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株式日記と経済展望
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『家政婦のミタ』の瞬間視聴率が40%を超える一方で、『南極大陸』の
視聴率が10%台を右肩下がりで急降下中なのは興味深い。
2011年12月24日 土曜日
「家政婦のミタ」の最終回が21日に放送され、平均視聴率が関東地区で40・0%
どんな業務命令にも「承知しました」と従う三田のミステリアスなキャラクター
◆10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる 12月22日
http://archive.mag2.com/0000102800/index.html
●松嶋菜々子さんが無表情な家政婦役を演じ、話題となったドラマ「家政 婦のミタ」(日本テレビ系)は、21日に放送された最終回の平均視聴率 が関東地区で40.0%、関西地区で36.4%だったことがビデオリサーチの調査で22日分かった。最近のテレビドラマでは異例の大ヒットとなった。
日本経済新聞 12月22日
★エパゴギクスという会社をご存知だろうか。
脚本を基に映画の興行成績やテレビドラマの視聴率を予測する会社だ。
この会社には、「コンピューターになにがわかる。」「コンピューターに 俺が書いた脚本がわかるか。」と猛反発された。
しかし、算出された正答率は驚くほど完全で、反発を抑え込み、プロデュ ーサーや投資家にリスク管理策として採用され、製作費を予想成績に見合う額まで絞り込んだり、数字を上げるための方法を教えて貰ったりしている。
ニュースでは主演の松嶋奈々子さんの評価が高いようだが、私がこのドラ マを第1回目から見るように決めたのは、エパゴギクス社が重視する脚本 に関心を抱いたからだ。
もちろん、脚本は読めない。
ただ、脚本家が「女王の教室(平均視聴率17.27% )」を書いた遊川和彦 さんであり、放送前の紹介で松嶋が演じるのは無口で無表情だが料理の腕前はプロ級、裁縫、洗濯など主婦の仕事に加え、スポーツ万能、大学受験 レベルの家庭教師までこなし、顧客満足度120%のスーパー家政婦とあった。
つまり、女王の教室での鬼教師キャラに「ハケンの品格(平均視聴率20.15%)」でのスーパー派遣大前春子(篠原涼子)を掛け合わせた脚本となる事が予想された。
これに「家政婦は見た」のダジャレで視聴者の覗き趣味を喚起し、子役に泣かせの演技をさせて共感を得る仕掛けを加えた。
こうしたマーケティングの仕掛けを揃えた結果が、今回の数字となった。
映画やドラマの成績を決定的に決めるのは、役者や製作費や監督ではなく脚本と言うことは、アメリカでは常識となっているが、今回の事例で日本でも受け入れられると良いのだが。
◆家政婦のミタ A 12月19日 じいちゃんの独り言
http://okamoto1.at.webry.info/201112/article_3.html
『家政婦のミタ』の瞬間視聴率が30%を超える一方で、日曜ゴールデンタイムと謂う優位に立ち乍ら『南極大陸』の視聴率が10%台を右肩下がりで急降下中なのは興味深い(;;)。本日最終回だが20%を恢復できるか危ういぞ?両者主役は何れも大物俳優の松嶋奈々子とキムタクで年齢もほとんど重なる30代後半でアラフォーの旗頭だ。
斯くなる大物俳優を起用し乍ら片や強力な共演者もなければロケもなく制作費は一本3000万円に対し、後者は豪華配役を鏤(ちりば)め多額なロケ費用など一本1億円と比べものにならぬ。制作費で視聴率が上がるものでもないが、どうしてこれ程迄に視聴率の明暗が別れたのだろうか。その理由は前者が苦労話の連続でありこれでもかこれでもかと同情を売り物にし、見ている方は疲れるばかりで“おしん”世代ではない今の刹那型の若い者達には全く受けられない処にあると思った(;;)、それに反し後者は毎回視聴者を飽かすことを知らぬ度肝を抜く意外性の連続が受けて次週への怒濤の期待を持たせる処だろう(^^)。
今週水曜で愈々最終回を迎えるが、数千万人の視聴者がミタさんの溢れる笑顔が見られることを楽しみにしているに違いないが、先週の視聴率28.6%は午後10時半過ぎより午前0時近くと遅い時間帯にしては余りにも驚異的だ。就寝時間のため私のようにビデオ録画している者も少なくないと思われそれらを含めると50%を優に超えるのではなかろうか(^^)。
思うに最終回の結末は多くの人が期待して居ることとは異なり、自分が助けられなかった夫と子供の幻影が先週二度まで出て来た伏線の展開から、ミタさんが自分の未来の幸せを決して望んで居らず、どんなに阿須田家の4人の子供達に対して愛情を抱いても、父である阿須田恵一に恋愛感情を持つとも思えず、自らの幸せになる意思を捨てている彼女が阿須田家の団欒の中に溶け込まれて行くとは到底考え難い。4人の姉弟のために恵一を慕ううららちゃんに幽かな未来への希望を託してそっと去って行くのではなかろうか。そうなれば何処で彼女の笑顔が見られるのだろう?
それはそうとミタさんに夫の殺害や自分達の家への放火を命じた隣家の意地悪婆さんが家を放り出されたのには胸がすっとしたな(^^)
テーマソングの「やさしくなりたい」を聴いて久し振りに良い曲に巡り会ったと思ったぞ(^^)。番組が面白いとテーマソングまでよく聴こえるから不思議だな。
(私のコメント)
今年はフジテレビの韓流ドラマに対する抗議デモが起きましたが、テレビ局はテレビドラマ制作に対する熱意が薄れて、韓国から安いテレビドラマを輸入して放送するようになった。テレビ局全体を合わせれば週に100時間も韓国ドラマを放送している。韓国は国策として文化産業を輸出に力を入れているから、大量のテレビドラマが海外に輸出されている。
最近のテレビドラマは20%の視聴率が取れれば大ヒット作となりますが、韓国ドラマはよくても5%程度の視聴率であり、質がいいから放送されているのではなく安いから放送時間の穴埋め的に放送されている。テレビの視聴率の低下によってコマーシャル収入も落ちてきてドラマの制作費もカットされて来ている。そこでフジテレビをはじめとしてドラマの自社製作をやめて韓国ドラマを放送すつようになった。
だから私はテレビドラマをほとんど見ませんが、日本テレビの「家政婦のミタ」と言うドラマが40%を超える視聴率を稼いだと言うことです。これは11年前にTBS系で放送された「ビューティフルライフ」以来の数字であり、それだけ話題性があるドラマだったのだろう。私は一度も見ていませんが、中国の動画サイトなどで1話から9話までを見ることができた。
今では、日本の話題のテレビドラマは中国や韓国などでもテロップ付きで見ることができるようになっている。それくらいならビデオオンデマンドでいつでも日本でも見られるようにすればいいのでしょうが、ネットとテレビの融合はなかなか進まない。しかし既に中国や韓国の動画サイトがビデオオンデマンドの代わりを既にしている。
今までも話題になったテレビドラマは、レンタルビデオ屋のDVDで一気に見ていましたが、再放送にも耐えるような良質のドラマを作っていけば、海外にも売れるしDVDやブルーレイなどでもパッケージ商品として売れるし、もっとテレビドラマに力を入れるべきだと思う。「家政婦のミタ」も決して高い製作費用で作られたものではなく、役者も著名スターは松嶋菜々子ぐらいで、製作費用はかかってはいない。
「家政婦のミタ」は、まさにターミネーターであり、家政婦として家事を完璧にこなし、高い知性を持ったロボットのような家政婦として登場する。台詞なども「承知しました」と言うようなロボット口調で返答をするから、近未来の家政婦ロボットとしてみていましたが、いずれはこのような家政婦ロボットが出来て家事をこなしてくれるかもしれない。
40%もの視聴率を稼ぐには幅広い層の視聴者が楽しめるものでなければなりませんが、「家政婦のミタ」は子供から大人まで楽しめる内容だし、ホームドラマでもありスリラーでもありSFドラマとしてみることも出来る。また家庭崩壊や学級崩壊のテーマにしているので社会派ドラマとして見ることも出来る。主人公の家も隣の家も、夫が不倫でうつつを抜かしているし、子供たちはぐれてしまって母親に反抗してばかりいる。こんなところが主婦層にも受ける要素がある。
こんな家庭に完全無欠の家政婦がやってきてドタバタ騒ぎになりますが、見る人によって共感できる部分が多くて高視聴率に繋がったのだろう。NHKがやっているようなきれいごとのホームドラマでは嘘くさくて共感は得られない。一家の主人は一流企業の課長ですが、奥さんとは出来ちゃった婚であり愛のない家庭だった。子供もぐれて反抗的であり、幼い末っ子の女の子からも母親に死んでしまえと言われる。
母親の自殺の原因は、一家の主人の不倫による離婚が切り出されての自殺なのですが、携帯電話の普及は不倫が当たり前のように広まっているのだろう。そんな母親不在の家庭に「家政婦のミタ」が朝の7時から夜の8時までのパートで派遣されてきますが、あんな若くて美しい家政婦がいたら私も頼んでみたいものだ。しかも言われたことは何でもしてくれる家政婦であり、反抗的な態度は一切しない。
このようなところが男性の視聴者にも、「こんな家政婦がいたらなあ」といった夢も持たせる。すでに本物そっくりなラブドールが作られていますが、これがロボットでも人間そっくりに動いてくれたら「家政婦のミタ」は現実になるだろう。このように見る人によって様々な共感が得られるように作られているから視聴率もうなぎのぼりに上がっていった。
次はどんな展開になるのか分からないストーリーも面白いのですが、コメディ的な要素もあって内容は重苦しくはない。終盤に入って家政婦のミタの過去が徐々に明かされてきますが、正月にも再放送があるので内容は書きませんが、「女王の教室」や「ハケンの品格」のような型破りなヒロインの活躍が受けるのだろう。
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