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検事の犯罪「不問」を傍観するだけでいいのか
http://60643220.at.webry.info/201204/article_7.html
2012/04/19 13:00 朝日新聞 読後雑記帳
東京地検特捜部の田代政弘検事の犯罪が不問に付されようとしている。きのう(18日)の朝刊によると、検察当局は起訴を見送り、人事上の処分ですませる見通しなのだという。しかし、検察当局に対して、異議あり、と声をあげる記者はどこにもいない。
(引用開始)
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虚偽報告、検事不起訴の方向 検察、石川議員取り調べで
石川知裕衆院議員(38)を取り調べた検事が実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載した問題で、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で刑事告発された田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所総務企画部付兼教官=について、検察当局が起訴を見送る方向であることが分かった。
その一方で、田代検事に加えて当時の上司ら数人に対し、懲戒を含む人事上の処分をする見通しだ。
検察当局は、石川議員の日記を掲載した本などから、捜査報告書が作成される数カ月前の石川議員の逮捕中に、同趣旨のやりとりが田代検事との間であったとみている。捜査報告書が通常は内部向けの文書であることなども踏まえ、起訴する必要はないとの意見が強まっているという。
しかし、この捜査報告書は民主党元代表・小沢一郎被告(69)の強制起訴を決めた検察審査会に提出され、審査の材料になっていた。26日に予定されている小沢氏の判決の中で、東京地裁がこの問題に言及する可能性があるため、検察当局はそれを待った上で最終的な処分を決める方針だ。
東京地検特捜部にいた田代検事は、検察審査会による起訴相当の議決を受けた小沢氏に対する政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑の再捜査の中で、2010年5月17日に保釈中の石川議員を取り調べた。
その際、石川議員が逮捕中の同年1〜2月に小沢氏の関与を認めた理由について、「検事から『11万人の選挙民の支持で議員になったのに、うそをつけば選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」――などと語ったとする捜査報告書を作成した。
石川議員がこの日の取り調べの様子を「隠し録音」した記録にこうしたやりとりはなく、昨年12月の小沢氏の公判に証人出廷した田代検事に対し、小沢氏の弁護側が追及。田代検事は「勾留中に石川議員が話したことや、保釈後に著書の中で言っていることが記憶にあり、混同して書いてしまった」などと弁明した。
東京地裁は2月、小沢氏の関与を認めた石川議員の調書を証拠採用しないとした決定の中で、田代検事の弁明を「にわかに信じがたい」と指摘している。
市民団体から今年1月に刑事告発があり、東京地検刑事部が田代検事や当時の上司らから事情聴取を進めていた。
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(引用終わり)
検察当局が小沢一郎氏を政界から追放するために画策し、実行した犯罪行為はたくさんある。その中で、この田代検事の犯罪(虚偽有印公文書作成・同行使)は、どんなに言い逃れしても許されない仕業であり、しかも、法廷で明々白々となった公知の事実である。しかしこの記事は、ことの重大さを読者に感じさせないように、事務的で冷たく無機質な調子を貫いている。検察当局と一緒になって火消しに必死になっている検察記者クラブの面々の重苦しい気分が伝わってくる。
きょう(19日)の朝刊紙面には、これに関する記事はひとつもない。社説も天声人語も知らんふりをし、その一方で田中防衛相と前田国交相の問責騒動の火に油を注いでいる。北朝鮮ミサイル発射情報の混乱(防衛相)と地位利用の公選法違反(国交相)をそれほどまでに問題にするのなら、同じように検察当局の対応も厳しく弾劾すべきである。政局にかまけ、より大事なことをぽしゃってしまうような駄弁は、いい加減にせよ。
小沢氏の判決を1週間後に控えたこの時期に「田代不問」を各紙がいっせいに報じたのは、八木啓代氏の果敢な行動がひとつのきっかけとなっているようだ。八木氏は「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」の代表として、田代検事を告発し、捜査の進展状況を検察当局に質問し続けてきた。その経緯が八木氏のブログに書かれている。
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-632.html
勇気と希望を与えてくれる八木氏に拍手を!
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