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もうはるか昔から言い続けているんだけど、なんでこんなに日本の偉い人はアホなのかと。
時事ドットコム:違法ダウンロード処罰へ法案=自公
自民、公明両党は7日、インターネットを通じた音楽や映像ファイルの違法ダウンロードに対し、2年以下の懲役か200万円以下の罰金を科す法案をまとめた。民主党に協力を求め、来年の通常国会で成立を目指す。
ネット上では音楽ファイルなどの違法ダウンロードが相次ぎ、関係業界に多大な損害を与えている。従来、違法なアップロードは著作権法で処罰対象とされていたが、ダウンロードには刑事罰が科されていなかった。(2011/12/07-21:26)
何をもって違法行為か、それは何処で誰が教えるのか
一体何処までを目指しているのかは今はまだわかっていないけど、例えばYouTubeで誰かが勝手にアップロードし動画を見て、そのときに落とされるキャッシュにも違法性があったりするのかな。
また、何をもってして違法ダウンロードを監視するのかわからないが、非常に多くのお金をそこにつぎ込むんだろうなぁ。もしくはそんな必要は無くて、適当に重量ダウンロードユーザーの、ダウンロード履歴を調べて適度に逮捕となるのだろうか。
違法ダウンロード自体を譲歩しているわけではない。ほしい物は買わないと作品を作る人がいなくなるもの事実。まぁ、作品の質が実は低下してきていて、それを買う人が今は減ってきたのを、違法ダウンロードのせいにしているとも言い切れないが、それはまた別の話だろう。
そもそもの問題点は、インターネットに手を出せるユーザーが今どのような層なのかということが一番の無視されていると考えている。
例えば今年度は、爆発的なスマートフォンの普及によって、小学生からスマホを利用している。また、親戚の子供にも多くいるが、iPod Touchや、iPadといった、WiFiさえあれば気軽にネットに参加できるツールを、小さいうちから触ることが出来る環境が整ってきている。
過去2度ほど書いているが、今のネットには、確実に免許が必要だと思っている。
必要最低限の知識がなければ、簡単に犯罪に巻き込まれる事も可能だし、親が全ての責任を負える状況ではない。親がネットをやらずに、子供だけが深くネットをしているという状況も稀ではない。ごく一般的だ。
車の免許を持っていない親が、子供に車を買え与え、気を付けて運転するんだよと言っているだけの状況だ。
さて、そんな子供達や、よくわかっていない大人達が、なにをもって著作権について考えるのだろうか。ダウンロードというボタンがあって、それが、著作物であり、それをダウンロードする事が違法だとどこでどのように学べるのだろうか。
信号を無視することが違法だと教えないまま信号を作り、そして信号無視した人を処罰する法律にも見える。そもそも違法だと教える以前に、信号無視が「いかに危険であるか」というのが本来の教育、法律の目的ではないんだろうか。そうした教育すら放棄してネットをさせ、その上で「よくわかっていない人も手軽に、いつでも逮捕できる」というのが、今回の違法ダウンロード処罰への動きではないかと。
違法ダウンロードだとわかってダウンロードしている人を処罰するのはかまわないが、今回の処罰の対象はわかっている人達だけが対象ではない。わかっていない人達も巻き込んでいくような考えだ。教育すら放棄しておいて、なんと身勝手な処罰だなぁとしか感じない。そもそもダウンロードより、違法アップロードの罰金をさらに多くするだけで、だいぶ世の中変わると思うけど。
コンテンツのコピペが一般化してきている理由でも書きましたが、彼らは単にあるものを利用し、出来る事をしているだけにすぎない。それが悪い事であると誰からも教わることが出来ない。そして痛い目を見るまで、その行為がどういうものなのかすらわかる事ができない状態にある。まずはそこから改革していくべきじゃないかなと思うんだけど。
極端は話、あんまり好きにはなれないマスコミの方法だが、たまに流れてくる「ただただネットの恐怖だけを煽るだけの特集番組」とかの方が、今の法を作ろうとする政治家よりも、遥かにましだとさえ思えてくる。
本当にこのままでいいんだろうか。規制は多くのコンテンツを少しずつ削り取る手段となる。規制も大事だが、その前にやる事があるんじゃないかと。
Yamada_nt http://blogos.com/article/26416/?axis=p:0
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