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週刊誌を読む 2月5日〜11日
AKB報道の二極構造 恩恵の有無で自粛、批判
http://heiheihei.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/akb212-6ee4.html
2012/02/12 東京新聞
毎週面白く見ているTBSドラマ「運命の人」の視聴率がいまいちと聞いて残念に思っていたら、格好の話題作りが行われた。『サンデー毎日』2月19日号に載った渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長の寄稿「私はTBS『運命の人』に怒っている!」だ。
主人公が正義派記者で、自分がモデルの人物が悪徳記者に描かれているのは許せない、というわけだ。この人らしい発言で、案の定波紋を広げているが、記事の後半でこのドラマが描いた機密漏えい事件についても書いている。これがなかなかいい。詳しく紹介する余裕はないので、記事を読んでほしい。
さて今回の本題は、『週刊文春』2月16日号がぶちあげたAKB48メンバーの母親が「淫行容疑で逮捕された」という記事だ。ネットで騒動になっており、考えるべき問題を提起している。
同誌発売前日に時事と共同の両通信社が、AKBメンバーを特定しない形で記事を配信。一般紙の幾つかが掲載した。問題はAKB48と関わりの深いスポーツ紙だ。某紙デスクのブログによれば、局次長が協議し、一時は配信記事のまま載せることにしたが、最終的に掲載を見送ったという。デスクは局次長に「今後のことを考えてやりたくない旨を伝えた」と書いている。
夕刊紙・スポーツ紙は一切報じないという、この自主規制に対してネットでは激しい批判が飛び交っている。コラムニストの中森明夫さんはツイッターにこう書いた。「ジャニーズやAKBなどの場合は控えて、そうではない芸能人の時はめちゃくちゃたたく。現在のマスコミ報道は明らかにおかしい」
私自身は『週刊文春』の記事には疑問を抱いている。AKBメンバーを特定した記事だから事実上の実名報道で、私人であるはずのその母親はネットで顔写真までさらされている。ただ一方で、人権的配慮と異なる事情で自主規制してしまうメディアのあり方にも疑問を感じる。
週刊誌のAKB48報道も、写真集発売などで恩恵を受けている出版社の雑誌は持ち上げ、そうでない『週刊文春』などがたたくというわかりやすい二極構造だ。こんなあり方でよいのだろうか。
(月刊『創』編集長・篠田博之)
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