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田原総一朗が語る、上杉隆の記者クラブ批判。「オーバーだね」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65779117.html
2011年12月06日16:11 ざまあみやがれい!
2011年8月初頭(ぐらい)に、田原総一朗氏が「オンザウェイジャーナル」に出演。上杉隆氏が問題として取り上げている記者クラブ問題について、言及しています。
<音源>
オーバーな上杉隆「記者クラブ批判」/田原総一朗
http://youtu.be/c-lRnZ2UzRE
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=c-lRnZ2UzRE
※初稿です。誤字脱字は随時修正していきます。
=====(文字おこし、ここから)
※動画途中からの文字おこしです。
アナ「ラジオネームこんさんでよろしいんでしょうか。30代の男性の方です。記者クラブ問題について質問です。オンザウェイジャーナルで上杉隆さんや神保さんは記者クラブ問題は単にメディアだけの問題ではなく、既得権益のある政・官・財に大メディアが加わり、権力側は日本国民全体を洗脳するシステムであると批判しています。私もその意見には賛成です。田原さんは記者クラブ問題をどうお考えですか?」
田原総一朗「オーバーだね。」
アナ「オーバーですか」
田原「だってもし権力とね。えー、そのメディアが一体化したらね、だって自民党がね、選挙で大敗して、民主党の政権になるなんてないもん。ないんですよ。これね、過大評価。」
アナ「えー記者クラブを過大評価しているってこと……」
田原「過大評価。僕はね、その、批判する人はね、つい敵を過大評価するの。」
アナ「うーん、はい」
田原「敵を。うん。だからそれはね、過大評価」
アナ「相手のその力が……」
田原「うん。日本の権力なんて強くない。僕はね、僕もある時期まで誤解してたの。やっぱり権力っというのは強いと。強いってのは能力があると思ってたの。ね。ないんですよ。ここが問題なの。だから僕は実はね、あの、とにかく権力と喧嘩すればいいと。もっと言えば総理大臣倒せばいいと思ってた。」
アナ「以前はですか?」
田原「はい。で、海部さん、宮沢さん、橋本龍太郎、3人失脚させちゃったわけ。こんな人いないと思うけどね。で、それでね。わかったの。向こうは何も持ってないんだと。権力」
アナ「割と弱いというか……」
田原「弱い。なんにも持ってない。こけ威しやってるだけだと。それで、といって、僕は権力の見方になるんじゃなくて、権力に対してガンガンやるときは、こっちも一応対案も持ってないと。あいつら何も持ってないぞっていうのがだんだん分かってきた。」
アナ「あ、だから批判だけでその対案がないと……まあ本当に、野党というか批判……」
田原「で……批判ばかりしてる人は本気で批判する気もないのよ。ね。でこの国は無難な批判してるのが、というより批判してんのが一番無難なのよ。つまり権力批判のかっこだけつけて、権力に痛くもかゆくも何にもないような言葉を吐いてればいい。もうほとんど新聞がそうですよ。だからね、本気で喧嘩してないのよね。でまあ、余計なこと。で……権力に飼われて方はね、しばられている……そんなのないんだよ。みんな強くないよ、日本の権力は」
アナ「記者クラブで言えばどうですか?」
田原「何が?」
アナ「記者クラブの問題というのは?」
田原「あのね、これ昔、小渕恵三さんという人が首相の時に、僕はサンデープロジェクトで、正月にいきなり携帯に電話したの、小渕さんの」
アナ「はい(笑)」
田原「おめでとうございますと」
アナ「番組の最中にですね」
田原「そうです。本番中に。で、おめでとうございますというのが聞こえてくる。今ね、本番中なんだと。ちょっとせっかくだからね、あの、正月ね、えー国民に対して挨拶したらどうって言ったの。ああそうですか、これはどうもおめでとうございます、国民の皆さん、てやり出したわけだ。そうしたらね、あと、除名問題。テレビ朝日を記者クラブから除名すると。」
アナ「え? それだけでですか」
田原「それだけで。だから彼らは、記者クラブってのはそういう既得権益を、もう、守ってるだけなのよ。」
アナ「あ、横並び。」
田原「うん」
アナ「決まりを超えちゃいけないんですね」
田原「既得権益を、既得権益。で、最終的にはかたちだけ僕が謝ることで済んだんだけれども。面白いでしょ」
アナ「それで、除名……。除名するとどういう不利益があるんですか」
田原「だからしなかった。結果的にはね。除名すっと一切取材できないってことだ。」
アナ「あーそれはたしかにおかしいですよ」
田原「だよね……。」
アナ「で今フリーの人も、あの、例えば民主党なんかは、議員の人も入れるようにというふうになったわけですよね」
田原「なってるね。いや、だから上杉さんに。記者クラブはこれは問題よ。問題は問題だけど。日本のメディアとそれから権力と、あるいは原発が、ね、しっかりとこのね、三位一体の構造で縛り合ってがんじがらめなんてことは、まっっったくない。僕は、例えば、サンデープロジェクトの時に、もっというとね、東京電力がスポンサーだった。ね。サンデープロジェクト。そん時に東京電力と番組始まるに当たって、約束したの。原発やるよと。で原発やる回は降りてくれと。」
アナ「あーその回はスポンサーは降りると。」
田原「それで、原発ガンガンやる。で原発の問題でなんか起きたときに、その時に社長まで引きずりだしてやったよ。東京電力の。できんだよ」
アナ「その気になればできるということで」
田原「できるできる。できんですよ」
アナ「はい。そうか批判する相手を、課題に強く、課題評価しがちで、覚えておきます」
田原「昔、左翼がねえ、ほんとにねえ、これは体制をね、つまり自民党ですよ、過大評価しすぎてね。うん」
アナ「そっか、左翼的な……」
田原「そう。で、なんか左翼はだからね、過大評価って言うと、謀略史観ってのが好きなのね。」
アナ「うーん。謀略が背後にはこう……謀略があるという」
田原「うん。大好きなの。でもないですよ。謀略ができるほど、日本の権力は力もないし、才能もない!」
アナ「ああ、それもまた心配ということに(苦笑)」
田原「だから心配なの。」
アナ「ますよね。はい。ありがとうございました」
アナ「来週はそうですね、8月6日のあとですので、」
田原「そうね」
アナ「菅さんがどういう話をするのかということも伺っていきたいと思います。はい」
=====(文字おこしここまで)
田原総一朗氏の話は大局的で、そして時々交えるのは、個人的な過去のエピソードです。そこに田原氏の魅力と面白さがあるのですが、同時にそれはつまらなさでもあると僕は思っています。
それはさておき。
田原氏はエピソードの中で記者クラブに謝らざるを得なかったことを述べています。つまり田原氏にとっては、新聞ジャーナリズムは戦場ではなかった、つまり記者クラブは敵ではなかったということになります。
田原氏の敵は、政治権力や東京電力などの巨大既得権益だったのであり、上杉隆氏の敵は、新聞ジャーナリズムという巨大既得権益だったという、違いを見ることができると僕は思います。
そういう点で、記者クラブに関しての田原氏と上杉氏の姿勢の違いがよくわかる内容だったと思います。
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