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もう朝日新聞も読売新聞もフラフラだ。( 橋下徹twiiterより)
2012年04月06日 http://twitter.com/#!/t_ishin より
もう朝日新聞も読売新聞もフラフラだ。政治は国民の鏡。国民の生の声を統合する役割がメディア。今の政治がおかしくなっているのは朝日新聞と読売新聞のせいだ。朝日と読売にしっかりしてもらわないと日本の政治はボロボロになる。
今の朝日と読売は、自分たちが正しいと思っていることをとにかく政治にやれと要求する。日本最大の圧力団体だ。政治もそれに屈する。朝日と読売の考えは国民の考えを代弁していない。そして国民の生の声を政治が汲もうとすると朝日と読売はポピュリズム!と批判する。
朝日、読売は自分たちの声こそが絶対に正しいという思い上がりも甚だしい。選挙を通じた民主政を選択している以上、たとえ不合理であっても国民の生の声を軸にするのは当然だ。それをポピュリズムと呼ぶなら、北朝鮮のような専制体制を選べばよい。日本の学者は民主政を軽視する人が多くなった。
国民の誰が民主党の増税路線を承認したと言うのだ。僕は民主党に一票入れた。それは地方分権を進めることと、増税なくして行革をやると言い切ったからだ。16・8兆円。財源は行革でひねり出せると言い切った。マニフェストに書いてあること全て実現できるものではない。それは分かっている。
しかしマニフェストの根幹部分を変えるのに、国民による選挙を踏まえず、党の代表選挙で変えることができるのか。もう民主主義もへったくれもあったもんじゃない。朝日も読売も、増税という立場なのであろう。それは良い。しかし民主主義の要はプロセスをきちんと踏むことだ。
選挙で裏付けられたマニフェストの根幹部分を変えるのに、内部手続きで良いわけない。こんな民主主義のイの一番のところを天下の朝日や読売でさえ理解していない。そりゃ日本の政治が成熟しませんよ。手続きを踏まなくて良いというなら、憲法破棄もありだろ。朝日はどう答えるのか!
大阪維新の会は「消費税の地方税化、地方交付税廃止、消費税を上げるかどうかは地方判断。」この方向性を選挙で訴えるべきとの考えだ。民主党の考えとは全く異なる。朝日社説は増税と言うことで一緒だろと言う。とんでもない!朝日も読売も毎日も産経も、もっと選挙・民主主義を大切にすべだ。
僕は消費税増税に完全反対ではない。ただ今の国税として、社会保障目的税としての増税には反対だ。地方に移譲し地方が増税するならそれで良い。しかし地方は増税を嫌ってサービスを削るかもしれない。増税の可能性を認めているからと言って、今の増税案と同じだと主張する朝日新聞は本質論を誤っている。
僕は憲法改正には、憲法96条の改正手続きは踏まなければならないと思っている。そりゃ憲法破棄を言う方が簡単だが、やはり手続きこそが民主主義の要。絶対的に正しい価値などない。だからどの価値を選ぶのかのプロセスを重視しようと言うのが民主主義だ。ところが今の朝日と読売はどうだ?
自分たちの価値を絶対的な正義と位置付け、そのためならプロセスなんぞ一顧だにしない。これこそ非民主主義の体制そのものだ。民主党のマニフェストの根幹を変えるプロセスは、党の代表選ではない。やはり面倒でも総選挙を踏まえなければしょうがない。そうでなければ国民は政治を全く信用しなくなる。
そして読売新聞の渡辺主筆は、「政治と言うのはある種の白紙委任」という僕の主張に猛反発され、僕をヒトラーになぞらえる。今回、民主党が増税路線に舵を切ることこそ白紙委任の最たるものじゃないか!選挙の時には民主党ははっきりと消費税増税を否定した。そして選挙後、増税???
これを白紙委任と言わずして何と言う。僕は政治に裁量が必要だと言う意味である種の白紙委任と表現した。マニフェストに細かなことを書いて政治の裁量性を奪うやり方は日本のためにならないと。だからマニフェストは方向性を示すべきだと。ところがそれに読売の渡辺主筆は猛反発。
僕のある種の白紙委任論は、それでも選挙の際に大きな方向性は国民と約束しそれに政党・政治家が拘束されることが大前提だ。しかし、今回の民主党はどうだ?選挙の時に消費税は上げないと言ったことは、まさに国民との大きな方向性の約束だ。
朝日や読売は選挙の度に何と言っている?維新の会にも何と言っている?政策選択選挙にしろ!公約をしっかり示せ!国民に説明しろ!いつも言っているではないか!もしこんな簡単に民主党が増税路線に舵を切れるなら、選挙前の公約発表も政策討論会も何も要らない。完全な白紙委任となる。
前回の政権交代選挙の流れからすると、国民は民主党に消費税増税する権限を与えていない。ここをしっかりと押さえなければならない。こういうことを大切にする政治慣行を確立しないと、日本の民主主義は成熟しない。相も変わらず議会では野党は反対するだけ。もう国民はほとほと嫌気がさしている。
日本の政治を機能させるためには、国民が民主主義を大切にすること、選挙を大切にすること、この積み重ねしかない。選挙が全てでないと言い切る国では民主主義が発展するわけがない。国民が選挙結果を大切にする。そうすると議員も選挙結果を大切にする。
自分の考えとは違うが選挙結果に従う、多数決に従うという国民風土を作り上げるしかない。選挙結果を変えるのは大変な作業が必要なんだという国民風土が残念ながら日本には確立されていない。その典型例が、朝日新聞、読売新聞だ。その他の大メディアも。前回の選挙で示された民意は何か。
民意をバカにする役立たず学者はいくらでもいる。こういう輩は口ばっかりで小難しい事を言うが、役所に来て組織に指示の一つもできない輩だ。選挙での民意を大切にする。それが民主政の原点だ。民意は危うい。移ろいやすい。不合理な判断もする。しかしそれでも選挙での民意を大切にするのが民主政だ。
衆愚政治だ、ポピュリズムだと言う輩は、よほど自分に自信があるんでしょうね。一般大衆よりも自分は上だと言う。気持ち悪い。前回の政権交代選挙での民意は民主党が消費税を上げないということを信じての一票だ。民主党内の代表選で覆せるわけがない。朝日も読売も目を覚ませ!
何らかの増税が必要なのは当然だ。じゃあどういう増税をするのか。そこを決めて、選挙だろ。一定の方向性を示して国民の信を得る。細かなことは専門家に制度設計させれば良い。
大阪維新の会は「消費税の地方税化、地方交付税廃止、消費税を上げるかどうかは地方判断。」この方向性を選挙で訴えるべきとの考えだ。民主党の考えとは全く異なる。朝日社説は増税と言うことで一緒だろと言う。とんでもない!朝日も読売も毎日も産経も、もっと選挙・民主主義を大切にすべだ。
(以上Twitterより転載)
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