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複雑怪奇な通信・放送の世界
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?n=127139
2012/05/03 16:08 セラヴィ
引越しすることになり、インターネット環境、電話関係、テレビ特に衛星放送受信に関して、わからないことが続出し、ただでさえ引っ越し準備で大忙しなのに、問題が山積みになってしまった。
今まではCATV(ケーブルテレビ)にすべておまかせで、インターネット、電話、テレビを一括で契約していたものだから、バラバラに依頼するとこんなに複雑なしくみだとは夢にも思わなかったのである。
たとえばインターネット。従来は電話回線を引いているのが条件だと思った。今では、電話回線なしでもADSLが使えるという。だが、プロバイダーの月々の料金の内訳をみると、ちゃんと「NTT回線使用料」というのが含まれている。電話は使わなくても、しっかりNTTの電話回線を使うことになるのだ。まるで電気料のように、たとえPPS(特定規模電気事業者)を使っても、電力会社から送電線を借りているのだから、その使用料が料金に含まれるのと同じだ。
また、「価格.com」の格安「ADSL」を検索してみると、低速か高速かによって料金は変わるが、極端な話“実質費用”が月1円などというのがある。「えっ?1ヵ月たったの1円?」と早まってはいけない。あくまで実質なので、初期費用や月額使用料はしっかり2、3千円は徴収される。ただ年単位で計算すると、ポイント・バックやキャッシュ・バックが大きいので、一年間分の月額料などから○万円が差し引かれ、それを12ヶ月で割るので、このとんでもない値段になるのである。
もっとやっかいなのは、BSやCSなどの衛星放送である。CATVや光ファイバーではあの円盤型のアンテナをつけなくても、各種契約で視聴できるのだが、筆者が入る部屋のように、ADSLしか使えないところでは、そのアンテナを設置しなければ視聴できない。国が鳴り物入りで導入した地上デジタル放送だが、地上波だけで満足できない筆者のようなものにとって、あらたに衛星放送を視聴するための設備や、契約料などは大変な負担になる。なぜ、デジタル回線を引く時に、日本国中、いっせいにCATVや光ファイバーにしなかったのかと悔やまれる。
諸外国ではCATVが普及していて、ホテルのテレビも何チャンネルでも視聴できるし、インターネット環境も、パスワードなしで誰でも無線LANを使える場所や施設が色々あって、いずれも日本とは比較にならないくらい使い勝手もよい。また通信料も安いと聞く。よく日本の携帯電話の発達状況を、“ガラパゴス”というように、国内だけの使用に限ったシステムにこだわったあげく、海外では使えない、そのため海外市場が伸びないという結果になった。
これら放送・通信システムのがんじがらめになった日本で、頭のいい人は「いかに受信料を払わずに衛星放送を見るか」とか、「パソコンでインターネットから電話、テレビ視聴までこなす」方法を身につけている。一方で、地上デジタル視聴がやっとの人も多くいる。これでは“情報格差”が生まれるのも無理はない。
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