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http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00197832.html
東日本大震災 東京・新宿の超高層ビル群では、13分間もの長周期地震動が続く
東日本大震災による揺れは、国の想定をはるかに超えていたことがわかった。
不気味に揺れ続ける新宿の超高層ビルの撮影者たちは、「折れるかと思った」と、その恐怖を語った。
震災当日の3月11日、東京・新宿の街の人々が指さす先には、ゆらゆらと不気味に揺れる超高層ビルがあった。
街の人は、「すごいですね、あれ。ずっと揺れるんだ」、「初めて見ました、あんなの」などと話していた。
YouTubeにも、揺れる隣のビルを映した映像が投稿されていた。
ビルが揺れる映像を撮影した土器菌 歩さんは、「このビル、ひょっとしたら折れるんじゃないかと感じました。少なくとも、地面の揺れが止まって、4分は揺れていた」と話した。
震災当日、東京・新宿の超高層ビル群は、長時間揺れ続けた。
YouTubeには、ビルの室内でスプリンクラーが作動し、就職活動中の学生らがしゃがみ込んでいる映像も投稿されていた。
別の高層ビルの人は、「すごく長かったです」、「(揺れていた時間は)5分か、もっとだと思いますね。もう、立っていられなくて。最後には、地べたにしゃがみ込む形に」と語った。
震源近くと違い、長く続く大きくゆったりとした「長周期地震動」は、高層ビルなど大きな構造物を揺らす。
その影響からか、東京タワーの先端も曲がった。
都内の高層マンションに住む人は、「シーソーのような感じで、だんだんと揺れが大きくなってくるような。相当、長く感じました」、「テレビで『揺れが収まりました』と言っても、しばらく揺れていた」と話した。
さらに、今回の長周期地震動は、想定外の揺れだったことがわかった。
震災当時、新宿の超高層ビル群一帯では、当時およそ13分間にわたって揺れ続けていたことが、建設会社の調査でわかった。
揺れを観測したのは新宿センタービルで、大成建設の細澤 治理事は「地盤は13分揺れたんですけど、建物自体は15分間ぐらい揺れました」と語った。
なぜ、超高層ビルで、13分間もの揺れが続いたのか。
東京大学地震研究所・古村孝志教授は、「関東平野というのは、軟らかい堆積(たいせき)層で覆われているんですね。いわば、固い岩盤の上に柔らかい豆腐のようなものが乗ってできている。こういう長周期地震動が入ってきて、何倍にも増幅されて、いつまでも平野の中は揺れが残る」と語った。
こうした揺れに対する対策もある。
大成建設の細澤 治理事は、「『ダンパー』といわれる制震装置です。これが、1フロアあたり、12台入れています」と語った。
ダンパーは、既存の高層ビルに設置することにより、長周期地震動の揺れを和らげる。
このビルでは、今回、最上階で揺れが2割抑えられたという。
大成建設の細澤 治理事は「地震(自体の揺れ)がなくなっても、(ビルは)その後、ずっと揺れ続けてしまうんですけれども、そういった装置を入れることによって、早く(ビルの)変形を抑えてあげると。超高層(の建物)では、特に必要になってくると思いますね」と語った。
(04/20 18:26)
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