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「性」に踏み込むNHK 公共放送の役目?やりすぎ?賛否両論
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/111229/ent11122920040010-n1.htm
2011.12.29 20:03 産経新聞
NHKの番組に最近、「性」に踏み込んだ内容が目立ち、賛否両論を呼んでいる。情報番組「あさイチ」(月〜金、総合午前8時15分)ではセックスレスなどを特集、夜のドラマではベッドシーンも珍しくなくなり、深夜にはお色気料理番組すら登場した。「女性の悩みに応えている」と評価する声もある一方、「受信料で運営する公共放送がやるべき内容なのか」といった批判も出ている。
■女性の悩みに光?
「あさイチ」は、40歳前後の「アラフォー」女性にNHK視聴を促す戦略で昨春スタート。これまで「子宮」「女性ホルモン」などの健康系から、「エア(妄想)恋愛」といったテーマまで、性をタブー視しない特集が話題を呼んでいる。
夫婦間のセックスレスは2回取り上げ、10月19日の放送では、その改善策として女性の膣を引き締める「膣トレーニング」が有働由美子アナウンサーの実演で行われた。この放送回に寄せられたメール、ファクスは約2千通。「朝からセックスの話は見たくない」などの批判もあったが、NHKによると95%は好意的な声だったという。
「あさイチ」の井上勝弘チーフプロデューサーは「女性の不満や不安に答えるのが番組の役目。公共放送の役割は、必要で正しい情報を提供することだ」と語る。
閉経を扱った回で出演し、性交痛について解説したコスモス女性クリニック(川崎市中原区)の野末悦子医師(79)は「どこも光を当ててくれなかった悩みを勇気をもって取り上げてくれたのは良い。性についてのテーマを“ひわいなこと”におとしめるのがいけない」と理解を示す。一方で、「やるからには、より正確で、皆が不愉快にならないようにしてほしい」とも注文をつける。
■民放と硬軟逆転
20日に終了した午後10時台の連続ドラマ「カレ、夫、男友達」では、初回から男性が女性にマヨネーズを頭からかける暴力シーンが登場。以降も女性が男性に馬乗りになるなど過激な場面が続いた。NHK広報局は「今回が特別なわけではなく、物語に必要な演出をしただけ」としている。
これについて「過激な内容を最初に放映し、引きつけようとするのは民放の手法」と指摘するのは、同志社女子大情報メディア学科の影山貴彦教授(メディア研究)。「民放がスポンサーを意識して性表現で萎縮する中、その必要のないNHKが実践する硬軟逆転が起きている」と解説する。
ワンセグとEテレで放送中の料理番組「楽ごはん」では11月中旬、グラビアアイドルが胸を強調しながら料理を紹介。同24日のNHK会見では新山(しんやま)賢治理事が「民放の良さを吸収しながら新しいNHKスタイルを考えていくプロセス」と弁明しながらも、「こざかしい演出だった」と身内を批判する場面もあった。
こうした番組の裏には、受信料収入を増やすため、視聴者開拓に取り組むNHKの事情がある。しかし、影山教授は「これまでNHKが培ってきた硬質なイメージを逆手にとった“あざとさ”が見られ、あえて苦情を言う人は少なくても、度が過ぎれば視聴者が離れる結果を招くだろう」と話している。(織田淳嗣)
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