http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/380.html
Tweet |
東京を襲う「最大余震」タイムリミットが迫った
http://gendai.net/articles/view/syakai/130781
2011年6月2日 掲載 日刊ゲンダイ
東京湾大津波はあるのか
東日本大震災から3カ月を迎えようとしているが、気になるのは最大余震だ。3・11以来、「3カ月以内にM8クラスが」といわれてきた。そのタイムリミットが迫り、いま大地震空白域の千葉県北東部や茨城県南部で起こる余震が注目されているのだ。
3月11日、東京は震度5強の地震で交通機能がマヒし、千葉県浦安市や埼玉県久喜市は大きな液状化被害でいまだ家屋は傾いたまま。いかに首都圏がもろいかが浮き彫りになったが、実はもうひとつ、対策が行われていない“津波”が大きな被害をもたらす危険があるのだ。
東日本大震災では、震源から400キロ以上も離れた東京湾で1.5メートルの津波を観測。もちろん東京都の想定(1.2メートル)を超える大きさだ。なぜ起きたのか。
千葉大学の山崎文雄教授(都市基盤工学)はこう言う。
「東京湾は湾口が狭いため、外で起きた津波が入りにくいのですが、今回の津波は、房総半島を回り込んで東京湾に入ったと考えられます。今後、関東地震で東京湾の入り口で大きい地震が起きた場合、数メートルの津波が来ることは想定しておいたほうがいいでしょう」
関東周辺の大地震や、東京直下型地震が起きれば、東京湾から大量の水があふれ出す。これが恐怖なのだ。防災評論家の大山輝氏はこう言う。
「房総半島沖で起きた1703年の元禄大地震(推定M8.1)では江戸を津波が襲ったと古文書に残されています。そのとき、房総半島の南端にある野島崎は地震で約6メートル隆起して陸とつながり、江戸には3メートルほどの津波が押し寄せ、水浸しになったといわれています。今回の3月11日の津波ですが、東京湾は湾口が狭いため、たまっていた水が揺れの衝撃によってハネて起きた可能性もあります。今後、同様の大きい地震が起きれば、埋め立て地である江東区や台場は大きな被害が出るでしょう。また、標高が低いところで地形として坂のある場所は要注意です。今回の津波は羽田で1.3メートルだったと聞いています。首都高湾岸線のトンネルや羽田空港はもちろん、舗装されている道路や地下鉄も亀裂ができて、そこから水が入る可能性があるので、都心の東京駅や銀座なども水害が起こることを考えておいた方がいいですよ」
東日本大震災の津波被害は想定外の連続だった。あと10日、ヒヤヒヤビクビクの毎日が続く。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。