先のことからも、少し疑問も感じますが、早いほうがいいには違いない。
国立環境研究所で国際法や国際政治を研究している人達や、地方**局の技術部にいる無資格で無能な中級職国家公務員連中を首にして、それで浮いた分を、このようなことに対しての予算に振り分けてしかるべきかと、私は思います。
見ていて感じたことを一つ。
番組のCGと実際の映像の差が、どうも・・・。リアルなことだけがCGの価値ではありません。って、それほどリアルなCGでもなかったですが、実写との違いがどうも・・・。
CGと実際の映像を区別しやすくしたほうが、この手の番組には、いいように思います。
司会をしていたNHK解説委員は、正直、いらないなって思いましたが、それでも、このような話題をとりあげるのは、さすがNHKスペシャルって感じ。見てよかったと思えた番組でした。
[PDF] 深層崩壊 発生予測の研究
ファイルタイプ: PDF/Adobe Acrobat - HTMLバージョン
深層崩壊. 発生予測の研究. ジャワ島中部地震及び. ムラピ火山噴火に伴う土砂災害調査について .... 針原川流域では、災害後、深層崩壊発生メカニズムの. 解明や崩壊発生の予測法の開発を目的とした調査が集中. 的に行われた。ここでは得られた研究成果( ...
www.stc.or.jp/14sabo/sabo/pdf/SABOVol.88.pdf
www.mlit.go.jp
報道発表資料:深層崩壊に関する全国マップについて - 国土交通省
2010年8月11日 ... このたび、深層崩壊*1に関する調査の第一段階として、過去の発生事例から得られている情報をもとに深層崩壊の推定頻度に関する全国マップを作成しました。今後このマップに基づき、地域レベル、小流域レベルでの評価のための調査を行い
sankei.jp.msn.com/affairs/news/110416/dst11041600200000-n1.htm
【東日本大震災】「深層崩壊」に警戒を 東北の山間部 - MSN産経ニュース
2011年4月16日 ... 東日本大震災によるマグニチュード(M)9・0の超巨大地震と強い余震によって、東北地方の地盤が不安定化、脆弱(ぜいじゃく)化し、「深層崩壊」の発生が懸念されている…
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