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NHK 平均報酬は1780万円
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2012/3/24 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
一般給与の4倍
NHK職員の報酬が、一般サラリーマンの4倍になっていることが分かった。「みんなの党」の柿沢未途衆院議員が、22日の衆院総務委員会で詳細な数字を明らかにした。
NHK職員の平均給与は、なんと1185万円。退職手当などを含めると報酬は1780万円に達するという。サラリーマンの平均報酬は440万円だから、ざっと4倍だ。柿沢議員によると、過去30年間、サラリーマンの給与は横ばいだが、NHKの給与だけは右肩上がりで増えつづけた結果、格差が4倍に広がったという。
フザケているのは、NHKの松本正之会長の答弁だ。柿沢議員から追及されても顔色ひとつ変えず、「(一般サラリーマンとの)比較についてはコメントを差し控える」「社会一般の水準を熟慮して決めたものだ」と答えた。さらに「有為の人材を確保するためだ」「職員のモチベーションのためだ」「大卒の割合が8割だ」と開き直った。
もともとNHK職員の給与は、国民から強制的に徴収した受信料だ。30年間、給与が上がっていない国民が、なぜ右肩上がりのNHK職員の高給を負担しなければならないのか。
しかも、NHKは数字のトリックを使って国民を騙(だま)していた。
ボロ儲けしているNHKは、受信料を10%値下げすると約束し、2012年度の事業計画によると、約束の10%には届かなかったが、8・9%の値下げを実現したという。
ところが8・9%の値下げは、「地上契約」で、なおかつ「口座クレジット」の契約者に限られ、「衛星契約」や「振り込み」の契約者には適用されていないという。なのに、パンフレットには堂々と8・9%値下げと表示しているのだから、国民をバカにしている。
スキャンダルが次々に発覚し、国民の批判が強かった頃は、低姿勢だったが、元の木阿弥、完全にやりたい放題に戻っている。柿沢議員がこう言う。
「やはり役所と同じで潰れない会社だから、コスト意識も薄く、簡単に人件費を上げてしまうのでしょう。一番の問題は、政治家がまったく関心を示さないことです。川端総務大臣にNHK職員の高給について質問しても、『労使が決めることだ』という答えです」
つくづく高い受信料を払うのがバカバカしくなってくる。
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