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報道の違い(トヨタ決算予想)
トヨタの決算予想が発表されましたが、日経新聞と朝日新聞の報道を見て、同じ発表でありながらこれほど違う報道も珍しい違いとなっています。
朝日新聞 : トヨタ 営業利益 72%減 4−12月期
日経新聞 : トヨタ 今期営業益 災害無ければ5400億円の実力
朝日は淡々と事実を報道しているもので、何ら違和感はありません。
企業の決算数字をそのまま報じているもので、これは他の企業と同じです。
ところが、日経になると「トヨタの広報誌?」と思える位のタイトルになっており、記者は余程トヨタに気に入られているか、トヨタ贔屓の人間と言えます。
企業の決算は、終わった数字がすべてであり、あれがなければいくらになった云々は口が裂けても言ってはいけない筈なのです。
そのような言い訳をし始める企業は、必ずと言ってよいほど経営が傾いていきます。
なぜなら、自己批判が出来ないからです。
皆で傷をなめ合って、『本当はもっと良い数字が出る筈だったんだよね、でも達成出来なかったのは自分たちが悪くはなく、地球が悪いんだよね。自分たちは良くやったんだよ。』と役員会で言っている会社は、戦争と言われるビジネス界では生きていけるものではありません。
日本の自動車業界は今、再度復活したエコカー補助金で何とか生きているようなものであり、これが無ければ一体どうなっているか、誰も冷静に判断出来ていません。
補助金に頼る業界は必ずと言ってよい程衰退していきます。
今、自動車業界がその淵に立たされているということをトヨタの経営陣が分かっていないとすれば、トヨタはいずれ現代自動車にも抜かれ、営業赤字に転落し、本当にGMか現代自動車に買収され解体される時が来ます。
その時にトヨタには『自分たちは悪くないんだよ』と言い訳している幹部だけになっているかも知れません。
補助金(と言いましても国民からの税金ですが)から決別し、自前で独立してやって行く最後のチャンスが今しかありませんが、果たして今のトヨタにそれが出来るでしょうか?
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4098705.html
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