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大手マスコミはどうする?
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2012/04/15 18:59 いすけ屋の戯言
小沢一郎氏への批判 無罪なら名誉毀損もおかしくないレベル
2012.04.15 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20120415_101441.html
小沢氏の「政治とカネ」問題には、検察と大マスコミが作り上げた虚構があまりにも多い。検察のリークに乗ってみたものの結果的には誤報だった例も少なくない。
それどころか、そもそも小沢報道は、基礎的な認識からして間違っていることが多すぎる。
その典型が「(小沢氏の政治団体「陸山会」が購入した)土地代金4億円の出所がコロコロ変わる」というものだ。
〈小沢被告側はこれまで土地代金の原資の説明をたびたび変遷させてきた〉(産経2012年1月10日付)
〈4億円の出所を巡る元代表側の説明は二転三転してきた〉(日経2011年9月28日付朝刊)
だが、実際には小沢氏は一貫して「個人資産を陸山会に貸し付けた」と説明し続けている。
「小沢は説明責任を果たしていない」という決まり文句も同様である。
〈私たちは小沢氏に対して繰り返し、国会で説明責任を果たすよう求めてきた。ところが、氏は国会に出ていくことも、記者会見での突っ込んだやり取りも拒み続けた〉(朝日2012年1月9日付朝刊社説)
〈批判を受けている問題が多く、説明責任も果たそうとしていない。小沢氏は潔く政治的、道義的責任を取り、今すぐ議員辞職すべきである〉(産経2011年9月27日付社説)
小沢氏は2009年3月の大久保元秘書逮捕の翌日から、オープンな会見を何度も開き、記者クラブの執拗な質問にも答え続けている。強制起訴された以上、問題は国会ではなく司法に委ねるべきだということも、そうした会見で繰り返し語ってきたことだ。
すべてが小沢批判ありきで書かれるから、こうした基礎的な部分まで意図的にねじ曲げてしまう。
小沢批判のためなら何をいっても許されるという風潮は、テレビのコメンテーターになるとさらにひどくなる。
小沢氏の元秘書3人が逮捕された後、2010年1月18日放送のTBS系『朝ズバッ!』では、キャスターのみのもんた氏が「石川議員は水谷建設から5000万円受け取った」と断言。翌日放送では反論に来た民主党議員らに、「何が信じてくれ? 何が潔白なの?」と詰め寄った。
元読売テレビ解説委員長の辛坊治カ氏は、検察審の議決を疑問視する声に対し、「実際そういうこといってる人たちの中には、明らかに小沢サイドからお金もらってる人が何人もいます」(2010年10月12日読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』)と声を荒らげた。が、その根拠は何一つ示されていない。
さらに今春で政治評論家を引退する三宅久之氏は、「あれで小沢を無罪にするっていう裁判官は、よほどのポンスケだね」(2012年1月15日読売テレビ『たかじんのそこまで言って委員会』)と放言している。
どれも小沢氏が無罪の場合には、名誉毀損で訴えられてもおかしくない発言だが、小沢氏サイドが本気になったら、彼らはどうするつもりなのだろうか。
服部孝章・立教大学教授(メディア社会学)は、こう語る。
「小沢氏に無罪判決が出たとき、メディアはそれでも不当判決だと言い張るのか。皮肉を込めて、非常に楽しみです」
※週刊ポスト2012年4月20日号
(いすけ屋)
私が常日頃マスコミ批判を繰り広げるのは、一つには戦後洗脳の重大な役割を担った前科があるからだ。敗戦によって手のひらを返したマスコミは、GHQの意向に沿うべく、「日本の軍国主義」「侵略戦争」を批判し、国民は東京裁判を当然の正義として受け入れた。自虐史観に洗脳された日本人は、日本の「伝統」と「誇り」と「独立」を説く保守層を、皆でかかって攻撃し、何時の間にやら「左巻き」が「中道」になってしまった。このように日本人は何事も、「山」となって動く民族なのだ。もちろん動かしているのは大マスコミである。
さて、小沢さんに関しては、田中、金丸という金権巨人のもとに仕えた関係から、金権のイメージはそれとなくあった。しかしこれもマスコミが流した「噂」であり、その出所はどこにせよ、国民が抱くイメージとしては、すでに「小沢=悪党」というものが埋め込まれていた。
自民党は小泉政権で大勝したが、そのほころびが見え始めた頃、民主党があちこちの選挙で大勝し、政権交代はいつ総選挙をするかにかかっていた。小泉さんのあと、安部、福田、麻生と総選挙をせずに政権は代わっていったが、民主党はしつこくその点を迫り、総選挙を求めた。今の自民党と同じである。
アメリカは小沢元代表の「第七艦隊だけでいい」という発言にいらつき、小沢降ろしを示唆した。加えて自民党は民主党支持率低下を狙って小沢逮捕を検察に命じたのだ。これは明確な国策捜査だった。(ここは推察だけど・・)
2009年8月30日。劇的なこの日は55年体制後、初めて政権交代がおきた。民主党の圧勝であった。この選挙で小沢幹事長(当時)は大いに貢献したが、時すでに国策捜査の陰謀が動いていた。選挙の前の3月3日、公設第一秘書の大久保氏が逮捕された。西松建設の寄付金を政治団体名で政治資金規正法で定める収支報告書に記載したところ、虚偽記載と言う事だった。ところが酷い事に、この政治団体は架空ではなく実在し、訴追要件がなくなったので、あわてて訴因変更して、陸山会マターに切り替えた。それでもマスコミは一言も検察批判をしなかった。おかしい。検察の国策捜査に小沢逮捕を期待していたからか。
当時、民主党代表だった小沢さんはやむなく鳩山ポッポさんと交替し、幹事長に下がった。そして総選挙へ。民主党が圧勝して、民主党初代総理に鳩ポッポさんがなる。こうして「小沢総理大臣」という、官僚、自民党にとって「一番恐れていた事」が消えたのである。その意味で、デタラメでも大久保逮捕は有効だったといえる。そして10月、石川元秘書と鈴木秘書が収支報告書の虚偽記載、偽計記載で逮捕された。
証拠となった検察調書はでたらめで、ほとんど採用されなかったのに、裁判結果は3名とも有罪。これは登石裁判長の推定有罪判決だった。小沢さんはこれらの共謀罪で民間審査員による強制起訴で起訴され、今月26日、判決がでる。検察は自らの責任を逃れるため直接起訴せず、審査員に強制起訴させたものだ。裁判の途中経緯は十分に知らされているので、今更有罪は無いだろうと思うが、事が国策捜査だけに、裁判所は検察と手を組んでいる可能性が高い。しかし、司法に良識が残っているなら、一度全てをさらけ出す事も必要ではないか。
判決を前に自民党内では早期解散論が急速にしぼみ、次期総裁候補と見られている石原伸晃、石破茂らが声を揃えて「小沢氏を切れば増税法案に賛成する芽がある」と、野田さんに判決前の小沢切りを迫っている。小沢さんの復権を何より怖れているからだ。他党の人事に口出しする二人もみっともないが、もともと小沢抹殺を狙っていた党だから、どこまでも執念深い。小沢が自民党を割って出て、自民党を崩壊させたようなもんだから、恨みは深いのだろう。
マスコミは小沢誤報について、上げればきりがないほど前科がある。例えば 小沢さんの「政治とカネ」問題には、検察と大マスコミが作り上げた虚構があまりにも多く、その最たるものは水谷建設元社長による5000万円受け渡し証言である。小沢さんの秘書である石川知裕氏に元社長が現金を渡す現場のやりとりを複数の関係者が証言したと朝日新聞やTBSが報じたが、その後、他メディアの後追いはおろか、続報も全くなかった。虚報だったのだ。この件は元社長の証言があるのみで、車の運転日誌、石川元秘書のメモ日誌にも、手渡されたとされるホテルはでてこない。
このように、検察リークによる「誤報」を連発した果てに定着したのが、「政治とカネ」という言葉である。過去30年にもわたる全国紙5紙の過去記事を検索したところ、「政治とカネ」が使われたのは約2万件。驚くことに、そのうち実に1万4000件がこの5年に集中し、うち約半数を小沢報道が占めている。
その理由を、元読売新聞社会部のジャーナリスト・大谷昭宏氏はこう分析している。「現状では小沢さんを罪に問える材料は何もなく、事件取材をしている現場記者たちは、無理筋だと分かっている。だから、これまでの犯罪報道なら『贈収賄』や『闇献金』という具体的な容疑で書くのが原則のところを、『政治とカネ』という漠然とした言葉にせざるを得ない。とにかく小沢氏に疑惑をかぶせて批判したいというだけの恣意的な報道です。ある現場の記者は、『デスクなど上司からは小沢の悪い記事を書けと要求されるが、何も容疑がないのになぜ悪く書けというのか。上司の感覚のほうがずれている』と嘆いていた」
政治学者・御厨貴氏の談話では、<「政治とカネ」への国民の視線は厳しくなり、(小沢氏は)政権交代の最大の功労者にして、最も罪深い人となった。強制起訴は小沢元代表の「終わりの始まり」で、仮に無罪になっても元に戻ることはないだろう>
「仮に無罪になっても」、「最も罪深い人」なのだから、推定無罪の原則は小沢さんには適用されないらしい。
マスメディアは検察からのリーク情報をもとに、小沢さんに「政治とカネ」の問題があると書き続けてきた。だが、小沢さんが仮に無罪となれば、「グレー」ではなく「白」である。そのとき、記者クラブメディアがいい続けてきた「政治とカネ」の問題は、膨大な誤報の山であったということになる。
私達一般人も、これだけの報道を受ければ、知らず知らず「小沢は悪党」という造られたイメージに嵌まってしまうのも無理はない。しかし、もし26日の判決が「無罪」であったなら、大マスコミはどのような態度を示すのだろうか。
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