防災無線で避難呼び掛けた女性職員の遺体発見　左足首に夫プレゼントのミサンガ　
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110502/dst11050211290008-n1.htm
2011.5.2 11:24　産経新聞

　津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町で、津波到達の直前まで防災放送で町民に高台への避難を呼び掛け続け、自らは行方不明となっていた同町職員、遠藤未希さん（２４）とみられる遺体が２日までに、同町の沖合で見つかった。

　母親の美恵子さん（５３）によると、遺体は４月２３日、捜索隊が発見。昨年７月に結婚した夫（２４）がプレゼントしたミサンガが左足首に巻かれ、右肩のあざなどを夫が遺体の写真で確認した。

　未希さんは夫と石巻市に住み、南三陸町役場に通っていた。遺体は町内に安置され、家族は今後、遺体を引き取り火葬する予定。

　遠藤さんは、昨年危機管理課に配属。３階建ての防災対策庁舎の２階で「６メートルの津波が来ます。避難してください」などと防災放送で何度も呼び掛けた。庁舎に残った約３０人の職員のうち助かったのは１０人で、遠藤さんも行方が分からなくなっていた。
　

コメント
01. 2011年5月04日 22:34:50: NlWVxpPjXM この話を聞いて涙が出るよ。 素晴らしい女性だったと思う。 悔しいね。 しかし、疑問がある。 何故、過去の最大津波を考えて、防災対策庁舎を５階建にしておかなかったのか？ またこの町には当てはまらないかもしれないが、気象庁の最初の発表が３ｍだったことも被害を大きくした原因だと思う。 テレビを見ていた私も、津波は大したことはないと思ったから。 最初から大きな高さを言うか、大津波であることだけを発表すべきと思う。 東海や南海大地震の対策に、今度の教訓を生かしてほしい。
02. 2011年5月04日 23:53:11: FtWBuzC122 ニュースや動画で見ましたが、あの防災放送の女性だったんですね。 「遠藤未希」さん 報道番組で拝見しました。 タイムカプセルに託した未来の「３０歳の私へ」の自分への手紙。 だったと思いますが。間違ってたらごめんなさい。 この手紙を、友人の方が泣きながら「代読」されていました。 その友人が、最後に「なんの面識のないかたでも、未希のことは忘れないでほしい」と。 　 涙がでました。　 また左足首に巻かれた、夫からプレゼントされた「ミサンガ」が未希さん本人であるという決め手になり「ご主人」により、ようやく確認されたいうなんとも「やりきない現実」。 去年７月に結婚したばかりの「新婚さん」なのに。 婚姻届を両手に持ち、本当に「幸せ」に満ちた未希さんの姿は忘れません。 とにかく、言葉がない・・・。 未希さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。 ご主人をはじめご遺族の方々、誠にお悔やみ申し上げます。
03. 兄弟関係２０１０ 2011年5月15日 10:58:21: 8uYS7mIwitH7E : ps68swH322 未希さんが住民に避難を呼びかける災害放送の動画を見るたびに、未希さんの記事をブログで読むたびに涙が出て止まりません。 住民の避難を呼びかけていたのは未希さんだけではありません。警察官や消防士の方にも避難や救助のために活動されて亡くなられた方もいます。 そういう報道されないひとりひとりの尊い犠牲も忘れてはいけないと思います。
04. 2011年5月25日 02:10:36: l0lg68xDTU 防災無線は録音テープにすればいいと思います

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