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東日本大震災 記者たちの眼差し
http://youtu.be/1nBzwRZdeCo
138分の映像はこちらで ⇒
JNN_0911報道の魂90「オムニバスドキュメンタリー『3・11大震災、記者たちの眼差し2』未曾有の大震災を取材した記者たちの心の軌跡」
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芸術祭賞優秀賞を受賞/3・11大震災 記者たちの眼差し/TBS 秋山浩之プロデューサーに聞く
五感頼りに一人称で伝える/『下から吸い上げる』報道を
「しんぶん赤旗」 2012.01.30 日刊紙 12面
TBS制作のドキュメンタリーで過去3シリーズにわたり放送した「3・11 大震災 記者たちの眼差し」が、文化庁芸術祭賞優秀賞(ドキュメンタリー部門)を受賞しました。報道局の秋山浩之プロデューサー(49)に受賞の喜びと抱負を聞きました。 (山本健二)
秋山さんは芸術祭賞受賞について、「番組では、記者たちが被災地で見たこと、感じたことを五感を頼りにして伝えたのが評価されたと思います。未完成の内容ですが、記者たちの励みになりますね」とほは笑みます。
主体的に検証
「記者たちの眼差し」は昨年6月、秋山さんが手がける関東ローカルのドキュメンタリー「報道の魂」(日曜深夜)で第1弾を放送。被災地に赴いたTBS系JNN各局の記者一人ひとりが8分間のルポにまとめ、オムニバス形式で一挙24本分を流しました。9月と12月には「U」「V」と続編が作られ、合計58本のドキュメンタリーを放送しました。
企画に参加した記者には、必ず取材で実感した思いを込めるよう呼びかけました。映像に付された一人称のナレーションは、甚大な被害への驚きや被災者の心情に対する葛藤が多く語られています。
その背景には、「ジャーナリストは透明な存在ではない」という秋山さんの思いがあります。「震災後は特に、政府や東電ら『お上』の発表をうのみにせず主体的に検証していくのが私たちの役割だと感じています。被災者に向き合い、『下から吸い上げる』報道をやろうという思いでした」
継続的取材を
第1弾の放送後は、ベテランも含め積極的に参加する記者が増えました。「自分なら被災地で何を考えるか、刺激を受けた人が多いことに気づきました」と振り返ります。
取材した人々の「その後」を追うことも、記者に呼びかけていることの一つです。「被災者のニュースが減っていく現在、彼らに継続して光を当てることが大事だと思います」
年末放送の「V」では、第1弾で取材した岩手と宮城の被災者が復興をめざして踏ん張っている続報が、それぞれ伝えられました。
「1年、2年、10年と取材すれば、それだけ立派なドキュメンタリーになる。しっかりと地に足の着いた視点を持つ地方局に、ぜひ取り組んでほしい」
原発事故なぜ
震災1周年が迫ります。秋山さんは今後、掘り下げていきたいリポートに原発問題を挙げます。「『原子力村』のことも含め、原発事故がなぜ起きたのかという問題に向き合い、記録として残せないかと考えています」
原発事故の直後、メディアは放射能汚染について「直ちに影響はない」とする政府会見の様子を繰り返し報じました。
「あの事故当時、政治部記者は官邸で何を考えていたのか。社会部の記者が情報をつかもうとしてもがき、どこに限界を感じたか。難しいでしょうが、そのときの思いを一人称で伝えたいですね」
第4弾は4月に放送予定です。秋山さんは、「被災者たちが1年後の『3・11』をどう過ごしたか追いたい」とし、系列全局の参加をめざしています。
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芸術祭賞優秀賞を受賞した「3・11大震災 記者たちの眼差し」TとUから再構成した1時間半の編集版は、3月11日深夜(時間は未定)に関東ローカルで放送されます。
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