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テレビの「報道番組」が陸山会「事件報告書」流出をことごとくスルーしているのはなぜだろうか。
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2012/05/06 10:28 日々雑感
興味を持ってテレビの「報道番組」と称する無責任な番組が石川氏を聴取した「事件報告書」のリーク流出をMCとゴヨウコメンテータがどのように報じるか視聴したが、どうやらまともに取り上げた番組はなかったようだ。自分たちに都合の悪い報道はしない、というのは報道する側の「報道の自由」しかないことを如実に現わしている。
この国のテレビ番組にはバラエティーショーともいえないMCとコメンテータが掛け合い漫談よろしく、事件を解説する番組が数多くある。その無責任さには腹立たしさを通り越して、無視して視聴しないことにしているが、興味のある事柄が起こるとどのように料理するのかを検証するつもりで見ることがある。
なぜテレビの報道番組と称するものが無責任かというと、番組内で喧々諤々たる論争をしないからだ。つまり一つの事柄に対して対立する意見を代表する論客を揃えないからだ。いつも同じような面々が性懲りもなくMCの見解をなぞるように「解説」して見せるだけだ。
しかも解説する人が各界の専門家かというとそうではない。政局の解説を写真家がやったり庭師がやったり、果てはプロスポーツ選手OBがやったりする。
そこでは異論のある「民主党のバラマキ政策」とステレヲタイプさながらに切って捨てる。どのような根拠から、どのような投資対効果の検証から「ばら撒き」と判断したのか見解も示さず「民主党のバラマキ政策」と接頭辞でもあるかのように発言するのは由々しき問題だ。
さらにどのテレビ局も取り上げた今回のツアーバス事故に対してもバス会社と料金の安さを追求する内容ばかりだが、670qまで一人乗務を認めている国交省の行政指導に疑義を呈さない論調とは何だろうか。
いかにもバス料金の安売り合戦が悪いかのような報道は何だろうか。いかにバス料金が安かろうとそれは「自由」のはずで、安全を確保させるのは国交省の行政指導の役割だ。安いバス料金が旅客の安全を損ねているのではない。670qまで一人乗務で良いとした国交省の責任ではないだろうか。時間でいえば9時間乗務まで、国交省は良いとしているのだ。こんな過酷な指導が罷り通っている実態を追及しないテレビ報道とは何だろうか。
一方だけの立場で報道するのはフェアではない。小沢氏の報道でも両者の立場の評論家を登場させないテレビ局は偏向報道と謗られても仕方ないだろう。
国交省が業界に甘く運転手に厳しい基準を放置していた事実を追及しないのはおかしくないだろうか。08年2月のスキーツアーバス事故により、総務省は一人乗務の改善を国交省に要請していた。それを放置していた責任の重さは国交省官僚にある。そしてそれを追及しないテレビ局は報道機関の名に値しない官僚の広報機関に過ぎない。
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