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朝日新聞社説:『小沢氏公判―政治家失格は明らかだ』・・・偏向も過剰!
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/575.html
投稿者 元引籠り 日時 2012 年 1 月 15 日 19:31:27: dkOnWN./sADdA
 

13日の朝日新聞の社説『小沢氏公判―政治家失格は明らかだ』は、収支報告書を見ない小沢一郎氏は、政治家資質がなく失格だという主張は、何がなんでも、小沢一郎抹殺すべしの意見で、検察権力の乱用と批判する意見者を軽薄とみなすことは不快です。
朝日新聞が小沢一郎氏をどう酷評しようとも勝手だが、検察権力を是認した小沢抹殺の意見は偏向でも異状ですね。
朝日新聞は、「権力のもとでは、ペンは剣よりも強し」を地で行っていると印象です。

13日の朝日新聞の社説『小沢氏公判―政治家失格は明らかだ』は、大手新聞社の社説としては、乱筆気味(支離滅裂?)と思うが、要は、小沢一郎氏の収支報告書を軽視姿勢は、「政治とカネ」について緊張感がないことであり、政治家として資質に問題があり、政治家として失格という意見ですね。
ちなみに、社説「『小沢氏公判―政治家失格は明らかだ』を転載すると、

”「民主党の元代表・小沢一郎被告が、東京地裁で2日間の被告人質問を終えた。

 政治資金収支報告書に、秘書らと共謀してうその記載などしていない。4億円の土地取引も秘書に任せており、手元の現金を用立てたほかは一切あずかり知らぬ、と無罪を訴えた。

 虚偽記入の疑惑発覚から2年あまり、国会での説明を拒み続け、昨年1月に強制起訴された際には「法廷で真実を述べる」と言っていた。
それが、ふたを開けてみれば「記憶にはない」「秘書に任せていた」の繰り返しだった。
 むろん、裁判所は政治家としての資質を論ずる場ではない。刑事責任の有無は今春の判決を待つしかない。

 だが、小沢氏はかねて、報告書の中身の透明度に胸を張ってきたはずだ。
「政治活動を国民の不断の監視と批判の下におき、民主政治の健全な発展を図る」という、政治資金規正法の趣旨にかなう発言だった。
 それなのに法廷では、虚偽記載の罪に問われた問題の収支報告書にさえ、いまに至っても目を通していないと答えた。
 なぜ、見もしないで内容を保証できたのか。報告書に向き合う緊張感も、報告書を見る国民に対するおそれも持ちあわせていないことを端的に示した。
 かつての政界ならいざ知らず、政治とカネに厳しい目が注がれるいま、政治家として失格であることは明らかだ。

 こんなありさまで、「私の関心は天下国家」と唱えても、だれが耳を傾けるのか。
「小沢氏は検察にはめられたのだ」と主張してきた人々は、これでもなお小沢氏を擁護するのだろうか。

 小沢氏が信頼し、任せていたという3人の秘書らは一審で有罪判決を受けている。会計責任者だった秘書は報告書を見もせず、宣誓欄の署名も代筆させていた。別の秘書は、政治団体間での何千万円という金のやり取りも記載しなかった。
 この監督責任も免れない。

 小沢氏の「秘書任せ」の弁明が通る余地があるのは、規正法が報告書の一義的な責任を政治家本人ではなく、会計責任者に負わせているからだ。
 その見直し問題は、長らく国会で放置されてきた。
違反の言い逃れを封じるために連座制を強化し、政治家自身が責任と倫理を明確にする制度を確立すればよい――。
 19年前に出版した著書「日本改造計画」で、こう指摘したのは小沢一郎氏その人である。」”

と、刑事責任の有無でなくて、何をもって政治家失格と言いたいのか消化不良ですが、「小沢一郎は抹殺すべし」と言いたいのでしょうね。

当方が、この社説で不愉快な部分は、”「小沢氏は検察にはめられたのだ」と主張してきた人々は、これでもなお小沢氏を擁護するのだろうか。」”ですね。
朝日新聞の社説は、「検察権力の乱用」は存在せず、金銭感覚の個人的資質が問われた小沢一郎氏を擁護する人間は、「ザアマー見ろ? 後悔しているだろう」と、検察批判者を「後悔、先に立たず」と軽薄な人間だと軽蔑している論評には不快です。

当方が、小沢一郎氏と検察及びメディア報道に関心を持ったのは、西松違法献金事案で、小沢一郎氏の事務所への強制捜査、秘書の逮捕劇からで、郷原信郎氏の『代表秘書逮捕、検察強制捜査への疑問 民主党は率直に反省し、政治資金透明化の好機とせよ』に啓発されると本ブログに書き、郷原信郎氏の寄稿文が契機に、検察、メディア報道に疑問をもったのです。

本ブログ「陸山会事件:西松献金事件が起点・・・独善的検察の権力乱用は事実」で、
”「小沢一郎氏が公判での意見書にて、”「おととし春の西松事件による強制捜査、昨年初めの陸山会事件による強制捜査など、延々と捜査を続けたのは、明らかに常軌を逸しています。
この捜査はまさに検察という国家権力機関が政治家・小沢一郎個人を標的に行ったものとしか考えようがありません」”と検察の権力の乱用を批判しましたが、小沢抹殺に陸山会事件は西松献金事件が発端で守旧勢力に利用されたのです。」”
と書きましたが、公判で検察権力の乱用は明らかになったのです。

朝日新聞の社説は、”「小沢氏は検察にはめられたのだ」と主張してきた人々は、これでもなお小沢氏を擁護するのだろうか。」”とあるが、真逆で、「小沢氏は検察にはめられた」のです。

当方は、「長い物には巻かれろ」の適当な人間と広言しており、そこそこの大企業にお世話になった身で、現役中は、政治は無関心で、冤罪も他人事で、会社利益第一であり、奇麗事を言える人間ではありません。
一時期、官公庁も、出版・メディア分野も営業担当し、官公庁案件は、何らかの出来レースであり、政治家の名前の影響力も利用したことありますし、出版・メディアの人間は、「ペンは剣より強し」ではないが、上から目線の批判偏重には食傷気味になりました。

ブログ「練馬区大泉学園・「もんじゃ焼きお好み焼き わらべ」のつぶやき 今日も元気だ!もんじゃがうまい!」様のエントリー『権力のもとでは、ペンは剣よりも強し』で、

”「(ペンは剣より強し)その言葉の意味は、
”【思想や言論が人に与える影響は、武力よりも強い力を持っている。】”
というように一般的に理解され、文筆家、新聞記者が憎い相手に筆誅を与えるときに便利に使われ、今では、剣というのは、権力の意味に使われていて、政権の中枢にいる人間を攻撃するときに、便利に使われてます。
・・・・・・・・・・
実は、リシュリューが言ったのは、「権力のもとでは、ペンは剣よりも強い」ということだったそうでそれが間違って伝えられてきたそうです。
つまりリシュリューは、
”【国家に反旗を翻し、反乱を企てる輩に対して、いつでも逮捕状や死刑執行命令にペンでサインが出来るんだぞ】”
と脅したのです。
・・・・・・・・・・・・・・・
「ペンは剣よりも強し」という意味が間違って伝えられ、新聞記者たちがこの間違いの方を便利に使ってきたことが、僕には、日本にとって大きな不幸であり、日本に健全なジャーナリズムを育てることの大きな障害になったと感じます。

今の日本の新聞記者、ジャーナリスト、テレビなどの放送も含めたマスコミは、なんかどこかで、俺らのペンの力でいくらでも権力なんて倒せるんだぞみたいな傲慢さを感じるんですよ。

本来なら、僕は、マスコミは、もっと謙虚に、所詮権力には対抗できないかもしれないけど、でも少しでも権力の横暴は阻止しないといけないから頑張るよっていう姿勢であった方が、僕は国民も馬鹿じゃないし、健全なマスコミが育つのだと感じるけどいかがですか?

今、マスゴミなどと揶揄されてるのは、国民がマスコミに横暴さ、傲慢さを感じてるからだと思うのです。
僕は、マスコミのこの横暴さを生んだ、助長したのが、この「ペンは剣よりも強し」の言葉の意味を誤って伝えてきたことにあるのでは?って思うのでよ。・・・・・・・・・・」”

と書いており、同感の思います。

朝日新聞の政治、特に、小沢一郎氏については、「権力のもとでは、ペンは剣より強し」という印象を持ちます。
要は、朝日新聞は、国家権力の御用報道機関で、雑魚が騒いでも、その気になれば、国家権力を動かせる関係があるんだと暗に言っているとしか思えないのです。
商業報道メディアの置かれている立場は、想像できるが、ブログ「練馬区大泉学園・「もんじゃ焼きお好み焼き わらべ」のつぶやき 今日も元気だ!もんじゃがうまい!」様ではないが、”「マスコミは、もっと謙虚に、所詮権力には対抗できないかもしれないけど、でも少しでも権力の横暴は阻止しないといけないから頑張るよっていう姿勢であった方が、僕は国民も馬鹿じゃないし、健全なマスコミが育つのだと感じる」”との意見に共感します。

当方は、朝日新聞を小沢一郎氏への偏向論評を再三批判してきましたが、朝日新聞の連載「プロメテウスの罠」を、マスメディアの実力発揮の良識ある記事と評価しています。
朝日・日経・読売よみくらべサイト「あらたにす」に、西島 雄造 氏(元読売新聞芸能部長)が寄稿『記者クラブについて書いておこう』
で、
”『師走の朝日新聞<紙面モニター⇔報道・編成局>に書かれた5行が、のどに刺さった小骨のように気になり続けたからでもある。
 それは連載「プロメテウスの罠」について、取材班からとして、特別報道局デスクの宮崎知己さんが書いていた。
 「連載は、記者クラブに属さない記者、7人で書いています。役所から大量に流れ出て来る当局情報に寄りかかってしまう、いわゆる『大本営発表』にならぬよう、現場取材に徹底しています」』”
と書いております。

西島 雄造 氏の「記者クラブ」の云々は別にして、朝日新聞は、自ら『大本営発表』を鵜呑みにせず、現場取材に徹底するという体質・風土もあるのですから、朝日新聞には、社会現場の国民の多様な意見を取材し、現場目線での中立な「ペンは剣より強し」の報道を希望しますね。
検察権力の乱用の存在を否定せず、小沢一郎氏が、国民の「政治不信」を増長させた諸悪の根源と糾弾する報道は、「権力(と協働の)もとでは、ペンは剣より強し」であり、多様な意見を蔑視した偏向でも度が過ぎると思わざるを得ないのです。
http://blog.goo.ne.jp/nonasi8523/e/109823021f73bf72fdb639350daa7780
 

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コメント
 
01. 2012年1月16日 10:34:36 : oXjyYrHR4I
>朝日新聞の社説『小沢氏公判―政治家失格は明らかだ』

 法治国家体制を崩壊させる登石裁判官の「推定有罪」を批判もせず、ひたすら小沢氏を有罪へと導く朝日新聞とは、いったい、何者か?
 もはや新聞ではない。あえて表現すれば、「政治テロ推進のアジテータ」である。絶対、金を出して購読するものではない。


02. 2012年1月17日 01:06:59 : VXyecWHd2Q
この社説は「恥」として社史に残すべきだ。もっとも「朝日新聞社」そのものが残らんだろうが。人間、ここまで無残に卑しくはなりたくないもんだな。

03. 2012年1月17日 18:45:07 : FijhpXM9AU
はっきり言おう、有権者にとって最も許せない極悪犯罪は、

公約を破ることだ!!!

消費税増税反対を訴えて当選して野田が消費税増税をやろうというなら、これは明瞭な詐欺なのだから、もう政治家としての適性うんうんではない。警察の出番なのである。懲役10年の話なのである。

小沢の4億などこれにくらべれば立ち小便程度のもんだ。


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